先週末、アカデミーの授賞式を見ていたので、当然「おくりびと」の受賞をリアルタイムで見ることになったが、これは結構考えさせられるものがあった。
まず監督の英語のスピーチだが、きっと相当興奮していたと思うので、考えていた内容の多くは飛んでしまったのだと思うけど、やっぱりこういう場で、英語圏の人達に中身のあるメッセージを伝えきれない、というのが正直残念ですね。もちろんこういった賞というもの自体が多くの関心を呼ぶので、その結果興味を持つ人も増えるだろうけど、受賞の場で響くメッセージを伝える、というのも人々の気持ちをかき立てる大きな原動力になると思う。こういった言語(もしくはこういった場で気の利いたことを言うというカルチャーではない、ということ)によるDisadvantageって、日本は色んなところで受けているんだろうな、としみじみ感じた。
また二点目は、前のオリンピックでのリレー銅メダルで感じたことにも似てるけど、結局この賞ってアカデミー賞の中でそれほど大きな感心を持たれているものじゃないんだな、としみじみ納得したこと。監督がスピーチで、「これが私のとっての新たなDepartureだ」みたいなことをおっしゃっていて、これは当然英語タイトルの「The Departure」にひっかけていると思うんだけど、これに対して観客サイドで理解している雰囲気は全く無かった。発音は明瞭だったのでそこに問題は無いと思うので、要するに観客はこの映画のタイトル自体、特に認識すらしていなかったということだろう。うーん、ちょっとむなしい気もしますねえ。。
うちの妻は、「壇上に上がったときの広末の遠慮がちに口を隠して背を丸めるようなしぐさはなんだ。もっと堂々としないからセクシーに見えないのよ。これじゃ世界に通用しないわよ」と熱く語ってました。。。
まず監督の英語のスピーチだが、きっと相当興奮していたと思うので、考えていた内容の多くは飛んでしまったのだと思うけど、やっぱりこういう場で、英語圏の人達に中身のあるメッセージを伝えきれない、というのが正直残念ですね。もちろんこういった賞というもの自体が多くの関心を呼ぶので、その結果興味を持つ人も増えるだろうけど、受賞の場で響くメッセージを伝える、というのも人々の気持ちをかき立てる大きな原動力になると思う。こういった言語(もしくはこういった場で気の利いたことを言うというカルチャーではない、ということ)によるDisadvantageって、日本は色んなところで受けているんだろうな、としみじみ感じた。
また二点目は、前のオリンピックでのリレー銅メダルで感じたことにも似てるけど、結局この賞ってアカデミー賞の中でそれほど大きな感心を持たれているものじゃないんだな、としみじみ納得したこと。監督がスピーチで、「これが私のとっての新たなDepartureだ」みたいなことをおっしゃっていて、これは当然英語タイトルの「The Departure」にひっかけていると思うんだけど、これに対して観客サイドで理解している雰囲気は全く無かった。発音は明瞭だったのでそこに問題は無いと思うので、要するに観客はこの映画のタイトル自体、特に認識すらしていなかったということだろう。うーん、ちょっとむなしい気もしますねえ。。
うちの妻は、「壇上に上がったときの広末の遠慮がちに口を隠して背を丸めるようなしぐさはなんだ。もっと堂々としないからセクシーに見えないのよ。これじゃ世界に通用しないわよ」と熱く語ってました。。。