リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2012年5月19日 映画・転々

2012-05-19 16:18:40 | Weblog
 以前にもここで書いたことはあるけれど、今回も取り上げたくなって書いている。劇場でもちゃんと観たしテレビでも少なくとも2回は観ている。なのに飽きないんだなぁこれが。テレビドラマの”時効警察”もバカバカしいんだけどクスリと笑わせてくれて大好きだった。監督・脚本担当の三木聡さんってどんな人なんだろう? いや、人にはさほど興味はない。その作品つくりがどんなものなのかを知りたい。そうは言ってもこの映画の製作年は2007年。すでに5年前。テレビでも彼の作品を観る機会はこのところない。やっていてもこっちが知らないだけ? でも小さいところにもこだわっていそうだから、製作費は相当かかるのだろうな。美術(”転々”の場合もキョンキョンが使っていたキッチンなんてほんとに素敵だった)も最高だし。それでも諸事情に負けず是非、次回作を。楽しみにしてるよ~。

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2012年5月18日 節電対策

2012-05-18 18:20:06 | Weblog
 原子力発電所の再開が見込まれない今、いよいよ夏に向けて政府が節電対策を具体的に言い出した。昨年の夏、猛暑ではなかったものの(一昨年に比べればだいぶ楽ではあった)それなりに暑かった。それでいて節電を都内ではあちこちでうたい、実行。特に辛かったのは短期バイトでの勤め先。お役所からの通達どおりに1日に何パーセント(何%なのか、実数は知らない)かの節電を守るために時間ごとに各フロアでエアコンを切る、徹底ぶり。汗だくで仕事に向かった記憶がある。首に巻くクーラー代わりの冷却グッズや数本のペットボトルを持ち込んで熱中症にならないようにと気をつけたり。今夏もあんな状態で働くのだろうか。考えただけで辛くなってくる。若い頃にはクーラーがない部屋に住んでいたこともあるが、今となってはとても無理。どれだけ電気に頼って生きてきたのかは反省しなければいけないところももちろんある。それに気づきつつもエアコンなしは駄目だわ。温暖化が進み、異常気象もあれこれ現れ、今後我々の生活はどうなるのか? 心配は尽きない。

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2012年5月16日 車谷長吉

2012-05-16 21:14:56 | Weblog
 朝日新聞の悩み相談欄でのコメントくらいでしか、この人を知らなかった。その返事の仕方が妙な時も多々あっていったいどんな人なんだい? と興味を持った。持ちはしたがその後、追及しようとまでは関心がなくてそのままになっていた。先日、近所の本屋の文庫本コーナーでぶらぶらしていたら背表紙に”車谷長吉”を発見。手に取って最初の一文から少し読んだ。直木賞受賞作の”赤目四十八瀧心中未遂”。映画化された時、観たい! と思いつつ見逃した作品。内容とタイトルは印象に残っていたが作者については未確認だったようで、これを書いた人が車谷さんだったなんて、びっくり。迷うことなく購入し電車内で読む本として常にバッグに入っている。車内専用本としているので一回に読み進む量は少ない。でも残りがわずか。このまま終わってしまうのがとても残念な気がする。そんな本に出会ったのは久々。新聞での悩み相談では大丈夫なのこの人? と思ってしまったこともあったが大丈夫だこの人、と今は思える。

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2012年5月15日 沖縄返還40年

2012-05-15 19:24:58 | Weblog
 またこの日が来たか、と思う。40年間毎度感じていた、と言ったらオーバーだろうか。元戦士だった父の影響で小さい頃から戦争には関心があった。しかも日本で唯一、戦場になった場所。母は今でも観光として沖縄を訪れる気にはならないと言う。同じ時代を生きた女性たち(ひめゆりの塔の世代)が辛い体験をした地だからと。”沖縄”を初めて意識したのはいつだったのか忘れたが、時代が変わろうともやはり暗い過去を持った特別の地域と思ってしまう。今でも全土の18%を基地が占める。これって凄い割合じゃない? そんな中で米軍関連の事件もチラホラ。報道されていない事件もきっとあるだろう。そこでしか生きられない地元民たち。「生まれた場所が悪かったのよ」では済まされない。何か私たちに出来ることは? と自問自答が続く。基地以外にも沖縄には、隠された米軍からの抑圧は計り知れない。

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2012年5月14日 映画・東京物語

2012-05-14 14:32:49 | Weblog
 いつもどおりにボーっと過ごしていた日曜日の午後。前にもテレビで観たことがあるのに無視できずにもう一度しっかり最後まで観た”東京物語”。途中経過も結末も分かっているのに何故か魅かれるのですよ、小津安二郎監督作品には。今は亡き方々勢ぞろいで懐かしいし。お父さん役の笠智衆、お母さん役の東山千栄子、兄さんの山村聰や姉さんの杉村春子、弟の大坂志郎。今の若者には通じない役者ばかり。妹の香川京子と嫁の原節子。彼女らは健在だと思うけど馴染みの少ない女優だ。特に原節子さんはあんなにも穏やかで大きな器を思わせるのに若いうちにどうして引退されてしまったのか。とっても残念。姑や舅にいろいろと突っ込まれても「そんなことありませんのよ」と何度も繰り返すあの自然さ。あの嫁の姿が彼女本来の姿、と見間違ってしまうから不思議。彼女あっての”東京物語”だったのだろうと改めて思った。

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