商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

学歴社会 is still alive?

2005-06-28 23:08:10 | Weblog
先日妻のコンサートに行ったら、姉とその友達の家族が来ていた。その友達は姉と中学からの親友で僕もよく知っているのだが、そのご両親にあったのは初めてだった。

そのお父さんの方が、コンサートの休憩時間に僕に挨拶に来られて、まず一言目に発したのは、「君はK高校だったよね。僕はA高校なんだ」と地方にあるご自分の有名私立高校の名前を言った。「初対面なのに一言目がなんじゃ??」と僕の頭は早くも疑問に包まれたが、それに気付くこともなく、その方は、「自分の高校から今年東大が何人入った」とか、「どこそこ会社の社長、あれも同窓生でかつ東大出身」とか、延々とご自分の母校とそこ出身者が素晴らしいかを休憩時間20分の間しゃべり続けていた。

僕は呆気にとられる間もなく、ただ聞いているしかなかったが、その方が自分の席に戻った後、奇妙な感覚にとらわれた。それは別に軽蔑でも哀しさでもなく、2005年現在で、少なくとも10年以上も学歴社会の終焉が叫ばれて着ている中でも、その考え方はしっかり生き残っているという事実だ。確かに「官僚の時代は終った」とか「医者とか弁護士になったって将来が保証されるわけじゃない」とか通り一遍には言われる時代になったけど、やっぱり現実的にはたいていの親は、自分の娘が官僚の嫁になればうれしいだろうし、医者、弁護士は合コンでは人気だろう。そう考えると、人々の意識は意外に以前と変わってないし、かつそういう学歴社会のステレオタイプな価値観は生き残っており、まだまだ学歴・職業に(古い価値観のなかで)恵まれた人たちは、恩恵を得ているのだろう。

ということを考えていると、「学歴社会の終わり」というものを声高に唱え続けたメディアこそがある意味ステレオタイプに過ぎたということもいえるような気もする。
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海外赴任について考えたこと

2005-06-26 01:32:41 | Weblog
先日会社の部長と面談があり、海外赴任を打診された。僕も今年30、そろそろとは思っていたが心境は複雑だ。
僕の会社の赴任期間は大体3-5年。まあ来年行くとしても帰ってくれば35前後にはなっているだろう。35からそれ以降の社会人生活を今の会社で送らない、という選択肢はほとんどなくなっているのが本当のところだと思う。35で戻ってきて、それから5年くらい日本で担当者の仕事をして、(運がよければ)課長になり部長になる、運が悪ければ子会社にほっぽりだされる、という人生が目に見えるようだ。
20代の時は刻々と刻まれる時間に結構無頓着だった。それはなぜかというと、時間の流れが人生を決定つけるもっとも重要なファクターである、ということに気がついていないからだろう。
いま30代に入りその事を痛いほど感じているが、そうはいっても何の確たる行動もおこさず適当にすごしている自分にイライラしている。
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父の墓参り

2005-06-13 19:30:22 | Weblog
6月11日は父の命日だった。一日遅れで墓参りに行った。
北鎌倉の寺に父の墓はあるが、寺はアジサイの花で有名でこの時期は非常に混んでいた。
僕の結婚に反対だった父が死んだときは正直ほっとした気持ちの方が強かった。
いまだにその気持ちの方が強い僕は薄情だったり、異常だったりするのだろうか。よくそんな事を考える。
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商社の機能について

2005-06-12 01:58:00 | Weblog
先週の金曜日、僕の取り扱う原料の半年分の大きな交渉がほぼ妥結した。最近僕のいる業界が全体的に業績がよくないのに、原料の価格は上がり基調にある。そのためかなり厳しい価格交渉になった。
僕の仕事は、簡単に言うと海外から物を仕入れ、それを日本のメーカーに販売するという、非常に古典的な商社の商売だ。
近年商社の口銭商売の終焉ということがよく言われるが、最近厳しい業界環境も反映して仕事をしててその機能の低下を痛切に感じる。大体この世の中情報なんて取り放題だから、みんな基本的に海外の相場も知っている。そうなってくると、ごまかして儲けるなんてうまい話できないよね。
利益は低くなるのに、最近のコンプライアンスだなんだで、品質とか安全とかには病的にうるさいので、仕事の手間ばかりが増加している。
世の中では商社というと、「口銭商売の終わりをいち早く察知し、情報産業や事業投資に事業をシフトした」なんて思っている人もいると思う。一面ではそれも事実だが、大多数の商社マンがいまだに売った買ったの商売をやっているのも事実である。内心矛盾を抱えながら。。
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ロレックスエクスプローラー旧モデル買っちゃった

2005-06-03 15:09:14 | Weblog
先週のLondon出張中に買っちゃった。旧モデルの66年製。でもBoysらしいことが後で判明。間抜けでした。。。日本円で50万円くらい。Londonのバーリントンアーケード(アンティークショップや高級店が並んでいるアーケード)のRolex専門のアンティークショップだったので、「まあ大丈夫だろう!一期一会だ!」とばかりに買ってしまった。今のところ時間は正確に刻んでいる。。
日本に帰ってネットでCheckしてみたら65万円くらいで同じモデルが売っていたので別に損はしてないと(無理やり?)信じてます。
ただ日本に帰ってから時計に詳しい会社の先輩に聞いたところ、本物であることは間違いないなさそうだけど、フェイスやブレスレットを交換している可能性が高く、こういうのは価値を下げるそうだ。。。全然知らなかった。またRolex純正の保証書と箱がないのはかなり価値に影響するとのこと。その店の保証書はあるんだけどなあ。。。
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