旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

今年を語り継ぐもの…それはロマンに満ちた「はやぶさ2」か!

2020-12-24 14:50:44 | 時局雑感



 人類が、この年2020年を語り継ぐとしたら、それはコロナなどではなくはやぶさ2についてではないか? これほどロマンに富んだ話はない。
 なにせ6年間、52億キロメートルの惑星リュウグウへの旅から還ってきたのだ。しかも約束の玉手箱を携えて。玉手箱の中から出てきた「リュウグウの砂」は、数十億年前の太陽系の起源を明かす貴重な資料と言われ、又その砂は「生命の起源を秘めた水」を含んでいると期待されている。
 はやぶさ2は、その玉手箱を約束の時刻に約束の場所(オーストラリアの砂漠)に落として、振り向きもしないで、次のミッションに向けて飛び立った。11年後の到着を目差す次の惑星に向かったのだ。
 こんな洒落た振る舞いが誰にできるだろう。
 11年後、私は生きていないが、はやぶさにとっては日常茶飯事の数字かもしれない。とても人智の及ばぬところだ。
 ところが、このはやぶさを動かしているのは日本の科学者たちだ。彼らはいったい、どんな生い立ちをし、どんなロマンに満ちた日常生活を送っているのだろうか?


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