旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

トルコ紀行⑩ ・・・ カッパドキア

2009-10-18 08:48:42 | 

 カッパドキア!・・・、これは文章で書き記すような対象ではない。自分の目で見るものだ。このような光景が地球上にあるなどとは思っていなかった。写真では何度も見て、変なところだなあとは思っていたが、実際にこの目で見て改めてそう思った。「別の星に行ったみたい」など書かれているし、私もうっかりそう書いた(929日付「トルコから帰って来ました」)。
 
しかし私はまだ「他の星」に行ったことがない。アメリカのアポロ計画で、人類のほんの数人が経験をしただけで、われわれはその光景をテレビや写真で見ただけだ。
 
あの月の写真を見た印象は、広大な横(ヨコ)の広がりだった。
 
しかしカッパドキアの印象は縦(タテ)だ。
 ニョキニョキとキノコのような巨大な岩が突き出し、
3千メートル級の山が聳え、地が避けたような谷が落ち込んでいる。住居もそうだ。とんがり帽子の巨大な岩に住居や教会が彫り込まれており、また地下7、8階の巨大な地下都市が下へ下へと建設されている。

このようなことを書いても書きつくせるものではない。せめて写真の何枚かを掲げておこう。それとて私のまずい写真ではとうてい表現することは出来ないが。
                           
       
 エルジイェス山(3917m)の日の出
 カッパドキア富士と呼ばれるこの山の噴火(約6千万年前)がこの地の景観を形成

ホテルより鳩の谷を望む

           

      

 


投票ボタン

blogram投票ボタン