商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

色々やっといて良かった

2020-07-26 13:16:54 | Weblog
しっかし微妙な雰囲気の四連休、さらには天気も悪いし、気分ものらないっすねえ。

あんまり遠出する感じでもないのですが、さすがにずっと家にいるのもと思い、一日ちょっとだけ近郊に足を伸ばしてみました。いつも同じところばかり走っているのもさすがに飽きて来たので、ちょっとだけ知らない場所を走るのは気分が変わっていいですね。写真は走る途中にあった松林。こんなの近所じゃ見ないもんね。

とは言え、この週末も基本家にいたので、朝雨が降っていたりすると、さすがに気分が乗らずに走る気にはなれない。そんな時にはとりあえず家でバイクに跨ってZwiftの仮想空間を走ってとりあえずのエクササイズ。今日も早朝は雨が降っていたんだけど、一瞬の晴れ間があったので、「お、今すぐ行けばプールもまだ空いているのでは」と思い、速攻で芝公園の屋外プールへ。

読みは当たり、入場時の検温やチェックシート記入でちょっとだけ並んだけど、意外とすんなり入れて、2kmくらい泳いで参りました。帰る時には入場の列は相当長くなっていたので、初動が正しかったとちょっと気分が良い。

というわけで、トライアスロンを始めたおかげで、スイムとバイクという「おもちゃ」が加わることで、色んなエクササイズを臨機応変に行えるようになったので、勢いとは言え、トライアスロン、始めてよかったなあ、と感謝している。ちょっとでも気になったらごちゃごちゃ考えずに大体においてやっておくと、後でその決断に感謝することが多いと思う。

そう言えば、大学の時に「なんとなく走るのが好き」という理由で一応陸上同好会に属していたのですが、当然みなさんと全然レベルが違い、ほとんど走ることはなく、飲み会にだけ顔を出すような存在でした。で、卒業以来もニューヨークに赴任後の10年ほど前から走るようになったのですが、帰国後皇居で同好会同期のM君に再会したことをきっかけに、当時の同好会のメンバーとの交流も再開し、一緒に大会出たり、飲み会に参加したりして結構楽しんでいる。自粛期間の間も楽しくオンラインで飲んだし。

こういうこともあるので、これからもちょっとやってみたい、と思ったことをフットワーク軽くやっていける人間であり続けたいと思ってます。あ、そう言えば今日筆ペンの練習まだやってないや。やらなきゃ。これもどこかで始めたことを感謝するのでしょうか?平仮名編が終わり、楷書編になったら難易度アップで苦しんでます。





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「一人称単数」by 村上春樹を読んで

2020-07-19 17:42:52 | Weblog
15年細々と続けている本ブログにおいて、初期はかなり読書感想を書くことが多かったと記憶しているが、ここ最近はほとんど書いていない。

理由は至極単純で、単に「本を昔ほど読んでない」から。20代後半から30代前半は、それこそ日々何か読んでないと落ち着かないくらい本を読んでいて、少なくとも年間200冊は読んでいたと記憶している。それが今となっては、めっちゃ気になった本とか、ハルキみたいに昔から新刊が出たら必ず読む、と決めている作家(そう言う作家もだんだん減って来て、今やハルキとイシグロくらいか)の本くらいでしょうか。と言うわけで、今や月1、2冊読むかどうか、と言う感じになってますわ。

特にビジネス本を読まなくなったと言う傾向は顕著で、これについては、年をとって来て学習意欲の減退と、「基本同じことの焼き直しじゃない」と思っちゃうことが大きな理由でしょうかね。こういう考えって良いことではない気はしますが。

前置きが長くなったけど、そんなハルキの新作。久しぶりの短編だそうだ。最初の2−3編は「うーん、なんか老成しちゃった感じがしてイマイチじゃない?」と思ったんだけど、後半戦は結構よくて、「品川猿」とか、唯一の書き下ろしだという「一人称単数」なんかは、ハルキ初期の短編にあったような不条理感がいい感じに出ていて心地よく読めました。

本買ってない言ったけど、ハルキで言えば、こいつこいつも買ってますね。後者は「文藝春秋で書いていた一編だけじゃん」と損した気分でしたが。。。
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2020/07/12

2020-07-12 14:43:45 | Weblog
確かテレビのニュースだったと思うけど、トキワ荘マンガミュージアムなるものが開館したと聞き、調べてみると予約制とのこと。早速予約して行って参りました。

トキワ荘、ご存知の方も多いと思いますが、手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄、赤塚不二夫などなど、錚々たる漫画家の皆さんが若かりし頃住んでいた豊島区のアパートで、オリジナルのトキワ荘はすでに取り壊されているけど、近くの公園内にミュージアムとして再建された次第。豊島区の施設なので、入場無料。

中に入るとまずは2階に進む仕組みで、それぞれの漫画家が住んでいた部屋が、その位置通りに再現されている。昭和30年代のアパートの部屋がしっかりと再現されており、なかなか興味深いです。でも個人的には1階の方が面白くて、まだご存命で、トキワ荘に住んだことのある漫画家のインタビュー動画を流していたり、トキワ荘出身の漫画家の漫画が壁一面に敷き詰められている。

「あー、このヴァージョンの『火の鳥』、うちにあったなあ」とか懐かしい。手塚治虫、大好きなんですよね。この間も思わず「アドルフに告ぐ」買っちゃったし。インタビューで興味深かったのは水野英子。めっちゃ懐かしい。この人の代表作である「ファイヤー!」は、米国を舞台にロックスターに成り上がって行く青年を描いた作品で、ヒッピームーブメントなんかを盛り込んだ、少女漫画としては攻めた内容で、かなり印象に残っている。水野英子がトキワ荘にいたのは知らなかった。

一階には、色々な漫画家が開館を祝って色紙を贈っているんだけど、これもなかなか見応えがありました。100枚くらいはあったんじゃないかな。ちなみに一階は写真一切禁止なので、写真なしです。

書いた通り無料だし、昭和のレジェンド的な漫画家の作品が好きな方だったら、行ってみると楽しいと思います。







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Blinded by the Light (邦題カセットテープダイアリーズ)を観て

2020-07-05 21:04:19 | Weblog
そう言えば、映画館に映画を観に行ったのって、いつぶりだろうね?

この映画を観にいこうかな、って思ったきっかけは、確かラジオで宣伝していて「面白そうだな」と思った事と、舞台がイギリスの田舎だったからかな。で、調べてみると近所の映画館でもやっているようなので、行ってきた。

で、結論から言うと、まー、良かったですね。80年台後半の頃のイギリスの、超不景気の時代の話なんだけど(そもそも、イギリスで根本的に不景気が解決されたことがあるのか、と言うのはまあ置いておいて)、ちょっと前まで住んでた自分的には「あー、わかるなあ」と言う感じでした。

もちろん、僕が住んでいた頃には、映画で描かれているようなあからさまな差別ってないんだけど、今でもよく覚えているのは、結構上品な湖水地方のなんだろう、個人でやっているアートギャラリーみたいなところに行った時に、オーナーぽい女性に話しかけられて、「リバプールに住んでるんですよ」って行った時に「あ、ああ」って感じの空気感とか。それって、この映画の主人公(英国に住むパキスタン系の若者)が経験するほど激烈な感じじゃないんだけど、それって、ちょっと表現を変えているだけかな、って。リバプールに付随するものって、人種的なものよりは、むしろ階級的なものなんだけどね。で、そんな階級的なものを、どう考えても、外からちょっと前に来た異邦人である我々にも伝える感じって、結構、すげーなー、って思った記憶があります。

話は脱線しましたが、映画は超良いので、オススメです。
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