桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

呆れ果てた決定

2012-05-25 | Weblog

名張事件で再審開始決定の取り消しがなされた。
今、弁護団が説明しているが、弁護団に無罪立証を求めている上、弁護側も検察側も主張しない理由でなされたと言う。
不当決定の垂れ幕が出されたとき、マスコミを含めて息を飲み、鎮まり返った。前回の不当決定よりも沈黙は深く、期待した思いが裏切られた衝撃が溢れていた。
科学的事実を無視し、裁判官が勝手な推論で事実を認めるようでは裁判所は、何のために存在するのか!となる。
絶対に許されない。
検察に加えて、この裁判所も変えなければならない!

1周年の夜

2012-05-25 | Weblog
昨夜は、2度目の映画挨拶だった。
一昨夜も昨夜も、有り難いことに120名を超える人が観に来てくれて、客席は埋まっていた。
約10分ほどの短い時間での挨拶だから、物足りないと言えば物足りない挨拶だが、先日と同じように下の喫茶店に残ってくれた皆さんの質問に答える形での会話時間は、充分に思いを話すことが出来た。
その後、来てくれていた中澤さん夫婦と、食事をしながら乾杯して1周年の夜は終わった。