たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

高砂市民病院長の話に聞き入る

2017-03-16 22:08:10 | 高砂の施設

 3月16日(木)、朝会社に出勤後早々に議会へ。本日も議会では、次年度予算[一般会計]、[特別会計(国民健康保険、介護保険、後期高齢者保険等)]、[企業会計(上下水道部、市民病院等)]についての本会議質疑が行われました。

本日はその中でも、通常の議会には欠席されている市民病院管理者が出席され、現在の市民病院の状況について丁寧に説明されました。

高砂市民病院は、平成28年度会計において、独立採算を維持出来ず高砂市の財布から4億6千万円を補填します。このことが過去数年毎年の様に続いており高砂市の財政にとっても大きな負担になっています。そんな中、今高砂市民病院は改革プランを作成し、管理者をトップにして改革に取組まれています。

この事は、これまでの市民病院事務局長のお話しから伺い知ることは出来たのですが、やはり経営トップからの声は更に現実を妙実に知ることが出来た様に思います。

国の診療報酬の変更(これによって”売上”がかなり変わります)による打撃に加え、加古川市や姫路市、小野市等等近隣に新設される大病院建設が患者さんの層を変えている(医療費収入の高い患者さんが減ってきているとのニュアンスに受け取りました)とのこと。

また立て続けに起こる周辺の病院建設が医師確保をかなり厳しいものにしており、経営を圧迫する要因になっているとのことです。

そして「今後はどんな方向に存在意義を示していくのか」については、患者さんにとって大切な近隣大病院が扱う急性期患者対応に続く、[急性期後の回復期]での場の提供、これを加古川中央市民病院と連携し行っていきたいとのこと。

加古川中央市民病院へは、具体的にこの連携について管理者と副院長同伴で、この意志を伝える為の面談をして来たとのお話し。

実業の世界で、人の生命を預かり仕事をされている方の心からの声に、(少し音のする暖房もOFFにされ?)議員全員は勿論、職員の皆さまも静かに聞き入り、皆が心の中で拍手をした(と思える程の)様な雰囲気で終えました。

経営の現実は私たちが想像も出来ない程、厳しいものと思いますが、本当に頑張って頂きたいと思います。

 


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