仕事、及び職場環境について具体的な内容をこの場で書くことはできるだけ避けてきた。いかに匿名性が高いブログというメディアであっても、やはり不特定多数の方々の目に触れる可能性がある以上、会社人としてではなく個人としてモノ申していきたいというポリシーと言っては大げさだけど、線引きをしていこうと思ったからだ。
しかし、本日ちょっと自分なりに驚いたことがあったのであえて記すことにした。
私の日本人の上司は、デリバリーされる日本食弁当(そういうのがNew Yorkだとあるんです。しかも7ドルで)を日本人社員で集まって食べるのが好きで、私や一部の日本人社員が毎日お付き合いしている。普通に和やかに会話していたですが、突然以下のような会話が開始。
「お前、今度の部内ゴルフコンペ、出なきゃだめだぞ」
「え、はあ」
「あれは、業務だからな。必須だぞ」
「えっ」
「大体こういう奴がいるから困るんだよ。自分が駐在員だってこと分かってるのか。出なくたっていいけどそれじゃお前、この部にいられないぞ」
「え、いや、実は来月から義理の両親が来てまして、いろいろと予定があって。。」
「そんなのどうでもいい、で、出るのか出ないのかどっちなんだよ」
「え、いや、その、ええ、まー、その。。」
「えー、じゃなくてどーなんだよ!」
と以上の会話の中で上司の会話に一切笑顔はない。激真面目。私が氷の微笑で適当に無理やり誤魔化している(当然一緒に食事をしていた他日本人社員二名は目を伏せ無言)と、向こうから話題を変えて、
「俺の家の近所もだけど、国連の総会で厳戒態勢だよ。お前の家の近くもだろ」
という話に変わり、
「そーですねー」
とその後は表面的な会話で何とか昼食をやり過ごしたわけです。
その部内ゴルフコンペ(土曜日開催)は、当然現地米国人(及び日米国籍の現地採用)社員も含めて部内全員にOpenで、しかも御誘いの案内は若手米国人社員がメールしていた。そのメール自体に当然「強制」の響きはない(大体そんな響きを出した時点でこちらでは、まー今では日本でもだと思うけど、完全にアウト)。というわけで正直ゴルフやる気もない、かつ本当に来週から母親、その次の週に義理の両親が来る私は「出れません」とその若手社員のみに連絡したわけですが、どこからか上司の耳に入ったのかもしれません。
しかし、私に強制、ということは当然他日本人駐在員にも強制だと思うんだけど、じゃあ米国人社員はどうなんですかね?ここで米国人・日本人問わずにすべての部内社員に「This is mandatory. If you do not attend the golf outing, you will NOT be needed in our department」位のメールを打っていれば、大問題になるとは言え、その胆力に感嘆するけど、なんで駐在員だけ強制なんだろう?その感覚って正直全く理解できませんね。。。ちなみに今のところ現地社員からの参加はその上司の秘書を除きゼロ。駐在員からも2名が何とか無理やり参加でひと組作るのがやっと、という状況とのこと。。。
ちなみに最近若手の駐在員が増えた私の部では「こんなのやんなくていいっすよね。。」という声が大半。私より上の方々も「いや、こんなの強制っていうのはおかしいと思うよ。。。」という意見。うーん、世代の差か?こんな悩みで本日の仕事の生産効率が異常に下がった事が一番もったいないなあと個人的には思います。