8月27日(火)、いつも通り出社後、午前中在社し午後市役所へ。
昨今の新聞で一番多く取り上げられているのは、消費税増税の件。昨日の新聞にも有識者への意見聴取が掲載されていましたが、私の意見は「増税せざるを得ない」です。その理由は勿論「国家財政の健全化」です。
消費税が最初に導入されたのは平成元年4月ですが、その理由は少子高齢化を見込んでの社会保障費の増加などへの対策であり、財政基盤の強化であったはずです。
ところが、消費税が導入されて以降、財政は健全化されるどころか、借金は膨らむばかり、今年度の内には1000兆円を超えようとしています。
この歴史を振り返ると、「最後の注射」と言わんばかりに、借金を前提に経済浮揚策名目のもと、公共事業投資を重ねて来、結局所期の目的である財政の健全化を達成するどころか、借金は膨らむばかりです。
単純に考えて、おかしい。
この”注射”というお金を使う公共事業、政治家には支援者に”してあげる”ことの出来る”心地のいい”武器であり、政治家のエゴの温床になりかねません。
勿論、必要な公共事業はやるべきですが、その分削る所は削り、結果として目標を達成することが国民に負担を強いる者としての使命であると思います。
今回の消費税導入論議の中でも”再び”「最後の注射」とばかりに公共事業と借金が重ねられようとしていますが、これが間違いであった場合(=財政が健全化に向かわない場合)、誰がどう責任をとるのか?
明らかに目標とはかけ離れた方向に進んでいる国家の舵を長期間にわたり握っているのは自由民主党。
現実的には他に託せる政党が無い中、一任された政権が”またまた”「最後の注射」と言わんばかりに借金と公共事業に手をだし、目標とは反対方向に行ってしまわないことを願うばかりです。
長々と書いた国家財政への懸念ですが、高砂市も同じ。未来を見据えての運営になっているか?政治家のエゴが入り込んでいないか、しっかりチェックをしないといけません。
昨日、市役所へ行く途中に撮った高砂市民病院↓。
関係者は経営健全化に全力を尽くしてくれています。市民の安心を提供する地域の病院であり、今後も存続して欲しいものです。その為には母体となる高砂市が健全であることが大前提。中長期的財政の視点は絶対重要です。