昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(158)昼寝の効用

2013-04-21 04:08:22 | エッセイ
 このブログを開設して今日で丸5年目になる。
 旅行などで不可能な場合を除き、ほとんど毎日アップしている。
 70を超えてから始めた身でよく続いたもんだ。
 気まぐれで書き出したのだが、このブログでは毎日の訪問者数と閲覧数を表示してくれる。 最初は中学校の同窓仲間のことを書き、メールで知らせたのがきっかけで、訪問者が5~6人から始まったのだが、徐々に増えていき、訪問者数200人、閲覧数500回を超えるようになると、これはもう、ぼくの知らない人も見てくれているということになる。

 「見ているよ」「面白いね」などと生の声で言われることもある。
 こうなるともう強迫観念に駆られて書かざるを得ない。
 毎朝、4時前になると目が覚めて小説とかエッセイとか、思い浮かぶままパソコンに取り付くことになる。
 だいたいこの歳になると早起きになる。朝の目覚めの時しか頭が回転しないのだ。
 昼に何かを書こうとしても脳みそはぼてーっと固まってしまっていて動いてくれない。
 しかたがないからネット囲碁などに取り付く。
 負けるとくやしいから、むりやり脳みそをかき混ぜることになる。
 でも、勝つ時は相手のミスで、負ける時は自分のミス。ぜんぜん進歩がないのを見ると、脳みそが動くのはちょっとの間でしかないことが分かる。

 というわけで最近昼寝を多用することにした。
 20分でも30分でも寝ると、少しは脳みそが動き出すのが分かる。
 特に麻雀に出かける時は昼寝をしてから出かける。
 昼寝が出来ない時は、尻つぼみになって、ド壺に嵌る最悪の事態になることだってある。
 かの大政治家、ウインストン・チャーチルも言っているではないか。
 
「わたしは昼寝をしたからいい仕事ができた」と。
 あの働き者のアリだって、短時間の仮眠を一日数百回とっているという。

 風邪を引いたとか、小便の出がわるいとか、血圧が高いとか、足がつる、からだのそこここにしこりが出来てガンではないかと思ったり、がたがたの体なのに、今日まで医者にも行かず、ブログを毎日書き続けられたのは、バスの中でも電車でもちょっとの間を見つけて仮眠することができるからかもしれない。