昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(236)親と子の初心者囲碁教室

2017-11-26 05:00:53 | 三鷹通信
 昨日は三鷹市立第一小学校で年に一回の、プロ棋士をお迎えして「親と子の初心者囲碁教室」が開かれました。
 プロの講師は甲田明子3段です。
 
 昭和51年1月12日生、東京都出身、平成11年入段、12年2段、13年3段。
 日本棋院東京本院所属。第8期女流名人戦本選入。
 の経歴をお持ちで、あちこちでいろんな形で囲碁を指導されています。

 今日は天気が良すぎた!
 第一小学校でも別な行事が行われており、いつも参加される高山小学校でも別な行事と重なってしまった。
 それでも、お父さん、お母さんと子どもの5組が参加。
 他にPTAなど学校の関係者、地元の囲碁に関わる人たち、そして我々サポーターで合計20名が参加した。
 副校長からもご挨拶があった。
 
 先ずは甲田明子棋士の自己紹介、そして、囲碁とはいかなるゲームかの解説から始まった。
 
「囲碁は黒白順番に打つ」
「陣地の多い方が勝ち」
「石の道を囲むと取れる」
「打てない場所がある」といった囲碁のルールの説明。
 
 そして、
「一生楽しめる」
「歳は関係ない」
「国際的」
「物忘れしない」などの効用についてもお話がありました。

「ともかく、とても簡単なゲームです」
 
 みんな真剣に聞いています。
「7路盤を使って、実戦にチャレンジしてみましょう!」
 
 お父さん同士で真剣に向き合っています。
 
 
 お母さんと男の子、こちらはおかあさんがなかなかの打ち手で、かなり熱戦です。
「勝敗の分岐点ですね」
 先生の指導にも熱が入ります。

 
「囲碁は礼に始まり礼に終わります。負けても勝っても相手を思いやり、ありがとうございました、のご挨拶を忘れないように」
 みんな、7路碁盤セットと、囲碁入門の本をおみやげに頂きました。

 ゲーム終了後は、近くのレストランで、副校長、PTAの係りのおかあさん2名、そして我々サポーター2名が先生を囲んで昼食を摂りながら、反省と懇親の場をもちました。
 
 先生は3歳から囲碁に関心のあるお父さんから厳しく仕込まれたそうです。
 辛いこともあったようですが、先生は負けず嫌いで前を向いて対応して今日があるのでした。
「お父さんの真剣なまなざしが素晴らしかった!」他では少ないお父さんの参加に先生は特に感動されたそうです。
 いずれにせよ、中韓に差をつけられた日本の囲碁は裾野を広げることが急務です。
 将棋の藤井4段の登場で、今がチャンスです。
 この会を開く時期についても再検討することになりました。
 たいへん有意義な懇親会でした。