桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

中秋の名月

2011-09-12 | Weblog
今夜は、秋の名月が仰げる夜らしい。
遠い昔、故郷でも庭先の縁台に団子やスズキを飾る家があった。
悪がきだった俺は、その団子を失敬して食べたりしたこともあったが、塀の中に入って以来、しみじみと名月を眺めたことはないかも知れない。
今夜は沼津。近い富士山と併せて、その名月を写真に収めたいものだが、今夜は集会。その余裕があるものか。
こんな夜、庭に涼める縁台と蚊やりを置き、月見酒としやれないものだねぇ。

特別送達

2011-09-12 | Weblog
裁判所から書類が来た。
もう来ることはないと思っていたが、神田大助裁判長の名前の書面を見ると、刑事補償金請求どの求意見とあった。
何か言いたいことはないか?ということらしい。
言いたいこと!
言いたいことはあるが、刑事補償金ではないかなぁ。金で、俺の奪われたモノが償えるの?
何億の金が支払われたとて、俺の時間は戻らない。
裁判官が自分の身に置き換えて考えて頂きたいとしか、意見はないと思った。

紙の爆弾

2011-09-12 | Weblog
そんな名前の雑誌がある。先般、取材を受けて以来、何号かの寄贈を受けた。
これが、なかなか面白い。今月、10月号は、原発関連記事が多いが、金で原発を推進する発言をして来た連中のことや「エセ脱原発政治家・文化人にダマされてるがるな!」とある反原発発言も斬り込んでいる。更に、今月号には、元水戸地検検事正粂原研二が、今年の2月14日夜、水戸市泉町の歓楽街にある「夜の虫」と言うスナックで行った乱暴狼藉行為に付いて、三井環氏による告発記事もある。
そのうち、俺も夜の虫に行ってみたいが、何をしても見逃され、許されるのが検察官だと、これを読むと判る。いいのかねえ、こんな検察官を許して。
俺のインタビュー記事もあるので、ぜひ見て頂きたい。