■中国広東省東莞市の靴工場で、4万人超える連日のストライキ
前進 速報版 2014年4月18日 10:12
広東省東莞市にある裕元工業有限会社で4月14日よりストライキが爆発し、現在17日に至るまで不屈に続いている。ストライキは日々拡大し、すでにこの工場労働者の総数にあたる4万人を超える大ストライキになっている。4万人のストライキは中国でも異例であり、このストライキを弾圧するために3000人の武装警官が動員・配備されているが、まったく手が出せない状況になっている。
この裕元工業有限会社は靴の工場であり、資本は台湾系。アディダスやナイキなどのブランド会社の外注委託生産を行っている。ストライキの発端になったのは、会社が負担する義務のある社会保険料や住宅公共積立金をちゃんと支払っていなかったことである。
社会保険料は、一人ひとりの労働者が受け取る賃金を基にして、一人ひとりの労働者について会社が負担しなければならない金額が決まる。しかし会社は、労働者の賃金を実際と違った低い額(臨時工並みの額)で計算し、会社が納めなければならない金額を下げていた。ある労働者は、約3500元(約5万900円)の賃金をもらっていたが、会社はこの労働者の賃金を1810元(3万800円)として計算して、社会保険料を支払っていた。約半分である。これは、労働者が大きな病気になったときの医療費に影響を及ぼすほか、将来受け取れる年金などが極めて低くなることを意味している。またこの工場のほとんどの労働者の住宅公共積20140418a-3.jpg立金の会社負担分を支払っていなかった。これはこの工場の労働者が住宅を持つことなど絶対にできなくなることを意味している。そんなことを10年以上続けてきた。つづきは本文で
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