商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

明日からPeru旅行

2008-12-27 12:13:22 | Weblog
明日からPeru旅行に行ってくる。
今年は結構年末年始の日並びがよいので、こちらでも29、30日を休めば4日まで休みがつながってくれる。しかも仕事相手となる日本の本社は29日から休みに入るのでせっつかれることも無く、久しぶりにラップトップを持たずに軽快な気分で旅行に出られるのが嬉しい。普段はホテルのネット接続がうまく行かずメールのチェックが遅れるだけで気分が落ち着かなくなるもんなあ。。

一応今回の目玉はナスカの地上絵とマチュピチュである。ナスカは一日仕事になる割には見るのは一瞬らしいので、意外とがっかりするかもしれませんがまあそれも思い出、と割り切っていくことにする。後行った人はみなペルーは飯がうまい、というのでその辺も楽しみ。セビーチェなんかを食いまくってこよう。
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1984 by George Orwell を読んで

2008-12-25 16:00:31 | Weblog
以前「動物農場」について書いたときに、「1984」はちょっとイっちゃい過ぎてついていけなかった、と書いた記憶があるが、今般何となく英語で読んでみたら印象変るかな、と思って読んでみた。
結論から言うと、激変ですね。これほどまでに何と言うか広義な意味での全体主義(共産主義とか帝国主義とか、イデオロギー的なものではなく、もっと普遍的な意味での)を描ききった小説は少なくとも僕は読んだことはない。小説の中の世界では、新しい言語体系が生まれており、小説のAppendixでその言語体系について長々と三十ページ位書いていたりするわけですが、要するに言語というものが、人間の思考すら形作る(=だから体制に都合のよいように言語を作り変える)という部分にまで踏み込んでいるところに正直シビれましたね。英語を基準として作られた言語なので、日本語に訳されるとどうもしっくり来ない、というかしらけてしまうというのが、日本語で読んだ際にひいてしまった理由の一つかもしれませんが。。

この小説の特にすばらしい点は、安易な人間賛歌に陥っていない点だと思う。主人公は途中、「希望はプロレタリアートに宿っている!」みたいな確信を抱き、その瞬間「あーあ」と思ってしまったのですが、その一時的な結論も次第に否定、というか違うものにすりかわって行くわけです。そういった一つの凝り固まった概念とか思想に依拠せず、全ての価値観から一定の距離を保っているがために、この小説が既に書かれてから五十年以上たっているにも関わらず読まれ続けているのだろう。

ただしそうやって全てから距離を置いていると、結局は虚無の森に迷い込んでしまうというのが悩ましいですが。そういう虚無的な感覚を脱して、定点が定まらない世の中でどのように自己を幸せに導くのか、というのが個人的なテーマでもありますね。。
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Oasisのコンサート@Madison Square Garden

2008-12-19 12:31:35 | Weblog
昨日はOasisのコンサートに行ってきた。考えてみれば結構好きなのに今までOasisを生で見たことは無かったのでちょうど良いと思いチケットを取った次第。大してロックを好きでもない妻も道連れに。。

こちらのコンサートは大抵前座が二バンドくらい出るので、八時過ぎに行ってもまだ二番目の前座、Ryan Adamsが演奏中。結構有名なのにやっぱり観客のほとんどはOasis観に来ているので、多くの観客はほとんど聞き流すか、もしくは客席裏のバーとかで酔っ払ってる。かわいそうと言えばかわいそうだ。。

だらだらと待っていると九時半過ぎにようやくOasisが登場。のっけからRock`n`Roll Star、Lyla、ニューシングルのThe Shock Of the Lighteningを三極続けて演奏。観客のヴォルテージもしょっぱなから最高潮。当然私も大盛り上がりでした。特にLylaは大好きなので嬉しい。

その後は途中結構マイナーな曲もやりましたが全般的には比較的有名な曲を中心にやっていたので相当楽しめましたね。。Wonderwallなんて大合唱ですな。Oasisなんて全然知らない妻も「このバンドいいね」と結構楽しんでました。それも嬉しかった。しかしやっぱりLiamのVocalは音が東京ドームばりに悪いMSGで聴いてもいいですねえ。

コンサート自体は結構短くてアンコールを含めても一時間半強で終了。アンコールはChampaign Supernovaでした。それほど好きな曲ではなかったけど今回ライブで聴いて見直しましたね。あー、やっぱコンサートはいいわ。
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週末芸術二連発

