齢のせいで、多くは食べられないが美味しいものを食べたくなる。中華やイタリアン系は昔から好きであるが、店によっては量が多く辟易することが多い。だから、どうしても和食系の店に行くことが多くなる。
中華料理の、しゃれた、美味しいお店を見つけた。新宿御苑前にある『礼華(らいか)』という店だ。前回書いた「英伸三写真展」を見て、ワイフと娘と行った店だ。新宿1丁目、御苑に沿った通りにに面した静かな店だ。
一般に中華料理と言えば、大きなお皿に山盛り盛ってくるという感じだが、この店は適量を上品に盛り付けた感じで、懐石料理的とまでは言わないが、垢抜けした感じの料理であった。味ももちろん立派であった。店の雰囲気も落ち着きがあっていい。残念ながら日本酒の品ぞろえがもう一つであるが、ハウスワインがなかなかおいしく、料理に合った。
これまで、わが家で「美味しい中華料理」といえば、初台のオペラハウス最上階にある『東天紅』と決めていたが、もう一つこの店を追加しておかねばなるまい。
「美味しいお店」という場合、単に味だけでなく、店の雰囲気、料理の見栄え、それにこの齢になると盛りつけの量までが影響してくる。何と言っても味ではあるが…。