旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

こめたび・・・って聞いたことある?

2007-08-16 13:51:30 | 時局雑感

 

 記録的な暑さが続くが元気にしている?
 ところで君は、「こめたび」って知ってるかい?

  聞いたことないなあ・・・、またたびなら知ってるけど。

 そんな猫みたいな話ではないんだ。東北は秋田を基点に胎動している動きなんだがね。君には特別に教えてやるよ。
 実は、秋田の飛び切りよい米を、産地直送で都会に送り、喜んでもらった都会の人に秋田に来てもらおうって算段だ。秋田から「米(こめ)」を送り、それを食べた人に秋田へ「旅(たび)」してもらう・・・・・・だから「こめたび」っていうわけだ。

  へえ・・・、だってそんな企画はいっぱいあるんじゃない
  の? その程度の思いつきで始めては、すぐ潰れるん
  じゃないの。

 どっこい、そうはイカのキンタマ。現地直送などの一方通行はかなりあるが、消費者を現地に呼ぶことをセットしたものは殆ど無い。それにこの企画には少々仕掛けがあってね。会社を運営するのは素敵な女性だ。しかも、代表取締役社長の女性が秋田を司り、代表取締役専務の女性が都会に陣取って消費者を担当する。普通の会社は「社長が東京にいて、専務が地方の工場などにいる」が、反対であるところにミソがあるんだ。

  ふ~ん・・・しかし、女ならうまくいくとはかぎるまい。

 ところがどうして、この二人はそこらそんじょの女性ではないのだ。社長は秋田市生まれの生粋の秋田っ子。県の産業教育機関にも携わってきたので秋田の産業、経済、人心などを掴みきっている。専務は、大手のフードチェーンから物販、飲食まで数多くのセールスプロモションを手掛けてきた経験を持つので、都会の消費者の動向は手のひらに乗っている。ここがまたミソなんだ。
 この仕掛けは人に言うなよ。真似するやつがいるかもしれないからな。

 
 大げさだなあ・・・どうせわかるんだろう?
  ところで、米だけしか売らないの?

 待ってました! さすがにいい質問だ。米どころ秋田を代表してとりあえず米だが、秋田には売りたいものが山ほどあるんだ。
 まあ焦るな。次回ゆっくりそのくだりを話すよ。
                                                        


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