商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

マンダリンオリエンタルに泊まって

2007-04-30 23:34:48 | Weblog
今年のゴールデンウィークは遠出が出来ない。なぜなら僕の幼馴染の結婚式が5月4日にあるからだ。ゴールデンウィークの真ん中に結婚式をやるというのは相当迷惑な話だが、まあ親友だから出席しなくちゃしょうがない。
というわけで何かイベントをと思い、頭書のホテルに泊まることにした。まあお値段もそこそこだが、さすがによかった。
部屋も広いし、高級ホテルにありがちなモダンすぎる感じもない。床もフローリングで天井も高く落ち着く感じ。東南アジアあたりのホテルのリラックス感と都会的な感じが入り混じった微妙なバランスが心地よいホテルだな、と思った。
思えば今まで色々なホテルに泊まって見たが、その中でもかなりレベルは高いと思う。コストパフォーマンスという意味では別だが、レベルの高さでは今回が最高かも。パークハイアットもよかったがモダンすぎてちょっと落ちつかなかった気がした。
フォーシーズンズは周りに何もないのがちょっとマイナスか?そんな感じで色々考えてみると今回は総合的にレベルが高かった。
最近東京には色々なホテルが開業して戦国時代の様相を呈しているが、それもまた楽しみになるかもしれない。今度又違うホテルにも泊まってみよう!
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'The Uncosoled' by Kazuo Ishiguroについて

2007-04-24 00:26:59 | Weblog
まだ読み終わってない本について書くことは今までなかったが二つの理由により書くことにする。一つはまだ半分も読んでいないがこの小説が紛れもない傑作であること、もう一つは英語で読んでいるので時間がかかっており、読み終わるのを待っていたら今の興奮を書き留めることができなくなりそうだからだ。

Kazuo Ishiguroにはまってから、邦訳で出ているものは大体読んだが、この本だけは既に邦訳が絶版になっており、Amazonでもプレミアがついていて異常に高いので、やむなく原書を買って読むことにした。

で、読み進んでいくと最初はなんだか迷路に迷い込んだみたいでわけがわからなかったが、読み進めるにつれてその描かれた世界の一角が姿を現してきた。それと同時にそのほかの隠れている世界がいかに大きく深いかが何となく想像できてしまい、感動で震えてしまった。

まだ途中なので断言はできないが、これは恐らく(Kazuo Ishiguroの小説の根底に常に流れるテーマだが)心の中に誰もが抱える喪失感を描いているんだと思う。その喪失感を分かりやすく訴えるために、ちょっと極端なエピソードや登場人物の言動が描かれるのだが、彼が書くと「まー、こんなこともあるかな」と何となく思えてしまうのがすごい。さらには、ありそうなんだけどまず起こりえない、そこに生じる違和感により心の奥底がかきむしられるような焦燥感を感じてしまうのは恐らく僕だけではないだろう。

'Never Let Me Go'が最高傑作だと思っていたが、これも匹敵するくらいの名作かもしれない。うーん、恐ろしい。
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「The Best Damn Thing」by Avril Lavigneについて

2007-04-19 00:18:08 | Weblog
Avrilのアルバムを発売日に楽しみに買う32歳はどうなんだろう、と思いながらやはり早速購入してしまった。。

今聴きながら書いているが、かなりキャッチー。今までもキャッチーだったが今回は特にどの曲もフックが効いた仕上がりになっている。恐るべし。この間MTVでやっていたライブでの唄の下手さには正直ビックリしたが、まあそんなのどうでもいいですね。

今日タワレコで購入したが、3種類あって迷った。①日本版2300円('girlfriend'のクリップ、ボーナストラック付き)、②輸入限定版2200円(メイキングDVD付き)、③輸入通常版1690円の3つ

「うーん、メイキングも見たいが一回見たら終わりだろう、それよりもクリップか?でもクリップMTVでみれるしなー、よく考えれば輸入通常版の方が500円以上安いしなー、うんこれにしよう」
「いや、しかしどうせ買うならたとえ例え高くても、後でちょっとでも後悔するくらいなら値段は関係なく一番ほしいものを買うのが大人ではないか。」
等、全く無駄な煩悶を自分の中で繰り返した挙句2300円の国内版を買った。あー、小さい。自分の矮小さをAvrilで再確認する羽目になってしまった。

まあでもとにかく曲は良いです。
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「ナイン・インタビューズ」 by 柴田 元幸 に付いて

2007-04-15 22:44:41 | Weblog
副題は「柴田元幸と9人の作家たち」で、著名な英文学翻訳者である柴田氏が自分が訳したり、気になっている作家をインタビューしたものを一冊の本にしたもの。日本人作家である村上春樹を除くインタビューがおさめられた2枚のCDが付いて2600円くらいというのはかなりお買い得。

作家が自作を語る本というのはそんなに多くは読んでいないが、ここで収められている作家はみな自作に色々な意図を込めて書いているんだな、というのが第一印象。「作家」というとインスピレーションの湧くままに書き綴っていく芸術家タイプの人を想像するがそんなことばかりでもないんだ、とちょっと意外な気がした。

「こうこうこういう考え方に基づいて作品を書いたらどうなるかと思って書いてみた。日本でもその意図が伝わっているのを聞くとうれしいね」といったような反応を読むと、「結構論理的に考えているんだな、なんか普通の『仕事』って感じだな」と新鮮な気持ちになった。まあ当然その「意図どおりに伝える。かつ面白い」という事を実現させることが才能なんだろうが。
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本部長が出席される可能性があるので10分前着座!

2007-04-10 23:49:29 | Weblog
うちの会社は(所謂「大企業」はどこも一緒だと思うが)何個かの部が集まって「本部」を構成している。
その本部の長がそのままだが「本部長」である。特に僕が所属する本部の本部長は厳しいことで有名で、部長をはじめ皆さん恐れおののいている。

今日本部内のある会議あり、部の代表として僕が出席した。その出席者全員に昨日夜会議の主催者からメールが入り、何かと思ってチェックすると
「明日の会議、本部長が出席するかもしれない。なので会議の10分前には着座するように」という通達だった。

親切といえば親切だが、「本部長が出席する(かもしれない)以上、一片たりとも失礼はできん!」とまで担当者に考えさせ、それを「10分前に着座」というメールを出させるまでに追い込む権力というのは恐ろしい。。。でも冷静に考えればサラリーマンですよ、本部長も。殆ど神のようだ。

まあ一企業の本部長程度の権力でさえ、これほど周りの人間に忖度させ、行動させるという事を考えると、たとえば江戸時代の将軍とか、どこかの王国の皇帝とかすごかったんでしょうね。こうやって周りが権力を憚って、本当は求められていないレベルにまでの行動を起こすことが恒常化すると、組織が暴走してしまうのだろう。太平洋戦争なんかでも同じような現象が見られたのかも。。
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32歳の誕生日

2007-04-09 00:50:56 | Weblog
毎年恒例となっているのだが、なぜか僕の誕生日には、誕生日が近い同期といっしょに僕の家でパーティをすることになっている。
今年は妻の友人の誕生日が僕と二日違いということが判明し、彼女も参加、3名合同誕生日となった。まあ何年間もやっていると年とともに違いが出てきて面白い。一番顕著なのはとにかく誘う人が少なくなってきたなあということ。当たり前だが結婚して子供がいるような友人は誘いにくいし、年々独身の友達がどんどん減ってきているのを、「誰を誘おうかな」と考えるときに実感する。また転勤して東京近辺にいない人も結構多いしねえ。

毎年誕生日を新たにするたびに、「ああ今年こそしっかりしなければ」と気持ちを新たにしようと努力していたが、今年はそういう気持ちも正直浮かんでこない。そういう努力がいつも徒労に終ってしまうことに少々嫌気がさしてきて、できるだけ無意識にではあるが考えないようにしているのかもしれない。

盲目的に日々をすごしている限りは確かに生活できるし、そこそこほしいもの買えるし、仕事もまあ面白いし、そんなに不満はないと言ってしまえばそれまでだが、一方で、「これでいいのか?」と自問する自分もいる。じゃあ何を求めているかを言われるとそれを答えられないのも歯がゆいといえば歯がゆいが。。。
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知り合いが離婚した

2007-04-05 00:06:07 | Weblog
今日、仕事関係の人と話していて、その会社で働いているMさんが元気かどうか効いたところ、「ああ元気だけどそういえば彼離婚したよ」とのこと。

Mさん自身と仲良いわけではなく、実はMさんの(元)奥さんが、偶然僕の幼稚園、小学校の同級生で幼馴染だったことが依然判明し、それで何となく彼のことも時々話しに出てきたわけだ。

僕が話した人も理由は知らないといっていたが、正直かなり意外だ。(元)奥さんのことはそれなりによく知っていたが、快活でさばさばした良い子だったし、Mさんもよい人そうだったんだけどなあ。。。人の家庭にはそれぞれ理由があるにしてもちょっと意外。

よく考えれば、最近というか恒常的に、周りの知り合いで離婚するカップルが異常に多い気がする。いくら日本の離婚率が高いとは言え、ここまで話を聞くと何か自分の周りに何か他の環境では見られない特異性があるのではないだろうか、とかんぐりたくなってしまう。

ちょっと考えてみた。僕の周り(男性)は正直言って、まあ世間的には良いといわれている会社とか、職業で働いている人は多い。→結婚する女性側も、その良い(といわれる)職業・会社に見合った生活を(勝手に)イメージして結婚する。→しかし現実にはこの日本社会では思い描いていたようなリッチな生活は望むべくもなく、一方でそういう職業・会社はえてして忙しく夫はいつも帰り遅く、土日も疲れてつまらない。→妻の不満が溜まり夫にぶちまけ、夫は妻に対してなんて理解がないんだと怒る → 離婚。。。。。
というような構造があるのではと勝手に推測してみたがどうなんだろう?まあ夫婦生活の構造的には我が家も似た部分がありそうな気がしますが。。
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