スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ルイジアナピット&第二部定理二三証明

2008-11-21 18:48:40 | 名馬
 日曜にエリザベス女王杯を勝ったリトルアマポーラの祖母,競馬の世界でいう母の母は,ルイジアナピットという馬で,なかなかの活躍馬でした。
 デビューは2歳7月。暮れに初勝利を上げると続く条件戦も連勝しましたが,クラシック路線には乗れませんでした。3歳の6月に3勝目を上げ,秋は3歳牝馬路線を走ったものの,目立った成績は上げられず。4歳の春に準オープンを勝ってオープン入り。その後のオープンでは苦戦が続きましたが,9月のセントウルステークスで4着になると,10月の牝馬東京タイムス杯,今の府中牝馬ステークスを勝ち,重賞ウイナーの仲間入りを果しました。
 この馬が次に出走したマイルチャンピオンシップは,今週の予想上手の馬券ベタで井崎修五郎さんも回顧されている,僕の競馬キャリアの中でも最も印象に残っているレースのひとつ。直線で完全に抜け出したバンブーメモリーを,内からオグリキャップが僅かに差し切ったレース。主役は完全にこの2頭でしたが,この馬も4着に健闘しています。
 さらに1戦を挟んだ暮れの阪神牝馬特別,現在は春に行われている阪神牝馬ステークスで重賞2勝目を上げ,この年の最優秀古馬牝馬に選出されました。5歳になっても4戦しましたが勝てずに引退して繁殖入り。直仔からは重賞の勝ち馬は出ませんでしたが,孫の世代になって大レースの勝ち馬が輩出したということになります。

 明日は玉野記念2日目優秀のももたろう賞です。並びは僕の予想で,山崎に飯嶋-太田で東日本,小嶋-山田の中部,石丸-豊田の岡山,荒井-合志の九州。山崎選手で。

 第二部定理二三というのも,実質的にはふたつの意味を含んでいる定理と考えられますから,本来ならそれらの部分についてそれぞれ照明するのが本筋でしょうが,ここではすでに同じようにふたつの意味を含む第二部定理一九が証明されていますので,このこととスピノザの哲学に特有の平行論とをを利用して,もっと簡潔に証明することにします。
 第二部定理一三は,人間の身体とその人間の精神とが同一個体であるということを意味しています。したがって,第二部定理七により,ある人間Aが現実的に存在するならば,Aの身体の秩序とAの精神の秩序とは一致するということが理解できます。
 ところで,第二部定理一九が示していることは,もしもAの身体が外部の物体によって刺激されるならば,この刺激状態の観念によって,Aは自分自身の身体が現実的に存在すると知覚し,かつ,Aはこの仕方でのみ自分の身体を認識するということです。
 ところが,Aの精神というのはAの身体の観念ですから,これと同じ秩序によってのみそれの現実的存在がAによって知られることになるでしょう。よってAの身体が外部の物体に刺激されるとき,この刺激状態の観念の観念,つまり僕がいうところのAの身体の変状の観念によって,Aは自分の身体が現実的に存在するということを知覚することになりますし,この仕方によってのみ,Aは自分の精神を認識するということになります。

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