商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

Jeremy Linから考えたこと

2012-02-23 12:01:04 | Weblog
日本のメディアでも話題になっているのかもしれないけど、今New Yorkのスポーツ界はJeremy Linの話題でもちきりなわけです。まあハーバード出身の台湾系NBA選手、というだけで異色なのにあれだけ活躍していれば注目されるのは当然だと思うけど、メディアだけでなく、私のまわり、具体的にはFB上のアメリカ人の友人たちの盛り上がりがあまりにすごいのでちょっと圧倒されると同時に考えさせられました。

というのは特に異常なほど盛り上がっているのは、①アジア系で、②普段それほどスポーツに関心があるとは思えない人、という共通点がある事に気がついたからだ。米国ではすでに大っぴらな人種差別というのは影をひそめている、特にNYCあたりでは人種差別的な言動に遭遇することはほとんどないわけだけど、やはり人種に根差したステレオタイプな意見・偏見というのは、どこかに存在しているんだと思う。

そして、アジア系の彼ら、彼女らは所謂「アジア人=真面目で、教育レベルは高いけど、スポーツや芸能といった世界に向いた肉体的な華やかさは持ち合わせていない」というステレオタイプに、無自覚ではあるものの(あからさまには言われないので)、何となくやるせなさみたいなものは感じているのではないだろうか。何といってもアメリカはスポーツ・芸能大国だし。

そこで前触れもなく登場したJeremy Lin、驚異的な活躍も見せながら、一方でハーバード卒、敬虔なクリスチャンで真面目な人格というアジア人的な良さも持ち合わせている彼を見て、「どうだ、見たか!!」と心の中で快哉を上げているのではないか、と勝手に推察してます。

しかし、あからさまな人種差別、それこそ20世紀の中ごろまでは黒人と白人のカップルと言うだけで唾を吐きかけられる位だった時代、から考えると当然物事は良い方向に進歩しているとは思うけど、「表面的には人種差別なんてないけど、深層心理や見えにくい部分には厳然として人種的偏見(それがある程度事実に根差しているとはいえ)や区別が存在する」という世界も、それはそれでややこしいし、人々の心に見えにくいけど厳然とした傷やら痛みを残すのかもしれないですな。そう考えるとアメリカに生きるのも大変なことなのかもしれません。考えすぎかな。。。
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「旦那様」について

2012-02-15 12:16:26 | Weblog
いつの間にかFacebook上の友人が300人に迫り、そのうち200人強が日本の友達、という状況になってきたので、当然男女問わず友人のPostを見る機会も増えているわけです。

有難いことに男性に比べると数少ないながら女性の友人たちとも「友達」になり、その発言を拝聴(っていうのか?)する機会も増えている中で気になったのは、結構の割合でご自身の夫について書くとき「ダンナサマ(漢字だったりひらがなだったりするのでそれはおいておいて)」と表現していることだ。

これ、ぶっちゃけ無茶苦茶違和感あるんですよ。書いている文脈から推定するに別にふざけたり、冗談として「だんなさま」という表現を使っているようには思えず、恐らく「だんなさま」という表現を使用している自分がその裏側に存在している感じに見える事がほとんど。そしてそこに映る自分は誤解を恐れずに言えば、「夫をいい感じに支える妻」という像が浮かんでいるんじゃないのかな、と思ってしまうわけです。だって、旦那さまですよ。。。

この時代にあってもし「奥様」達の心理的な動きに対する僕の推察があたっているのであれば、日本の男女問題に関しては女性側の責任も多少なりともあるような気がしちゃいますね。だってさ、そういう少なからず依存的な姿勢(あくまで僕の推測があたっていればという前提で)って、男性的な目線でいえばまあぶっちゃけ心地いいし、そういう心地よさって男性サイドに甘えを増長させる原因になりうるんですよ。おそらく。

というような発言に至る原因の大部分は、おそらく(おそらくばっかりだな。。。)私の妻が口が裂けても「旦那様」とか言わないだろうな、という現実に由来しているという事実にはとりあえず目を瞑ってください。後、いま酔っぱらってるのでその点も加味して頂けるとありがたいですねえ。。
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スキーとスノボ

2012-02-13 00:10:02 | Weblog
今年は一緒に行く友達がいることもあり、すでに三回行っている。こんなの子供の頃を除けば初めてかも。

しかし残念なのは今だにやはりスキーの方が楽に滑れるという事実だ。二十代の後半からはほとんどスノボしか行っていなかったのに、スノボだと安定感が欠けるし何しろつかれる。

