買いそびれていた名車シリーズが見つかったので購入しました。
ホンダのNSXと三菱のギャランGTOの2台です。
NSXは25年以上前に配属になった職場の近くの、某会社の駐車場にありました。
シルバーだったのでこの製品の色とは違いますが、低い車体とワイドボディは素敵でした。
発売当時はかなり騒がれた車ですから知名度も高く、価格も当時としてはかなりの高額スポーツカーでした。
日本車が魅力的で独創性が高かった時代ですから、今でもデザインが浮沈化していないですね。
もう一方のギャランGTOはその点庶民的ながら、なかなかいいスタイルをしていて精悍なマスクが特徴ですね。
この時代は車を持つことがステータスでしたから、こういったクーペも全盛時代でしたね。
年代を重ねるごとに技術が向上して、ヨーロッパ車のレベルに追いつこうとメーカーが頑張っていたので、意欲的な車が多かったように思います。
GTOのリヤのデザインは現代のような多面的構成ではありませんが、シンプルながらも角度を入れたテールランプが魅力です。
この後出る∑〈シグマ)もヨーロピアンなスタイルで、自分としてはデザインが秀逸だったと今でも思っています。それに対してΛ(ラムダ)はあまりに奇抜すぎて硬いフォルムでしたから好きにはなれなかったですね。
さて、NSXとギャランGTOですか、ギャランGTOはツインカムエンジン搭載のMRは憧れでしたが、高価なためかなかなか実物にお目にかかることはありませんでした。この頃のツインカムモデルはスカイライン、カローラレビン、スプリンタートレノ、セリカなどは黒いボルト固定式オーバーフェンダーで識別することが出来ましたね。唯一の例外はフェアレディZの240ZGでこいつはL24シングルカムでしたね。
この製品はトミカリミテッド版という感じですね。
ただフェンダーミラーは良く出来ていますので、この小さくて壊れやすい部品がしっかり固定されていることには賞賛ですね。
GTOが出た時は、まだ小学6年生ですから、まだまだ一般家庭ではこういった車は選択肢から外れていたと思います。
実際にはあまり実車を見ることもなかったです。
私の地域ではトヨタ、日産が主力メーカーみたいな感じでしたから、三菱のシェアはかなり低かったのかもしれません。
そんな中でマツダが結構頑張っていたような記憶があります。
吉祥寺駅周辺にあったのは、トヨペット店、マツダ店で結構戸別訪問で車のチラシが郵便受に入ってましたね。
一時期ですがクラウンを所有していた時は、マツダの売り込み攻勢がすごかったですよ。
スバルになってからはニッサンやホンダになって、なんだか商売も住み分けしていたのかなって感じです。
三菱は全く来なかったですね。近くに販売店がなかった事もあるんでしょうけど。
kimi2社長、まだ断続的に国産車シリーズを集めて居られるのですね。
価格が2000円近いですが、出来栄えは良いですね。
HONDAは見たことが無いですが、MITSUBISHIは有ります。
ミニカーは何歳に為っても興味が湧きます。
物によってはですが、あまりいい出来で無いのも見受けられます。
この様な長いシリーズですと、すべてを購入すると言うのは難しいです。
やはり懐かしさや憧れだった車以外は、購買意欲がかなり落ちるんだろうと思いますし、たかが2000円弱でも、発行期間が長く月平均2~3台も出るとなると金額もバカになりませんね。
このシリーズで気になることは、メーカーの偏りが多いと感じています。
特にスカイラインシリーズは、年代的な物を見ても別枠ではないかと思います。
ラインナップが2000年以前が主なのに、2000年以降のスカイラインやNSXが入っている事に違和感を感じます。
2005年・2016年は車の年数も新しいですから、年代に拘らないのなら、もっと他の車種が入ってもおかしくないと思います。不自然で中途半端な構成に見えます。
ところで以前にもちょっと触れたカプセルトイ。これも昨今、500円のものも多数あり、コインを入れるのも大変で、ICカード対応、なんつーのも出てくると、ちょっと手軽にガチャっと回せるおもちゃではなくなっているような・・・。中国に生産をさせてコストカットを図ってきたツケがここへきて日本の経済的な低調によって響いてきていますね。
今更国内回帰、と言ってももう生産する設備も技術も即ち人がいませんよね。この問題は昔、紙の時代の「モデルメイト」に書かせていただいたように記憶しています。
さて、そのカプセルトイですが、歴代フェアレディZ、スカイラインといった人気車種に加え、軽自動車などのラインナップがかなり充実していて、見本を見る限りなかなかの線をいっています。今日はスバル360てんとう虫も見つけました。もちろん64分の1です。実車のサイズによってはもっと大きいものもあるようです。
これらの模型はいよいよ500円の壁に到達してしまいましたが、それでも一定の人気があるようで、このサイズに合わせたアクセサリーシリーズも展開されていて、ミニジオラマのような展示もできるようになりつつあり、新たな展開を感じます。
ただ、鉄道模型でもそうなのですが、こういった模型を海外で作らせると、イメージがイマイチ、と感じるものもありますね。図面(データ)と幾葉の写真を向こうのメーカーに送りつけて、金型を起こさせているのではないか、と思われる模型がかなりあります。やはり実物をよく知る人が生産に関わった方が間違いのないことは言うまでもありません。
16番の模型では近頃発売されたトラムウェイの101系などはその代表例でドア窓のアールがきついのです。これには試作編成が当初、Hゴムではなく、押さえ金になっていた時のものを見て作ってしまったのでは?という疑いを持っています。ディテールが最少に抑えられていたカワイモデルのそれは、イメージに於いてあれほどの違和感は感じません。それは作る人々が、よく目にしていたからだと思うのです。
廉価な模型でもナメてはいけないわけで、高価な鉄道模型ではなおさらですね。カプセルトイに於いてはレトロシリーズと銘打たれた、喫茶店やお菓子メーカーのフィギュアには作り手の拘りを感じることができます。(但し少量生産品が多い)ミニカー部門もその拘りを持ってほしいものですね。生産数は桁違いに多いのですから。
図面では表現できない部分がありますし、そういった部分の写真があったとしても、実際にはどのような構造で取り付けられているのか、形状は角度を変えるとどう見えるのか等、感覚をつかむにはやはり実物が一番の教材ですね。
つい最近の16番メーカーの広告では、実に自虐表現がされていましたが、あそこまでへりくだるのなら、作らない方がいいように思ってしまいます。
どんなに渾身を込めたとしても、批判という二文字が無くなることはありません。
そこはその人の記憶の中の感覚であったり、小さい拘りであったりしますから、そう言った事をいちいち気にしている必要もないと思います。
ただ、大多数の目からも違和感が上がれば、そこは検討しなくてはいけない部分なのかもしれません。
それを確認するために試作品があるのですから、それをしっかりしていない企業の製品は購入以前の話です。
最初から降参広告を打つことは、ある意味表現で注目を受ける手段にはなりますが、そのことによって購入意欲が減ったり、興味が無くなったりすることがあるので、この表現を使用する事にはリスクがあると言う事を覚悟しないといけないと思います。
急激な円安で日本の生活必需品が何度も値上げされている現状において、海外生産製品も輸入時にその波をもろに受けていますから、今までのように安く大量にという目論見が崩れているとも思います。
地産地消というのが本当は一番安全で、外的変化を受けにくく、かつ産業の人的確保と継続発展の基礎だと思われます。
ご指摘のように、なんでも安かろうで自分たちの足元をおろそかにして、人件費の安いに国に作らせていれば、そのうまみがなくなった時に、元に戻そうとしても技術も設備も熟練者もないのですから、お手上げという事になりますね。