防災の日

今日は関東大震災の日。あのときに朝鮮人や中国人を虐殺したことでの記事が東京新聞にある。
忘れ去り名人の日本人は、何があっても骨身に沁みる反省をしない傾向がある。関東大震災における虐殺も、それが無いことであるかのように語る文章を見たりするが、その問題性を指摘した記事だった。
なぜ、日本人は反省しないんだろうなぁ。反省すると沽券に関わるとか、何かを失うとでも思うのだろうか？
犯罪者だって反省しなければ再犯だよ。次々と再稼働する原発では、必ず２度目のメルトダウン事故を起こして、今度こそ日本人の浅はかさを世界に示すだろうし、あの虐殺行為を検証しなければ、これも同じことがあれば蛮行を犯すことだろう。
Facebookにも中国人や朝鮮人を辱しめるようなことを書いている人がいるけど、日本が誇るべき国家ならば、中国や朝鮮だって誇るべきモノを持つ国家であるだろう。個々に問題があろうとも敬意は忘れたくないよね。そんなことを考えたよ。

１０万年

今日の朝日新聞に原子力規制委員会が放射能廃棄物の処分に関する基本方針を了承したとの記事があった。何でも、汚染レベルごとに地下に埋めて管理するらしい。その最大汚染物は、コンクリートで覆って７０メートルより深い岩盤内に、少なくとも１０万年間は埋める必要があると結論着けたんだと。
１０万年！コンクリートで覆って！
コンクリートの耐用年数って、何年？チェルノブイリ原発を覆っているコンクリートは、放射線で劣化速度が増して、もう何度目かの再工事を言われているんだよ!!
今朝の東京新聞には縄文人の遺伝情報の解読に成功したとの記事があって、そこには「縄文人は２万年以上前に出現した。アフリカ先住民より古い。現代日本人は１２％の遺伝情報を受け継ぐが、アイヌや沖縄の人々は、本土日本人に比べて縄文人と共通する部分が多い」とあった。
たった２万年前に現れたのが縄文人すらも判らないのが人間なのに、１０万年も保管して管理するのが原発廃棄物。誰が考えたって「吾亡き後、洪水よ来たれ」思考ではないのか。
地球は生きている。地盤は不変ではない。あたかも地下地盤が永久不変であるかのような議論は、全く意味がない。１０万年後、誰が地球の地殻変動を認識し得るのだろうか。
原子力規制委員会と政府のバカげた判断には、ただ呆れるばかりだよ。