仕事が定時に終わり時間的に余裕があったので、残っている部分の塗装を行いました。
主翼のオレンジ帯、機体の波塗装の手直し、部分的な色の擦れを修正しています。
今回充電エアーブラシで塗装をしましたが、今の時期の様な湿度が高い状態では、塗料の乗りが良くなく塗装の均一も落ちるように思います。
日ごろ使用しているタンク付きコンプレッサーより、吹き出し圧力が弱くエアーフィルターも装着していないので、塗料の粒子が荒いという結果になりました。
ただ、経年使用のように、艶が無くなり塗面も荒れ始めている様にするには便利です。
艦上爆撃機なので、潮風にさらされている感じが少しは出ているかなと、結果重視で自己満足中です(笑)
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次は何にしようか思案中です(笑)
ドイツのエンジンライセンスを使い、スタイルはヨーロピアンなこの機体は本当にスマートですね。
空冷に慣れている現場での水冷エンジンの取り扱いは、かなり面倒で大変だったようです。
この機体に爆弾を搭載しているとは思えないほどキャシャですが、エンジンの精度が良ければ、後半の彗星改はなかったでしょうね。
写真で見るととても同じ飛行機とは思えないくらい、改は不細工でミスマッチな機体と言えます。
零式神話に頼り過ぎてしまった軍用機の中で、この形式は晴嵐と共に特筆されるべき飛行機ではないでしょうか。
塗装ですが、圧力、風量の弱い器具の場合、私も初代スプレーワークを使っていますが、その際、塗料をより薄目に溶くときれいに仕上がります。もちろん吹く回数は増えますし、湿気の大きい日は避ける方が良いと思います。まゆ模型さんのご教示により、ドライヤーで予め温めておく、最後にクリアを吹くというテクニックは有用ですね!
撃墜の数を誇っていたあるパイロットが、特攻が決定されたときに、この国は負けると確信したそうです。
腕のあるパイロットでさえ、そのバカげた作戦に駆り出される現状を、当時の何も言えない時代に公に残していることは、一線で戦う兵士のせめてもの反乱だったのでしょうね。
エアブラシの性能ですが、エアブラシ用に作っている塗料を使用しましたが、圧力不足でいつものように広範囲に塗ることができず、また均一な吹付を行うには、対象物に近付けなくてはいけないなど、この機械の特性がはっきりわかりました。
普段は圧力調整をしながらの塗装で慣れているせいか、使い勝手はかなり悪く感じました。
ただ事前作業の細かい部品塗装では、逆にやりやすいという事も分かりました。
この性能からいつもより薄めて吹付を行いましたが、塗り重ねるごとに斑が出たりしてその調整の方が面倒でした。特に主翼は面積が大きいだけに、5回ほど塗り重ねをしています。
最後のクリア仕上げだけは、エア圧が高い方が薄く幕が作れるので、いつものを使えばよかったかなと反省中です。
運よく連戦連勝の東南アジア戦線でしたので、傷を受けることもなく生還しておりますが、マラリヤにやられて、たまにその後遺症が出ていたようです。
輸送船に乗せられているときに、敵襲があったようですが、護衛の駆逐艦が防御排除したと聞きました。
はるか遠くにいた駆逐艦がみるみる迫ってきた時はその速力に驚いたと言っていました。
輸送船は速度が遅いので、駆逐艦がかなり速く見えたのでしょうね。
話を戻しますが、特攻というと航空機が良く取り上げられますが、人間魚雷、人間爆弾の桜花などはあまり取り上げられませんね。
また、ベニヤ製の特攻艇も資料が少ないのか、記事になることが余りないように感じます。
人を人とみない世界の現実ですが、N籐史郎さまが言われるように、今の政治家たちもその最たるものだと言えるでしょう。
こういった人間が支配すると、必ず紛争や戦争といったものを生み出します。
アメリカ、韓国、中国、ロシア、イギリス、そして日本も。
危ない情勢の時ほど、寛容、忍耐、思いやり、冷静、ぶれない政策が必要ではないでしょうか。
(北朝鮮が入っていないのは、すでに末期的国家だから)
人間爆弾。これこそ非道な手段といえますね。
山本長官を失って、軍部は初めて彼の言葉をかみしめたのではないでしょうか。
しかしながら、メンツと保身に走り多くの犠牲者を生み出した罪は到底許されるものではありません。
御霊になれば罪も消えるという発想は通用しません。
英霊になるんだという事が祖国の誇りであると扇動した軍部たちの思想が恐ろしいです。
国民に一般とか上級とか、いつから差別言葉が生まれたのか。
人の価値はみんな同じですから。