身体は凄い

刑務所にいるときは、まだ若かったから社会に帰る日のために身体を鍛えようと走り回っていた。体力を生きて行く縁として社会に帰り、土方をして自由の喜びと幸せを全身で味わいながら生きて来たが、全国を巡る再審活動などで身体を使うことが少なくなり、再審を勝ち取った後は、もう俺の身体ではないと感じるほどになってしまった。
一念発起、還暦野球をやると決めて身体を動かし始めたらば、段々と、昔の感覚が身体に戻って来た。
今日も庭の整備をしたが、篩を使う作業で味わう腰の痛みが、今日は、殆んど感じなくなった。身体全体に力を感じるようになった。この年になっても鍛えれば、まだ戻るんだねぇ。