と、いうわけで三回中二回はスキーでしたが、ほぼ十年ぶりでもほぼ問題無く滑れる。いやあ、子供の頃、それも十歳にならない位からやってることって本当染み付いているな、と痛感しますね。
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NikeのCortez

2012-02-12 13:27:07 | Weblog
あーあ、またやっちゃったわ。NikeのCortezのJ Crew限定モデルで、ふつーのと何が違うのかと言われるとナイロンに70年代のクオリティーのものを使用しているそうだ。って、品質むしろ悪いじゃん!でも65ドルだから思わず買っちゃいました。

Cortez、高校だったか大学だったか、よく履いたなあ。。確かその当時住んでいた学芸大学のアメカジストアで買ったレザーで白のCortezを履いていたと思う。

J Crewは私のノスタルジーを刺激するチョイスをしてくるので困りますな。でも実は前に買ったNew Balanceですらほとんど履いてない。。。ていうか、この歳になると正直スニーカーってそんなに履かないわけですよ、たとえ休日でも。うーん、このCortezもいまだに返品するかしないか悩んでます。。。実は一緒にTretornの限定モデルも買っていてこちらはたぶん返品ですな。
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Facebook考

2012-02-12 10:27:40 | Weblog
最近ふと思ったんだけど、Facebookで「友達」が書くことって、自分の身の回りにおこった面白いこと、Positiveな事がほとんどですよね。そりゃOpenなメディアである以上、当然なわけですが、そういうものをかなりの頻度でチェックしている自分に対してちょっと疑問を感じた。

Facebookを覗いていると、なんだか友達たちの日常生活の一部を覗いているような気がするというのは私だけではないと思うが、人の人生において、当然ちょー楽しいとか、面白いとか、嬉しいとか、そういった瞬間ばかりではなく、ネガティブな気分になることもあるわけですよね。というか、そういう時間って結構多いと思うんですよ。という事は、自分がFacebookを通じて覗いている他人の人生って、なんだか嘘っぽく見えてきちゃうんですよ。

ていうような事を考えているとなんだかちょっと白けてしまったというか、「そんなことばっかじゃないでしょ、君の生活」とか思っちゃうわけです。しかし最近開発?されたメディアが、FacebookにしてもBlogにしても、匿名性の維持がかなり困難なもの、というか匿名性を排除したからこそ成功したものであるという事を考えると、人間のネガティブな感情の吹き溜まりみたいなものはどこに転がって行くんでしょうね。もちろんそんなもの今まで元々表現できる場はなかったじゃん、と言えばそれまでだけど、でも自分の感情の一部の感情は表現できるようになっているのに、それ以外は抱え込み続けなければいけない、という事態に遭遇して、どこかでバランスを崩す人もいるんじゃないかなあ。

って、自分がそうなっちゃったらいやですなあ。
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Super Bowlを見て

2012-02-07 12:53:54 | Weblog
良く考えたら4年半もアメリカにいるのに一度もちゃんとSuper Bowlを見たことなかったので、今回初めてちゃんと見てみました。まあ感想は、ゲームのルールもほとんど把握していなのであたりまえですが、「ふーん、面白いんだ、これ」という程度。アメリカ人の友達と話す時そう言ってしまうとあまりにしらけるので多少はあわせますが。。。(しかし、2008年にもNY GiantsがSuper Bowlに出場した頃、出張先で「おー、うれしいだろー」と言われ、「え、見ないから良く分かんない」と答えた時の相手の「こいつおかしいんじゃないか?」という視線が忘れられない。。)

と、こういうことを私にとって比較的Openな表現の場であるFacebookで書くのははばかられるのでやはりブログで書きますわ。いずれにせよ一番楽しめたのはマドンナのハーフタイム。それにしてもさすが米国で最も多くの人が見るテレビ番組だけあり、その10分程度のショーの豪華さは半端ないっすわ。本の数分ごとにゲストが入れ替わり、Nicki Minaj、M.I.A、Cee Lo、LMFAOが続々と。。。

ちなみに3月にブラジルに異動になる同僚が、今回のSuper Bowlを「アメリカ最後の記念として」見に行っていたのですが(彼は大学時代アメフトやっていた)、なんとチケット一枚、最も安い席で2500ドルだったそうです。当然Indianapolisまでの飛行機代やホテル代も相当高騰していて、総額4000ドルですよ。。。いやー、すごいわ。
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