商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

読んだ本について5

2005-02-24 23:54:58 | Weblog
「その他大勢から抜け出す成功法則」ジョン・C・マクスウェル著

所謂自己啓発本。今日の日経に広告が出ていて思わず購入。早速読んでしまった。結論から言うとこの本で一番良いのは間違いなくタイトルだ。「自分は他人より優れているはずなのに、それほど差がついていない」と考えている多くの人が、思わず手にとって買ってしまっただろう。

内容については特に特筆することはない。米国のこの手の本によくある説教とちょっと含蓄のあるいい小話(特に有名人)の集合。

ただこの筆者の行っているという時間管理の術は一部参考になった。この筆者は月初めにそれから40日間のスケジュールを作るといっているが、時間を管理する上で重要なのはスケジューリングであり、その意味ではよいアイデアであると感じた。さすがに1ヶ月以上の予定は難しいので、1週間位から始めてみよう。1ヶ月の大雑把な目標・簡単な予定を確認しておくというのもよいかも。。
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妻のコンサート

2005-02-23 23:58:08 | Weblog
今日は妻のコンサートだった。結構有名なとこで300人位は来ていただろうか。
いつもは強気の妻も、今日はさすがに緊張気味。特に最初の1,2曲目は音が安定しない&MCもぎこちない感じがした。まあ時間が経ってくると、演奏・しゃべりともに滑らかになってきて、「さすがだなあ」と自分の妻ながら感心してしまった。

今回はTVの撮影も入っていて、今週金曜日に放送されるそうだ。楽しみだけどその日に上海に行くので見れないなあ。ちょっと残念。
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読んだ本について4~「南京事件」について

2005-02-22 11:16:35 | Weblog
実は妻は南京の出身で、妻の従姉は「南京大虐殺記念館」@南京で働いている。そんなわけで当然その博物館には行ったことがあるが、ふと考えてみると「南京事件」について詳しく知らないな、ということに気がついた。
これではまずいと思い、南京事件関連の本を体系的に読むことにした。
今のところ、
「南京への道」本多勝一
「『南京事件』の探求」北村稔 
の2冊を読んだ。この2冊で分かってきたのは、所謂「南京大虐殺」については、「確かにあった」という意見から「ほとんどなかった(もしくは非常に限定的だったor 一般の戦争であれば起こりうるものだった」という意見まで、相違の幅が非常に広い、ということだ。

日本が中国を「占領」したという中国人の感情問題、戦争裁判時の混乱、「大虐殺」が中国人の一体感を煽るために利用された、日本の戦後処理のお粗末さ等、さまざまな要因が絡むため、問題が複雑化してしまったのだと思う。

今のところ個人的には「確かに一部で民間人虐殺などの一部日本兵の引き起こした残虐な事件があったが、一般に言われているような30万人虐殺というのは事実から離れているのでは」というのが考えだが、自分なりの結論を出すのは、もう少し勉強してからにしよう。

ただ一点思うのは、確かに一般的な日本人(含自分)はこの事件(それ自体があったか、なかったかということよりも、なぜこの問題が、民族感情、政治的インパクトを含めて巨大な意味をもつのかということ)をしらなすぎるとは思った。
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休日の過ごし方

2005-02-20 23:58:37 | Weblog
今日は一日家にいた。
昨日一人でJamesonをしこたま飲んだら結構酔っ払ってしまったようで、12時くらいまで起きられなかった。
妻は打ち合わせに行っていないし、天気も悪いし、別に買い物に行く気分でもないので、まず洗濯をして、その後妙に汚れていたベランダを流して、床にクイックルワイパーをかけた。そういえばクリーニング屋にも行ってシャツも出したな。。

そうこうしているうちに、「そういえば今週末から行く上海のチケットとってなかったな」と思い出しHISに電話したら、日系航空会社の格安しか残ってないとのこと。結局4日間で帰ってきてしまう僕の分だけHISでとって、帰りをFlexibleにしておきたい妻の分はマイルで取った。
JALの場合インターネットでマイルをチケット取るためには、出発10日前までにやらなかればいけないんですね。知りませんでした。この時期だから格安もまだ空席あると思っていたけど甘かった。最近の上海便は本当に混んでいる。

