商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

読んだ本について3

2005-02-19 23:58:32 | Weblog
「名前のない女たち」中村淳彦 

面白くて一気に読んでしまった。「企画物AV女優」というAV女優のランクとしても中から下に位置する女の子達十数人が、どのような人生を歩んできたかを語ってもらう、というインタビューものだけど、その女の子達の人生の「多様さ」に圧倒された。
小学校の時からホームレスだった子とか、90キロ超のデブだった子、「人間ダーツ(的にされてコンパスとか刺される)」なる強烈ないじめにあっていた子とか。。。とにかくふつーの人生を送ってきた僕としては「本当に日本か???」と衝撃を受けた。
ただ、AVの世界にはしっちゃった子には圧倒的に家庭もしくは学校で問題を抱えていた子が多いようであった。まあ子供の頃の世界ってほとんどこの2つの世界だけなんで、そこで異常な体験をすると恐らく回復が難しくなるほど損なわれてしまうのでしょう。
自分は、相当学歴社会の中を生きてきて、まあそこそこ小器用だったから何とか勉強でも学校生活でもクリアして、ふつーに社会生活してますが思えば結構たいへんだった気もする。僕は鈍感だったから何とか耐えられたのかもしれないけど、人によっては耐えられないというのも十分分かる気がするなーとも思った。

ちなみに今日は妻は友達の家に泊まりに言ってるので、一人で家にいて読書したり音楽したり気楽でたのしい。好きなJameson(アイリッシュウイスキー)を買って飲んでいるけど、なんか味変わったかな?昔のほうがうまかった気が。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする