日本のメディアでも話題になっているのかもしれないけど、今New Yorkのスポーツ界はJeremy Linの話題でもちきりなわけです。まあハーバード出身の台湾系NBA選手、というだけで異色なのにあれだけ活躍していれば注目されるのは当然だと思うけど、メディアだけでなく、私のまわり、具体的にはFB上のアメリカ人の友人たちの盛り上がりがあまりにすごいのでちょっと圧倒されると同時に考えさせられました。
というのは特に異常なほど盛り上がっているのは、①アジア系で、②普段それほどスポーツに関心があるとは思えない人、という共通点がある事に気がついたからだ。米国ではすでに大っぴらな人種差別というのは影をひそめている、特にNYCあたりでは人種差別的な言動に遭遇することはほとんどないわけだけど、やはり人種に根差したステレオタイプな意見・偏見というのは、どこかに存在しているんだと思う。
そして、アジア系の彼ら、彼女らは所謂「アジア人=真面目で、教育レベルは高いけど、スポーツや芸能といった世界に向いた肉体的な華やかさは持ち合わせていない」というステレオタイプに、無自覚ではあるものの(あからさまには言われないので)、何となくやるせなさみたいなものは感じているのではないだろうか。何といってもアメリカはスポーツ・芸能大国だし。
そこで前触れもなく登場したJeremy Lin、驚異的な活躍も見せながら、一方でハーバード卒、敬虔なクリスチャンで真面目な人格というアジア人的な良さも持ち合わせている彼を見て、「どうだ、見たか!!」と心の中で快哉を上げているのではないか、と勝手に推察してます。
しかし、あからさまな人種差別、それこそ20世紀の中ごろまでは黒人と白人のカップルと言うだけで唾を吐きかけられる位だった時代、から考えると当然物事は良い方向に進歩しているとは思うけど、「表面的には人種差別なんてないけど、深層心理や見えにくい部分には厳然として人種的偏見(それがある程度事実に根差しているとはいえ)や区別が存在する」という世界も、それはそれでややこしいし、人々の心に見えにくいけど厳然とした傷やら痛みを残すのかもしれないですな。そう考えるとアメリカに生きるのも大変なことなのかもしれません。考えすぎかな。。。
というのは特に異常なほど盛り上がっているのは、①アジア系で、②普段それほどスポーツに関心があるとは思えない人、という共通点がある事に気がついたからだ。米国ではすでに大っぴらな人種差別というのは影をひそめている、特にNYCあたりでは人種差別的な言動に遭遇することはほとんどないわけだけど、やはり人種に根差したステレオタイプな意見・偏見というのは、どこかに存在しているんだと思う。
そして、アジア系の彼ら、彼女らは所謂「アジア人=真面目で、教育レベルは高いけど、スポーツや芸能といった世界に向いた肉体的な華やかさは持ち合わせていない」というステレオタイプに、無自覚ではあるものの(あからさまには言われないので)、何となくやるせなさみたいなものは感じているのではないだろうか。何といってもアメリカはスポーツ・芸能大国だし。
そこで前触れもなく登場したJeremy Lin、驚異的な活躍も見せながら、一方でハーバード卒、敬虔なクリスチャンで真面目な人格というアジア人的な良さも持ち合わせている彼を見て、「どうだ、見たか!!」と心の中で快哉を上げているのではないか、と勝手に推察してます。
しかし、あからさまな人種差別、それこそ20世紀の中ごろまでは黒人と白人のカップルと言うだけで唾を吐きかけられる位だった時代、から考えると当然物事は良い方向に進歩しているとは思うけど、「表面的には人種差別なんてないけど、深層心理や見えにくい部分には厳然として人種的偏見(それがある程度事実に根差しているとはいえ)や区別が存在する」という世界も、それはそれでややこしいし、人々の心に見えにくいけど厳然とした傷やら痛みを残すのかもしれないですな。そう考えるとアメリカに生きるのも大変なことなのかもしれません。考えすぎかな。。。