クリント・イーストウッドが監督としても活躍している事は知ってはいたが、自分は出演しないものも案外あったのですね。しかも案外重い内容のものもあるようで今回の作品も、実際にありそうだけどあったら大変、といったものだった。ショーン・ペンやケビンベーコンなどいい俳優を使っているし。それは監督があれだけの人だから？ 何度も同じような風景が出て、も少し何とかならないかと感じた場面もあったが全体的には分かりやすかった。ちょっとした事で人生は別の方向へ進むかも、進んでいたのかもと思わされた。ついていない人生を歩まねばならなかった殺され役の元少年は本当に気の毒。犯罪者、被害者のどちらにもなり得るのが人間。怖い存在だと改めて思った。今更だけど☺
阿部寛さんは長身でカッコいい人なのに役者としての立ち位置はどうなの？ と演技を拝見する度に思う。シリアスな芝居はしないと決めているのか？ コミカルな役どころが多い。この映画も観るまでは原作は東野圭吾さんだし、ミステリーもの？ と勝手に決めていたが全く違った。少し前に話題になったドラマ・まだ結婚しない男や是枝監督作品での彼の役はうだつの上がらない冴えない父親役。演技としては難しい役？ なのだろうか。この作品も出演者がバラエティーに富んでいて期待したが、とっ散らかった感があり、さほど面白くはなかった。NHK朝ドラ・あまちゃんを演出した人が監督だったらしいけれど、わくわくさせてくれるものは皆無。それは決して阿部さんの責任ではないが、勝手に期待感が膨らみすぎた為やや😞
忙しく過ごすうち、新しい年も8日が過ぎた。まさにあっという間の出来事。２０２０・東京～と大騒ぎをし始めて何年が経ったのだろう。瞬く間に年月が流れ、本当にオリンピックイヤーを迎えた。選手たちは興奮気味？ それ以上に応援者も大興奮？ 冷めきっているのは私の周りだけ？ 高齢者たちはオリンピックを見るまでは死ねない、とほざくが高齢者一歩手前の年代にはその後の日本、東京の行く末が怖い。税金は？ 年金は？ そちらへの関心度の方が高い。開幕まで200日を切ったとニュースキャスターも大喜でしゃべっていたし、今年の景気を企業トップに聞いても皆、にこやかに景気の上昇傾向を語る。本当にそうなの？ 私たちの未来はホンマに明るいの？ 誰を、何を信じたらいいのか分からない年の幕あけ。
