商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

すっかり更新してなかった

2007-10-30 12:44:17 | Weblog
この2週間くらい、まったく更新せずにすごしていた気がする。
母親がきていたり、出張に行ったり、接待が続いたりと結構ばたばたしていてあっという間に時が過ぎてしまった。。

先週はじめてChicagoに行ってきた。なんとなくイメージしていたよりずっと美しい街でちょっと意外だった。近代的なビルと古いビルが微妙な、不思議と不自然ではない調和の中にたたずんでいる、そんな感じ。
川やら湖に囲まれているため、湖畔・河畔から見る景色もなかなか趣があってよい。勝手にすごく近代的なビルばかりが立ち並ぶ殺風景な都会を想像していたのでちょっとうれしい誤算だった。

母親孝行(?)の中でいろいろなところに訪れたが、その中ではWilliamsburgがもっとも気に入った。マンハッタンから川を越えたBrooklynに入ってすぐのところにあるちょっとした町だが、Bedford Avenueという通りを中心に雑貨屋、服屋、レストラン、ギャラリー、カフェ、等々が点在している。もともとはマンハッタンの家賃高騰に根を上げたアーティスト達が移り住んできたことから、現在の町の様相が築かれてきたらしいが、ちょっと風変わりな、でもこだわりのありそうな店や人々が多く、なかなか自分の好みにぴったり来る場所だった。そうですね、日本で言えば一昔前の代官山、現在の中目黒の目黒川沿いの雰囲気にちょっと近いかもしれない。(もう少し下町っぽいかな。。)
そこのちいさなアンティークショップで木製のマガジンラックを購入。かなり古いものだが25ドルとなかなかお買い得だと勝手に思っている。

明日からはSan FranciscoとSeattleに出張。戻りは夜行便で土曜日になる。西海岸までは6時間くらいかかるため日本の感覚では海外旅行ですな。。シンガポールくらいまでにはいけるもんねえ。。
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会社の同僚たち-ところ変われど。。

2007-10-12 12:07:59 | Weblog
最近どこの日系企業もそうだが、うちの会社も派遣する日本人の数が減り現地化をすすめつつある。
僕の部署もその典型で、上司もアメリカ人、同僚もみんなアメリカ人である。構成としては、営業担当が50代後半の男性上司、40歳前後の男性、僕、20代半ばのほぼ新人、後は事務担当の女性二人、という感じ。

今その新人に関することで2件の相談をほぼ同時に受けた。まずは11時くらいに「ちょっといいかな」とその上司に呼ばれ、「新人のことなんだけど、どうかな?今教育しようとしているんだけどどうも学ぶ姿勢がなってないと思うんだよね。。俺が若いころはJust Do It because I said Do it!、って感じだったけど、そういうのが通じないよねえ。正直あの新人いまいちだと思うんだけど、君の観点からどう思う」と意見を求められた。

そしてそのほぼ一時間後、40歳の同僚から「新人のことで相談あるんだけど、昼飯でも食いながらどう?」みたいに言われ、結局新人も含め三人で食事に行った。
どんな話になるのかなあ、と思っていると新人が「あの上司、すっごい細かいことまで口出してくるし、俺が帰ろうとすると、あれやったか、これやったか、と聞いてくるし、子供じゃないんだからわかってるよ!っていってやりたいよ。ああどうやって対処すればいいかなあ」と聞いてきた。

日本にいても上司と部下で折り合いが合わないというのはいつでもあることなので、正直「どこもいっしょだなあ」と思った。まあ僕がした話というのは上司に対しては「うーん、まあ確かに足りないところもあるけど、熱心さとかいいところもあるからそれについて評価してあげて、かつ彼が自分の能力をもっとCultivateできるようにしていこうよ、僕ももう少し注意してみていくよ」と言って、新人には「細かいという不満もわかるけど、上司がそうやって君に言うのは君に期待しているからでもあるので、その点を理解してできる限りがんばってごらん」とまあありきたりの話をしたわけです。

でもまあこういう場合えてして重要なのはすっごくいい話をしてあげる(できないけど)ことではなくて、それぞれの立場を理解して聞いてあげることなんでしょうね。その点でもところ変わっても一緒ですね。
すくなくとも着て2ヶ月くらい経って、上司・若手どちらの側からもそういう共感を求められたい立場になれたような気がするのはちょっとうれしいですね。
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グッゲンハイム美術館に行って

2007-10-08 13:12:21 | Weblog
現代美術が気になってきたこともあり、MOMAと並ぶNYCの現代美術館であるグッゲンハイムにいってきた。
まず入ると面白いのがらせん状の建物の構造。らせん状のスロープを登りながら壁にかけてある絵画・写真等を見ていける構造になっていて面白い。まあそのスロープの壁に飾ってあるのはすべて特別展で、通常の展示物はすべて途中の別部屋の中に展示されている。

特別展はまあ特に惹かれなかったが、やはり常設展示の絵画は非常によい。ピカソ、セザンヌ、ゴーギャン、カンディンスキーとか、近代美術の大御所のいいところを見る事ができる。ちょっとうれしかったのが小学校のとき教科書に載っていていまだに記憶に残っているシャガールの絵が見れたこと。すごく大きな絵を想像していたのですが結構小さくて意外だった。

今回ちゃんとテープを借りてその解説を聞きながらみたのですが、やはり絵画ってその時代背景とか、作家が意図していただろうコンテクストとかを理解しながら見ると大変面白いですね。理解が深まるだけではなく感動も深まるから不思議だった。

