末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

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救援本部ニュース 540号

2014-04-12 06:00:01 | #すべての原発いますぐなくそう


救援本部ニュース540号 2014.4.12

「放射線の安心」本当?
「ただちに影響はない」→事故から3年で「安心していい」に

 「のど元過ぎれば…」で済んでいい問題ではありません! 福島原発事故直後に政府が繰り返した言葉は、「ただちに健康に影響はない」でした。それが3年後には「安心していい」に変わってきたというのです。
 福島第一原発事故はまったく収束していないどころか、放射能汚染の問題はいっそう深刻に。どうしてその上に、現在までに福島県の子どもたち74人に「疑い」も含め甲状腺がんの発生という大変な調査結果が出ているというのに、「(青森、山梨、長崎各県での小児甲状腺がんは)福島県と発生頻度は同じ」(環境省)、「福島事故によるがんの増加は予想しない」「放射能のリスクよりも、不安が健康に与える影響の方が大きい」(国連科学委の報告書)などと決めつけることができるのでしょうか。
 4月8日付東京新聞紙上で、京都大原子炉実験所の小出裕章助教や元国会事故調査委員会メンバーで放射線医学総合研究所の元主任研究官の崎山比早子さんが厳しく批判しています。
 「疫学的に比較するなら、同一条件で検査しなければ意味がない」(小出助教)。「原発事故を過小評価する意図を感じる」(崎山さん)
 「放影研の1950年からの被爆者の追跡調査のほか、原子力施設の労働者や医療被ばくに関する調査でも、低線量被ばくで発がんリスクがあるという歴然としたデータが出ている」(小出助教)。「放射線は低線量でもエネルギーが大きく、結合を壊してしまう。DNAが損傷すれば…ガンに結び付く」「リスクがゼロは、線量がゼロの時以外にない」「英国やオーストラリアでは10㍉シーベルト以下でも、白血病や脳腫瘍が増えるというデータが発表されている」(崎山さん)
 最後に小出助教が訴えています。「年換算で5・2㍉シーベルトになる放射線管理区域並みの線量の地域で生活するわけにはいかない。しかし、現実には多くの人がこうした環境で生活を強いられている。予防原則を踏まえれば、国家財政が破たんしてでも政府が責任を持って避難させるべきだ」
*   *   *
 その通りです。力ある闘いが必要です。福島の怒りと心を一つにしてがんばっていきましょう。

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