2008-12-15 12:06:18 | Weblog
今週末はニューヨークらしく(?)アートな週末を過ごしてみた。
まずは土曜日にカーネギーホールでコンサート。レナード・バーンスタインの業績を見直し、彼の作曲した曲を演奏する、というようなコンサートがあったので行ってみた。まあ正直に言って名前は聞いたことがもちろんあったが、せいぜいウェストサイドストーリーの音楽を作曲した人、程度の知識しかなかったので、もちろん演奏している曲は一曲も知らなかった。まあ曲調も結構不協和音(少なくとも僕の耳にはそう聴こえた)を多用した、一聴したかぎりではその良さがほとんど分からないものが多く、正直「はあ、、」という感じで終わってしまった。まあコンサート前にホールの前で入ったイタリアンレストランが結構うまかったので、半ば強引にそれとあわせてまあ良しとしよう。

本日日曜日はBAM(Brooklyn Academy of Music)にてPina Bauschという人のカンパニーのモダンダンスをやっているというので観にいった。この人のことは当然知らなかったが、妻が学校で出会ったダンサーに「モダンダンスの最高峰」と聞いたというので、ものは試しという事でいったわけです。
モダンダンス、というのはそれこそ昔、麿赤児のダンスを親に連れて行かれてトラウマになりそうになった位の経験しかなく、全く門外漢なわけですが、予想通り正直全く楽しめませんでした。個々のダンサーの動きとかは「すげーな」と思わなくも無いですが、なにぶん、「このダンスやらストーリーに一体どういう意味があるの?」と、少なくとも僕には前衛過ぎる動きに全くついて行けず。。うーん、こういうのってある程度ダンスの歴史とかある程度の前提を理解していないと楽しめないのではないだろうか。。。まあやはり僕にはくるみ割り人形のように分かりやすいものの方がよいのでしょう。
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くるみ割り人形を観て

2008-12-13 13:59:15 | Weblog
私とバレエ、まあどう考えても似つかわしくない取り合わせだと自分ながらに思うが、New Yorkの冬の風物詩の一つ、また結構利用しているLimoの運転手さんの娘さんが出演している、という事で、今回観にいってきたわけです。
演目からしておとぎ話的な内容で、且つ子供が一杯出てくるということもあり、観客はキッズ連れが多い。まあでもみんな晴れの日ということもありおめかししていて微笑ましいですね。
さて、内容ですが実は非常に楽しめました。ストーリーがある第一部から、バレエダンス中心の第二部という構成の変化もあって見飽きないし、何よりカラフルで美しい。バレエってたぶん見るのは子供のとき以来だと思うのですが、いろんな動きが絡まりあって何ともいえないフワフワとした気持ちにさせてくれますね。そんな風に感じる自分自身が意外だったが。。
終わった後妻に、「いやー、よかったねえ」と言うと「えー、もっとバレエ中心の方がいいよ。あなただから子供なのよ」と返されました。まあ否定はできないが。
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ディカプリオ発見!

2008-12-08 14:25:01 | Weblog
金融危機発生以降、当然ここニューヨークでも市民の財布の紐はかたくなっている。それを何とか緩めようと、今年は明らかにどこもかしこもセールを敢行しており、買い物を楽しみたい人には明らかに大チャンスという状況になっている。もしニューヨークに行こうと思っている方がいれば、Shoppingという点からはベストタイミングですな。日本ではセールをしないようなブランドでも結構セールするし。

だからという訳ではないが、今日は妻と買い物に出かけ、所謂高級デパートのBergdorf Goodmanのラルフローレン売り場をうろうろしていた。僕がセーターを物色していたら妻が僕の背中をつつき、そっとある男性を指差した。「あれ、あれ、あのディカプリオよ」
え、そうか?よく目を凝らしてみると目深に帽子を被っていて分かりにくかったが確かにディカプリオだ。おそらく意図的だろう、太目のジーンズにノースフェイスのダウンという全くいけてない出で立ちなので周りの買い物客もほとんど気付いていないようだ。完全にプライベートのようで家族(おそらく父母妹?)と買い物をしていた。
ディカプリオさんですよね?と聞きにいけるほどのずうずうしさも勇気もないので、横目で時々ちらちら確認しただけだったが、僕が見たかったジャケットの前に立って携帯メールをしていたので、「Excuse me」と言ってどいて頂きました。。。「ディカプリオを俺の一言で退かせた」という事実(?)によって感じてしまった心にこみ上げる満足感は一体何なんだろう。そうとうちっぽけな自分をまたしても確認してしまった次第。
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母の個展

2008-12-04 14:41:40 | Weblog
本日日本から戻ってきた。フライトで結構眠れたのでそれほど疲れた感じはしない。
今回姉の結婚式の二日後から、母親が描いている絵の個展を一週間やるというので手伝いをかねて初日に行って来た。個展、とはいっても別にプロで描いているわけではないのでこじんまりとした画廊を借り切ってやるわけだが、中々本格的で驚いた。確か僕が中学校に入学したくらいから始めたはずだが、今では(ものによっては)一枚数十万くらいでは売れるレベルにはなっているらしい。こつこつやる、というのは何事でも大事なものですな。
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