桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ショウジとタカオ

2011-02-21 | Weblog
来月から一般公開が始まるので、その宣伝ビラが作られた。
「桜井さん、ビラが出来たけど、凄く人相が悪く写っていて、杉山さんが怒って作り直しをしてと言った」と聞いていたので、どんな物かと見るのを楽しみにしていたが、ふ~ん!だった。
確かに人相は悪い。でも、こんな本質を持っているのが俺たち。映画に相応しいと感じたが、杉山はダメだと言う。
宣伝はインパクト、人様の関心を呼んでなんぼだ。映画を見て貰えれば判ることだし、ビラを見て、何と思われようが、そんなもの俺の中身には関係ない。悪く思われても良く思われても、それで本質は変わらない。点数に換算して、俺が60点の人間ならば、たとえ10点と言われようが90点と言われようが、60点は60点だ。
このビラ、いいわ!