昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(366)人類は自縄自縛の文明から脱却できるか(6)未来学者の予想

2016-02-27 04:53:41 | なるほどと思う日々
 昨日、中国の上海で開幕したG20財務相、中央銀行総裁会議で麻生財務相が中国に構造改革を求めた。
 
 過剰設備(不動産融資)、過剰信用の問題があるとし、人民元の安定化策を含めた構造改革を求めたのだ。

 「経済」が、中国のみならず、EUやアメリカでも、世界中現在先行きの見えない混迷の泥沼の中にあるのは、自らが良かれと思って突き進めてきた<新資本主義>システム、言いかえれば<カネ>に振り回されて来たからということに起因している。

 一方、同じく文明の発展のために寄与してきた「科学」の発展が、やはり将来に向けて大きな問題を孕んでいることが最近問われるようになった。
 「2045技術的特異点問題」である。
 
 アメリカの発明学者、レイ・カーツワイル曰く、2045年には人工知能が地球を支配する特異点(シンギュラリティ)に達するであろう。
 バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、ロボット(人工知能)の進歩により、ほとんどの病気は克服される。
 
 人間の脳にコンピューターをつなげることで超人類が誕生する。
 
 しかし、映画「ターミネーター」や「マトリックス」に描かれたように、人類を越えた人工知能が人類を支配することになるかもしれない。
 
 
 
 スパム撲滅の仕事を課せられた未来のAI(人工知能)システムがそのタスクを完遂するには人類を破滅させるべきと判断するかもしれない。
 
 言い換えれば、愛すべき地球(自然)にとって人類こそが癌なのだと・・・。

 テスラ・モーターズのイーロン・マスクは言う。
 
 
「人類が愚かな過ちを犯さないようにするため、国家、国際レベルで規制当局による監視を行うべき」
 これは、「技術」のみならず「経済」に関しても当てはまる。