今回大変感動したのはピカソの「Woman with Yellow Hair(だったっけ?タイトルは正確ではないかも)」だが、これがピカソが50歳くらいになってから恋に落ちた不倫相手と知ってなんだか妙に感動してしまった。女性が寝ている抽象画なんですが、なんだかその安らかな寝顔が愛情を表しているような気がしてしまったんですね。その寝顔に感動してそしてそれをフレームにとどめたくて筆をとった様を思わず想像してしまいました。こういう楽しみ方ができるというのは最近知ったけど新鮮です。
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「Heartbreak Kid」を観て

2007-10-08 13:00:19 | Weblog
家から歩いて10分以内に映画館があることを知ってしまい、またまた映画を観にいってしまった。日本ではもうやっているのかは知らないが、結構好きなファレリー兄弟の映画と聞いて結構期待して観にいった。主演のベン・スティーラーも好きだし。。
結論から言うとまあ軽く見る分には面白いが、いつものような切れがないですね。ちょっと途中からの展開とか極端すぎてぜんぜん笑えない感じ。後昔の映画のほうがもっと女の子をスイートに見せていたと思います。ちょっと残念。
見る前にGoogleで評価をチェックしたがまああんまり高くなかったので「どーかな」と不安もあったのですが、まあ確かにたいしたことないという感想です。
でもあれだけジェシカ・アルバに感激したGood Luck Chuckの評価はもっと低く、「笑えないよ」とか「大体主役の男がミスキャスト」とか散々な意見が書いてあった。「いや、あれはジェシカを観にいく映画だから何を細かいこと言っているんだ!」と一言書こうかと思いましたが大人気ないのでやめました。。。
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「The Color Of Water」 by James McBrideを読んで

2007-10-04 12:52:27 | Weblog
ちょっと前読んで、感想を書こうと思って忘れていた。通常はそういう場合なんとなく何も書かずに終わってしまうのだが、この本は大変感動したので記録にとどめておくことにする。

この本、10年前に出版された本らしく僕はStrandで10周年記念Editionを偶然手に入れた。サブタイトルの「A Black Man`s Tribute to His White Mother」という部分に、「これはなかなかドラマ性がありそうだな」と惹かれたからだが、買って本当に正解。感動しました。簡単にいうと、黒人社会の中に入り込んで、二人の黒人男性と結婚し12人の子供を生んで、そのすべての子供が実社会でかなりの成功をおさめている、という女傑の話(そしてその息子である著者の話)なのだが、1920年代に生まれた白人女性が、たとえそれが白人の中では若干虐げられていたユダヤ人であっても、黒人と結婚して生活した、そして子供も育てた、という人生の苛烈さを知り深い衝撃を受けた。差別というものが裏に潜んでしまった21世紀と比べ、やはり昔は構造が単純なだけあって当事者になったら直接的に毎日きつそうですね。普通に町を歩いていて罵倒されたりするんだもんね。。

この本で後興味深かったのは、このお母さんが何で黒人に惹かれるようになったかという過程で、やはり家庭の事情というのも大きく左右しているという気がしたことですね。父親が異常なほど権力が強く、それに何とか反発し、白人的なもの、ユダヤ的なものから逃れようとする中で、まったく間逆な黒人社会に惹かれたのではないかとそこはかとなく思ってしまったので。

もうひとつは宗教の力。この女性は一度結婚した男性とは死別し、さらに結婚した男性にも死なれてしまい、12人の子供を抱え途方にくれるわけですが、そういう厳しい人生の中で何が救いになったかというと神なんですね。何が起こっても、自分の身がどうなろうとも、最後は幸せになれる、というか自分に起こったことと、幸せとは直接的には関係がないんだ、という達観した感覚に近づくための触媒として「神」という存在があるように感じました。そういう感覚って少なくとも僕はまったくないですね。たぶん普通の日本人はないのではないでしょうか。

この本、大変よい本だな、と思ったらアメリカでは二百万部以上売れているらしいですね。確かにその価値があると思います。日本で見た記憶がなかったので調べたら昔「白水社」で翻訳が出版されているらしい。でもどう考えてもすごく売れた形跡はないですよね。。
ふと思ったけど、日本で「黒人文学」というものに対する認知度は圧倒的に低い気がする。米国の白人作家だといくらでも思い浮かぶけど、黒人作家で有名な人ってあんまりいないような気が。。その辺のところも考察してみると面白いかもしれないですね。

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「Good Luck Chuck」を観て

2007-10-02 13:27:36 | Weblog
ジェシカ・アルバ見たさだけでこの映画を観にいってしまう自分もどうかと思うが、まあとにかく行ってしまいました。
しかも月曜の夜10時からの回ということもあり、さすがに観客もまばらでわれながら何やってんだろうなあと思いながら。。

話ははっきりいってどーでもいい感じ。ユーモアも大味だし単純、最初からだいたいどうなるかもわかりきってはいるのですが、ジェシカ・アルバのかわいさは爆発ですね、はっきり言って。

見終わって一時間も経っていない今の段階では、「ああ、世界で一番かわいいのではないだろうか」とすら思ってしまうほどハートを打ち抜いてくれました。これをみるだけでも11ドルはまったく惜しくないですね。そうですね、50ドルくらいまでなら悩みながらも払ってしまうのではないでしょうか。あくまで個人的な意見ですが。

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