車輛管理課から社長に直訴が届きました。
「増える在籍車両の置き場所がなくなりかけています。お蔵入りしている車両を整理してもらえないでしょうか?」
という内容です。
調査するとなるほど、長年眠っている16番キットがかなりの面積を占有しています。
これをどうにかするには二つの方法しかありません。
売りに出すか作って場所を開けるかです。
「緊急に製作して場所を確保」
という命令が出ましたので、まずは一番上にあったTOMIXホキ800を処理する事になりました。
2両1セットです。まずは1両だけ試験制作して手順を確かめます。
最初の1両ということで解説に沿って作り始めました。
台車から始めます。特に難しくもなく順調かと思いきや、車軸の取り付けで甘いものがあって、車輪がずれて軌道幅が狂うではないですか圧着ミスでしょうか、それとも不良品! まあ、完成しても飾るだけですから気にしないことにして組みました。
21,22日仕事から帰宅してからの製作です。
第一日目
台車、連結器、車体枠、ホッパー部分(胴体)と組み上げていきます。
部品点数がそこそこあり取り付け作業も図面での説明が足りないこともあり、試行錯誤でかなり時間をロスしました。
ともあれ少しずつ形になってきました。明日からは面倒な手摺やインレタが待っています。
第二日目
台車枠上部の手摺の取り付け、連結器の装着、インレタの添付。
ちょっとのことで外れてしまうので手摺はすべて接着しました。
車体を組んでから連結器を取り付けるのは面倒なので、次の車両から最初に組み入れることにします。
インレタの転写ですが、劣化が始まっているのか擦っている最中につぶれたり、裂けたり、転写が出来ないなどトラブル続き。特に細かい表記はほとんど転写が出来ない、出来ても半分とか中途半端な転写になるという事が続くので、これは省略とすることにしました。幸いにも大きな文字や形式表記などは生きているので転写が出来ました。
インレタは便利な反面劣化があるのでデカールの方が使い勝手がいいように思います。
先行試作で問題点も判明したので、2号車からは製作順を変更して効率を上げることにします。