なんで上海に行くかというと、年末に購入した上海のマンションの役所とか入居の手続きがあるからなんですね。むこうの両親も来るらしい。中国語最近勉強してないな。。。
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読んだ本について3

2005-02-19 23:58:32 | Weblog
「名前のない女たち」中村淳彦 

面白くて一気に読んでしまった。「企画物AV女優」というAV女優のランクとしても中から下に位置する女の子達十数人が、どのような人生を歩んできたかを語ってもらう、というインタビューものだけど、その女の子達の人生の「多様さ」に圧倒された。
小学校の時からホームレスだった子とか、90キロ超のデブだった子、「人間ダーツ(的にされてコンパスとか刺される)」なる強烈ないじめにあっていた子とか。。。とにかくふつーの人生を送ってきた僕としては「本当に日本か???」と衝撃を受けた。
ただ、AVの世界にはしっちゃった子には圧倒的に家庭もしくは学校で問題を抱えていた子が多いようであった。まあ子供の頃の世界ってほとんどこの2つの世界だけなんで、そこで異常な体験をすると恐らく回復が難しくなるほど損なわれてしまうのでしょう。
自分は、相当学歴社会の中を生きてきて、まあそこそこ小器用だったから何とか勉強でも学校生活でもクリアして、ふつーに社会生活してますが思えば結構たいへんだった気もする。僕は鈍感だったから何とか耐えられたのかもしれないけど、人によっては耐えられないというのも十分分かる気がするなーとも思った。

ちなみに今日は妻は友達の家に泊まりに言ってるので、一人で家にいて読書したり音楽したり気楽でたのしい。好きなJameson(アイリッシュウイスキー)を買って飲んでいるけど、なんか味変わったかな?昔のほうがうまかった気が。。。
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読んだ本に付いて2

2005-02-17 15:33:51 | Weblog
「新・日本の経営」リチャード C アベグレン

日本人は自らの経営スタイルとか対外経済政策とかを卑下しすぎであるという事を、色々な事例を示しながら説明した本。
日本人の耳にはかなり心地よく響くでしょう。(アマゾンの批評を見ても非常に評価がよかった)
この本の内容に付いて論じるほど事実を知らないのでなんともいえませんが、ひとつ思ったのは、同じ事でも違う側面から見れば全く違ったように見えるということ。この人の主要な論点のひとつに「バブル後の10年は日本にとって『失われた10年』などではない。この期間に日本企業は真の効率化を図り、更なる発展への基盤をつくっていたのだ」というものがあります。今日本経済が回復基調にあると言われる中で、このような論理は説得力を持ち、色々な具体例を探せば実証できる部分もあるのでしょうが、全く違った結論を得る事もできると思います。本質はどっちなのかはリアルタイムにはなかなか把握できないのではないでしょうか。

で、じゃあこの本が今出版され、高く評価されるかというと、今日本経済の回復が話題となる中で、内容的にキャッチーだからという事に尽きるのではないでしょうか。マスコミにしても出版社にしても商売である以上、そのときに売れそうな本を作るわけですよね。それが必ずしも物事の本質を突いているとは限らないわけですが、僕を含め一般の人は、本とか雑誌とかに書いてある事は
「正しい」と無条件に思ってしまう傾向がありますよね。
そうやってある意味騙されて、人は株やら為替やら不動産やらに手を出して失敗していくんだろうな、と思います。こう書いていくと結局は「自分自身の判断軸を持たなければならない」という陳腐な結論になってしまうのでしょうが、世の中がひとつの方向に動いて行くときに「そうじゃない」と信じる事はなかなか難しいですよね。

などと答えのないことを考えてしまう本でした。
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グラミー賞考察

2005-02-16 23:32:42 | Weblog
妻が音楽関係者から「Grammy Nominees 2005」というCDをもらってきた。最近のヒット曲というのを意識的に聴いたのは本当に久しぶりだけど、最近の曲もがんばってますねー。
どの曲も聴いていて本当に楽しい。まあ常にNOFXとかRancidとか、90年代パンクをいまだに聴いている僕にとってみれば新鮮だったのも当然かもしれません。

