■JR九州本社に抗議行動 国鉄解雇を撤回せよ!
前進 速報版 2014年4月 3日 13:21
4月1日、私たちレイバーユニオン福岡の組合員と国鉄全国運動・九州の仲間は、1047名解雇撤回を掲げてJR九州本社抗議行動を行った。この日は、1990年4月1日に羽廣憲さん(国労小倉地区闘争団)や石崎義徳さん(国労鳥栖闘争団)ら1047名の国鉄労働者が解雇された日からちょうど24年目にあたる。
民営化、非正規職化、過労死強制の新自由主義は、1047名解雇を始め国鉄分割・民営化の過程で行われた数々の不当労働行為が是とされて全社会に広がった。国鉄分割・民営化は今に生きる全労働者の問題だ。
この日の行動は、今年の2・16国鉄集会を受けて設定され、国鉄闘争全国運動・九州の月1回のJR行動の一環として闘いぬかれた。
正午過ぎ、JR博多駅博多口のそばにあるJR九州本社前に、20人が横断幕とノボリを掲げて結集した。羽廣さんが、玄関前のJR九州当局に対し「抗議に来た。申し入れ書を唐池社長へ渡してほしい」と申し入れた。ところが彼らは受け取りを拒否し、取り合おうとしない。羽廣さんは「昨年の9・25判決は、一審に続き1047名の大量解雇は不当労働行為であったと認めた。裁判所までが不当労働行為を認めた以上、解雇撤回は当然だ」と迫った。だが、JRは拒否の態度に終始した。
羽廣さんは怒りを顔に表し、「JR北海道は抗議団を会社の中に入れて話を聞いた。JR九州はどうして門前払いするのか。ふざけるな!」と詰め寄った。顔を引きつらす当局への追及は30分にも及んだ。それに追い詰められたJR九州は、警備員を使い「敷地内に入るな!」「境界線を越えるな!」と罵声を浴びせる許しがたい対応をとった。全員の怒りが倍加する中、国鉄全国運動・九州の竹内良夫代表がマイクでJR九州唐池社長あての「抗議申し入れ」を読み上げ、全員で本社ビルにシュプレヒコールを浴びせた。
ウイークデーの昼休みの時間帯ということもあって、この闘いには多くのビジネスマンが注目した。元気の出る闘いだった。この力で最高裁に向けた10万筆署名運動を広げよう。(レイバーユニオン福岡組合員・H・K)
★当面する闘争スケデュール
★八尾北医療センター医師募集
福島診療所 ここから通信
建設パンフ SunRise第1号 第2号 第3号 創刊号 第2号