旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

第6回山桜桃の会 … 純米大吟醸「ひらの」と「九平次」、加えて「仙人」に会えて大満足

2014-01-25 13:30:20 | 



 昨夜は早くも6回を数える山桜桃の会を『串駒』で開いた。串駒は昨年同時期にこの会の立ち上げ会をやった場所だ。なぜこの飲み屋が再び選ばれたかと言えば、昨年会えなかった「仙人」こと大林店主にどうしても会いたいという要望によるものだ。。
 それと、会員のMiさんが名酒「浦霞ひらの」を入手したのでみんなで飲む機会を求めていたこと、加えて、入会を狙うSiさんが今や人気の「醸し人九平次」を持参してみんなで飲みたいと懇請あったことによる。つまり、それら名酒を飲むに相応しい飲み屋を選んだというわけ。

  

 この二つの酒は素晴らしかった。「ひらの」が、浦霞を醸す(株)佐浦の名杜氏平野佐五郎、重一両氏をしのぶ酒であることは言うまでもない。南部杜氏の至宝と言われた両杜氏は浦霞を不朽の銘酒に仕上げ、全国新酒鑑評会の金賞受賞回数33回と全国トップの地位に押し上げた。この両氏をしのぶ山廃純米大吟醸「ひらの」は、ふくよかで豊満な味を湛えながら何の抵抗もなく飲める透明感に満ちていた。
 一方、今を時めく「九平次」(これも純米大吟醸)は、これまた芳醇、山田錦の味を出し切り、きわめて個性的な酒であった。蔵元久野九平治氏の心意気を感じる酒であった。このような、伝統的な蔵と新境地を切り開いた蔵との名酒を並べて味わえる幸せを感じた。
 料理はいつものコースであるが最後の鍋を、今回は「鴨肉のはりはり鍋シャブシャブ」とした。これも結構でしたなあ。

 
       

 しかし、今日のお目当ては何と言っても「仙人」だ。「ひらの」と「九平次」を一口づづ飲み終えたところに現れ、みんな歓声を上げた。初めて会った人は、その奇怪な迫力に驚いたことだろう。

          
 自分の似顔絵(高瀬斉氏筆)のふすまを開けて仙人登場
 
 待望の仙人こと大林禎店主に会えて喜びの面々
 
 


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