このCDで驚いたのは、いまだにU2をはじめ、コステロ、Princeとか大御所ががんばっていること。(一番びっくりしたのは、Brain WillsonのGood Vibrationの新テイクが入っていたことですが。昔のVersionから歌詞が変わっていたのは、今回の録音時に変えたのかな、それとも昔からこの別歌詞が存在したのだろうか。。。)

結局グラミー賞はかなりレイチャールズがたくさん取ったようですが、まあこれは賞というより敬意という感じがしますね。
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スノーボード@湯沢により青春を考えた

2005-02-13 18:54:58 | Weblog
1年ぶりにスノボに行った。湯沢に会社の友人のマンションがありそこに同期4人、男だけで行った。(妻はコンサートの準備で忙しいし、スノボもできないので不参加。たまには羽をのばせてうれしい!)
友人曰く、こんなに雪が積もっているのは見たことがないとのこと。道路はちゃんと雪を処理してあるが、両側にはまるで城壁みたいに雪が一面積もっていた。滑ってみて思ったのはやっぱり北陸の雪室はべちゃべちゃしているなあという事。今一番季節がよく、雪もよく降っているのだろうが、それでもじゃりじゃりした水分の多い感覚は否めない。去年行った北海道とはやっぱり比べ物にならないなあ。
夜は男4人でそばを食った後カラオケへ。思わずみんなで懐かしい曲の大合唱をしてしまった。ブルーハーツとか尾崎とか、同世代のAnthemってやっぱりあるなーと妙に懐かしい気分になった。どうしても高校生頃の曲が一番染み付いてますね。今の高校生が大人になったときにはやっぱりOrange Rangeとか平井謙とか歌うんだろうな。
きっといつの時代でもよい歌は作られているんだろうけど、聴くと胸が締め付けられる思いがするのは大体が10代から20代前半までに聴いた曲たちだ。音楽を夢中で聴いて、それに救われたり思いを託したりしていた頃の気持ちがよみがえってくるからなんだろう。そしてそれほど感情のやり場に困ってしまう現象が青春なんじゃないかなと僕は思う。だとすれば、僕はやっぱり本当の青春はあの頃に限定されるのではないか、と思ってしまう。
よく「一生青春」とか言う人がいるけど、僕自身は「青春以後」の人生を模索して生きていく方が人間は成長できるのでは、と考えている。
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読んだ本に付いて1

2005-02-09 19:18:52 | Weblog
本多勝一の「アメリカ合州国」を読んだ。結構本多勝一の本は好きだ。この本に書かれているアメリカの黒人や先住民の現状は、変化しているとはいえ、現在でも構造的には変わっていないような気がする。
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大学ゼミのOB会にて

2005-02-06 22:59:32 | Weblog
昨日久しぶりに大学時代のゼミのOB会があった。僕の同期は比較的仲がよく、今でもよく会う連中ばかりだったので、基本的にはそれ程久しぶり、という感じはなかったのですが、その中に一人だけすごく久しぶりに会う同期の女性がいました。
彼女はマスコミ関係の仕事をしていて、つい最近かなりの有名人と結婚された人なのですが、やっぱり大学時代とはかもし出す空気が変化していて驚きました。一言で言えば、他人のしてることを羨ましがったり、影響を受けたり、嫉妬したりという事がない(もしくは一般人よりずっと少ない)自信という感じでしょうか。
彼女と話していて、自分がちっぽけだなー、と感じたのは、彼女が車で来ているというので、「何乗っているの?」と聞くと、彼女が「マーチ」と答えた時になんとなくほっとした自分に気付いたときでしょうか。。。周りの同期の連中も一部は同じように感じている顔をしていたなあ。「ああ、彼女は遠くに行ってしまったようだと思っていたけど、まだ自分達の近くにいるのかも」という安心感を得てしまったのでしょうね。自己分析をすると。
「情けないなあ、やっぱり俺も中国で投資して、少しでも資産を作っとかなきゃ。。。。」と思いながら、一部の友人と朝まで飲んで、ダーツやって二日酔い。ちょっと後悔の一日でした。でも妻のコンサートのチケットがたくさん売れたのは予想外でうれしかった。深謝。。。
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