スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ジャパンカップダート&謎

2006-11-25 23:01:08 | 中央競馬
 第7回ジャパンカップダート
 メイショウバトラーが逃げるという予想外の展開。ミドルペースのレースでした。ヴァーミリアンが先行2頭の後ろ,シーキングザダイヤは好位,ブルーコンコルドは中団,サンライズバッカスは後方からの競馬。
 例年,道中で何かが動くような競馬になるのですが,今年は日本馬だけのレースであったということもあってか,大した馬順の変動もなく直線へ。前を走る馬たちの外へ持ち出したシーキングザダイヤが追い出されるとよく伸び,一旦は抜け出しかかったのですが,道中はシーキングザダイヤの内にいて,こちらは手を動かしながらも最内を回ったアロンダイトが猛追。外のシーキングザダイヤが馬体を併せるように寄せていったのですがアロンダイトの伸び脚が上回り,最後は逆につき離し,重賞初挑戦にしてGⅠ勝ちとなりました。
 今日はまず後藤浩輝騎手の好騎乗だったと思います。この馬は6月に未勝利を勝ったばかりの3歳馬で,それを含めて条件戦を4連勝。未勝利と前走の準オープンがここと同じ東京ダートの2100メートルで,勝ちタイムが共に2分13秒台だったのでさすがにここではどうかと思っていたのですが,今日は5秒も時計を詰めてきました。シーキングザダイヤにつけた着差,またシーキングザダイヤが後続の有力馬(4着のヴァーミリアンと5着のサンライズバッカス)につけた着差から考えると,現状では日本のダート競馬ではトップクラスの能力と考えられ,僕は完全に見誤っていました。
 シーキングザダイヤは9度目のGⅠ2着。今日は能力を十分に発揮してのもので,相手を褒めるほかありません。
 3着にはこれもこの夏の上昇馬で4歳のフィールドルージュが食い込み,全体的にダート競馬は既成勢力から新興勢力への過渡期に入った印象です。
 ブルーコンコルドは直線で前が詰まる不利を受けての9着ですが,距離の壁もあったように思います。
 
明日はジャパンカップ凱旋門賞3着入線のディープインパクト◎とキングジョージ3着のハーツクライ○の激突。オッズほどに能力の差はないと思いますが,東京の2400メートルなのでディープインパクトの方を上位にみました。ただ,ローテーション的には両馬とも不安がありますし,配当を考えるとこの馬券は買いたくないですね。ウィジャボード△かドリームパスポート△を狙いたいです。

 それから倉敷藤花戦の第二局(記事は28日以降)。もし清水倉敷藤花が勝つと,続けて明後日に第三局が指されます。

 僕は第一部定理五には疑問があるというより,謎があるといういい方を好んでしてきました。というのは,僕にとって分からないことは,本当は第一部定理五には疑問が生じているのかいないのかということだからなのです。
 確かにこの定理に対するライプニッツの疑問というのは,それ自体の論理構成を比較したならば,スピノザの見解の論理構成よりも優れているようには思えるのです。したがって,これだけでみればこのスピノザの見解にはがあって,この定理は成立していないと結論したくなります。ところが,ライプニッツの疑問というのがスピノザへの疑問として正しく成立しているのかどうかという点には,実は僕には微妙ではないかと思える部分があるのです。
 つまりライプニッツはこの疑問を呈示する過程で,実体Aの本性が属性Xと属性Yによって構成され,実体Bの本性が属性Yと属性Zによって構成される場合というのを例示するわけですが,たとえこれらの実体の存在を名目的に考えるのであったとしても,実体がそのような仕方で存在するということがあり得るのかどうかという点については,僕は疑問を感じるのです。そしてもしもそれが不可能であったとしたら,ライプニッツの疑問はその前提が崩壊してしまうのですから,疑問として成立していないだろうと思うのです。

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