桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

キャバクラかぁ

2019-05-23 | Weblog
戦争で北方領土を取り戻そうと勇ましいことを語った丸山穂高先生は、勇ましさついでに、夜間外出が禁止されている国後島で「女のいる店に行こう!キャバクラに行こう!」と騒いだらしい。
「ここは日本領土だ。議員の俺には不逮捕特権がある!」と宣わったそうだから、この東大出身の経済産業省エリートの頭脳は裁判官などの「頭の良いバカ」と同じ構造のようだ。こんなのが議員だもの、国会の有り様が無惨でも当然だろうか。
長谷川豊、これも維新だけど、こっちもやってるねぇ。
として差別をされて来た人たちの過去を誹謗し、不当に差別された人たちの乱暴を侍が掣肘していた、などと語ったというから、こっちも丸山穂高に負けてはいない。
長谷川豊の人権を理解しない暴言は、これまでに何度もある。
人の傷み、人の弱さ、人の価値、それを理解出来ない人は国会議員になってはいけないだろうに、こんな輩を国会議員にする維新。いくら除名にしようが、こういう人たちを集めてしまう維新の思想性こそ、問題ではないかと思う。
人を差別するのが天皇制だ。
日本の歴史は、天皇制を支持する人たちか標榜する3千年弱ではない。その前に何万年もの歳月を、この日本列島に暮らして来た民族がいる。
そのときにも能力によって地位的な差はあったのだろうが、生まれによる差別はなかったはずだ。
生まれながらに尊い人が造られれば、その差別の反対側には生まれながに賤しい人たちを造る。
必然だ。
総ては人間の都合で造り出した差別の制度だ。人間は、みな同じ。能力に差があるだけのことだ。
こんなことも判らない連中に人権を語り、冤罪を語り、冤罪を生まない法律を作って貰うのは大変だよなぁ。でも、やるしかない。自分のために、仲間のために、明日、冤罪犠牲者になるかも知れない人のために。