大リーグのアメリカン・リーグがレギュラーシーズンを終えたようで、最終戦でヤンキースが勝って地区優勝を決めた。私は別にヤンキースのファンではないが、黒田が最終戦で勝利投手となって16勝を挙げ、優勝に貢献したたことを喜ぶ。
今年の野球に関する私の関心ごとは、広島カープが3位以内に入れないか、阪神の金本の記録更新がどこまで進むか、それと黒田がヤンキースで何勝するか、などであった。イチローについても、もう1回ぐらい200本安打を打つのではないかと、ひそかに期待していたが。
気がついてみれば全て広島カープに始まっている。金本は昔はカープの主軸バッターであったし黒田はカープのエースであった。金のない広島カープ、しかも万年Bクラスの広島カープにあっては、これらの優秀選手を長くつなぎとめることはできない。毎シーズン、泣く泣く優秀選手を他チームにとられるのであるが、ファンとしてはそれぞれの選手が行った先のファンにはならないが、その選手の活躍は追い続ける。
黒田は確か、広島では最多で15勝しか出来なかったのではないか? それがメジャーリーグで、しかもヤンキースで16勝するというのは、ファンとしては鼻高々である。金本は今年で引退することになったが、打者としては数々の記録を残した。期待し続けている最後の記録は「打点」である。あと1打点で通算打点1522となり、あの長嶋茂雄の歴代7位に並ぶ。2打点あげれば単独7位となる。
私は毎日、新聞のスポーツ欄の最初ににそのことに目を注ぐのであるが、ついにあと2試合になってしまった。ヒットなら1本の可能性はあるが打点となると絶望的か?
まあしかし、金本の打撃成績は通算で安打数7位、本塁打数10位、打点数8位とすべて歴代ベストテン入り。これは立派だと思う。
黒田と金本が広島カープに残っていれば、今年のカープはAクラス入りを果たしていただろうか? ファンとは常にこんなことを考えるものなのだ。