桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

結婚式

2014-03-31 | Weblog



昨日は、親戚の娘の結婚式だった。
従姉の孫だから、そう近い関係ではないが、俺が刑務所から帰って来たとき、毎日のように来てくれ、俺の心を癒してくれた。
あれから月日が過ぎて、晴れの日に案内状を貰って参列した。
最後に花嫁の父親の挨拶が、俺の胸にしみた。誠実で真面目な人間性と、娘を思う心に溢れていて、父親の思いを知ったなぁ。
久しぶりに会った北陸に住む家族は、見違えるように成長していたが、純粋な精神を感じる子供たちで話すのが、ワクワクする思いだったなぁ。

大いに異議あり

2014-03-31 | Weblog

今、始まった国会中継で、谷垣法務大臣が、隣に座る麻生財務大臣に耳打ちし、ヒソヒソと話した。
冤罪・飯塚事件は麻生太郎の地元で起きた事件だから、谷垣が知らせたと判った。そして、笑った表情から再審は開始されなかったとも判った。
飯塚事件は足利事件と同じ、DNA鑑定のでっち上げ事件だ。足利事件も「当時の鑑定技術が未熟ゆえに起きた」と言われているが、断じて違う。科警研の技士によるでっち上げだ。
飯塚事件では写真の工作など、不正が明らかになった。しかも、不正を隠蔽するために「資料を全量使い果たした」と称して捨ててしまい、でっち上げの隠蔽までしている。これも足利事件と同じだ。
今、マスコミから棄却決定だったと知らされたが、いかに棄却されようとも、飯塚事件の冤罪は変わらないし、久間三千年さんの無実は変わらない。そして、科警研によるでっち上げも変わらない。検察が隠し続ける証拠が明らかになれば、必ず勝利する!