商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

「カンブリア宮殿」by村上龍x経済人

2007-05-31 23:39:33 | Weblog
テレビ番組の収録風景を本に落とし込んだ内容。この番組、気にはなっているんだが、なかなか毎回は見れないので、今回本になったことで一気に内容を把握することが出来てたいへん面白かった。

本においては章立てになっていて、それぞれ似たカテゴリーにはいる(とおそらく村上龍が判断した)人達ごとにまとめられている。
その中の一つに、トヨタの会長とか、全日空の会長とか、所謂大企業のサラリーマン名経営者が集まった章があった。僕の勤めている会社も「大企業」且つ経営者が(オーナーではなく)サラリーマンであるというくくりに入ると思うので、この章を自分の会社の上の人たちと比較しながら興味深く読んだ。

そこで素直に思ったのは、みなさん結構いいこといってるなあ、ということ。ついつい自分の会社の上の人達と比較したくなってしまうが、でもこういうテレビのような晴れがましい舞台で、村上龍のような著名且つヨイショも結構うまい人に盛り立てられたら、意外にいいこと言えるのかもなあ、とも思った。

人生50-60年も生きてきて、さらに大組織の中でもまれてくれば、その人がある程度優秀であればそれなりの哲学も生まれてくるのかな、という気もする。ただ自分の会社の上の人というのは、余りに身近すぎるゆえに、そういった哲学とか教養とか価値観といった事を共有する機会をあまり持てないのかもしれない。

例えば同級生で有名になったヤツがいても、その人の言うことにイマイチ素直に共感したり、すごいな、と思ったりできないのと似ているのかも。それに相手も身近な人にあえてそんなに大上段に構えた話しないしねえ。
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'Minutes To Midnight' by Linkin Parkに付いて

2007-05-24 00:09:23 | Weblog
昔は狂ったように買ったこともあるCDだが、今では1,2ヶ月全く買わないこともあるくらい。そんな自分ですがとりあえずこの新譜は買ってしまった。

Mike ShinodaとChesterのかけあいが余りない、という話は聞いていたし、実際Singleも「えっ、これLinkin?」という位ふつーっぽいハードロック調の曲だったので、「余りよくないかも」と思っていたが、そんなことはなかった。

Linkin Parkの魅力にChesterのVocalの「SoftなときはとことんSoftで、Hardなときには血管が切れそうなくらいHard」というという点があると思うが、その点が非常によく出ているアルバムだと思う。バックは比較的抑え目でそれが曲とVocalのよさを引き出しているように感じた。

先日友人と話していて「Linkinが好きな女子は多いのでは?」と問題提起したら、「そんなはずはない、お前は全く女性を分かっていない」との指摘を受けてちょっと残念な感じだが、やはりこの切ないChesterの声にヤラレル女子も多いのではないかと改めて感じている。そうじゃなきゃ1千万枚以上も売れないのではないかなあ。。。

ただ個人的に残念なのはLinkinの歌詞は正直あまりたいしたことがない点だ。個人的にはRage Against The Machineのようにメッセージを並べ立てて欲しいと思うが、それがないからこそ売れるのかなあ、という気もしてさらに残念。。
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「日本人の足を速くする」by 為末 大 を読んで

2007-05-20 23:23:45 | Weblog
前から「知的なアスリートだな」と思って興味を持っていたので、この新書を見つけて読んでみることにした。
印象どおり論理的、実践的に自分の目的の為に行動している人なんだなということがよく分かった。
彼の目的はシンプルで400Mハードルという競技で「0.0001秒でも速く走り、世界大会とかオリンピックで金メダルを獲る」ということである。その目的を達成するために殆ど常識にとらわれることなく、自分の責任において様々なトレーニング法の選択を行っているさまが印象的だった。
これは考えればアスリートであれ、ビジネスマンであれ当然実践しなければいけないことなのだろうが、とかく人間は「前例」とか「習慣」とか「思い込み」に支配されがちなので、本来の目的が忘れ去られ、習慣等が目的化する、というのはありがちな話だろう。

毎日特に考えずに同じメニューのトレーニングをしてしまう事とか、本来情報を共有し、戦略の確認を行う場である会議が、結局1ヶ月一度行うことだけで満足してしまう事とか、色々な例が思い浮かんできそうだ。

今回特に思ったのは、スポーツの世界は、「勝つ」とか「早く走る」とか、とにかく目的が明確且つシンプルで分かりやすいので、話もある意味非常に理解しやすいなということだ。そしてシンプルなだけに物事の本質を突いていることも多い。その意味でこの本の方法論は普通のサラリーマンが直面する一見複雑な問題を解決する手立てを与えてくれるかもしれない。
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回数

2007-05-16 00:49:59 | Weblog
最近気になったニュースで日本人のSexの回数が世界最低だ、というものがあった。
コンドーム会社の調査だそうだが、これによればトップのギリシャは3日に一回以上らしい。日本は一週間強に一回。

自分の感覚としては日本の平均は、「まー、そんなもんだろう」と思うし、以前友人と赤裸々に確認した限りでも、そんな感じだった。でもこの世界の常識との違いはいったいどこから来るのだろう、とちょっと考えてみたが、意外に理由は単純なような気がする。要するに日本人(特に男性)は忙しすぎるのではないだろうか。

仕事柄いろんな国に行くが、まあ夜の7時以降まで仕事をしている国はまれだ。日本だったら7時に帰ったら一般的には「早いねー」ということになるだろう。人間だから10,11時に家に帰ってご飯食べてフロは行って、さあその後!というほど体力が残っている人はまれだろう。だからやはり「まあ、こういうことは週末ということで」という感じになって、それでもなんとなくしない週もあるので平均10日前後に一度という感じになるのではないだろうか。しかしこういうところからも日本人の特殊性を感じますね。。。


http://allabout.co.jp/relationship/kekkonlife/closeup/CU20070417D/index.htm
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北海道出張での印象

2007-05-09 00:25:05 | Weblog
プライベートではスノボとかでたまに行ったが、仕事では実に6年ぶりの北海道出張に行ってきた。
そこで感じたのは、(偶然かもしれないが)北海道の人は非常に丁寧だということ。例えばおみやげ物屋でも、ホテルでもレストランでも駅でも、みんな非常に感じがよい。もちろん日本はどこだって丁寧なんだけど、東京だとちょっと商売っぽすぎたり、他の地方だとカジュアルすぎることがあるが、北海道で受けた印象は「丁寧なんだけどフレンドリー」みたいな感じとでも言いましょうか。癒されました。まあ一泊二日程度で分かった気になってもしょうがないが。。。

また(これまた偶然かもしれないが)北海道の女の子は可愛い。今回何箇所か客先を回ったが、どこでも出てくる女性がいい感じの子ばかりだった。あんまりツンツンした感じもなく優しい雰囲気の子が多く、これまた癒されてしまった。

この辺の印象を再度確認するためにぜひ近いうちにまた行きたい!
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