スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

抗争&病室

2009-09-19 18:55:00 | NOAH
 僕のプロレスキャリア以前のプロレスで,僕が見て最も面白いと感じたのは,ドリー・ファンク・ジュニア,テリー・ファンクのザ・ファンクスと,アブドーラ・ザ・ブッチャー,ザ・シークの凶悪コンビとの間に繰り広げられた一連の抗争でした。
 僕のプロレスキャリアが始まったとき,ブッチャーは新日本で戦っていましたし,シークの方は,年末の世界最強タッグ決定リーグにはマーク・ルーインと組んで出場していましたが,おそらくそれが最後の全日本参戦であったと思われ,全日本で戦っている記憶は僕の記憶にはありません。
 もちろん僕は,この両チームの間に抗争が繰り広げられていたということは,早い段階で知っていましたし,試合の中でブッチャーがテリーの腕にフォークを刺したという凄惨なシーンがあったことも知っていました。ただ,試合の結果としては反則とかリングアウトの消化不良の決着ばかりですから,そう面白いものではないだろうとずっと思ってきたのです。
 ところが実際に見てみるとこれが面白い。今になって見てもかなり面白いのです。どこがどうと問われれば答えに窮するのですが,両チームが本当に憎み合い,いがみ合っているという感じが画面を通してもよく伝わってきて,それが試合の迫力といったものを大きく増していました。もちろん本気で憎み合っていたわけではないと思うのですが,見ている側がそういう印象を抱けるプロレスとしては,この抗争は断然のものがあったと思います。
 こういうプロレスも十分に面白いものであるということが分かったということは,僕にとって新しい発見でした。
 
 一般病棟の病室というのは個室と大部屋とに分かれています。これは大抵の病院がそうかもしれません。僕が入ったのは大部屋の方。個室は料金が割高ですし,そもそも僕は個室を必要とするほど神経が細やかな人間ではありません。
 この病室は,入口から入りますとまず右側にトイレ,左側に洗面台がありました。このトイレというのは一人用ではあったのですが,かなり広かったです。なぜあんなに広くなければならなかったのかということについては今でも理由は分からず,単に位置の関係で広くなっていただけなのかもしれません。また洗面台の方には鏡が備え付けられていましたが,移動してきた日にこの鏡に映った自分の顔を見て,あまりにやせこけてしまっているので驚きました。
 この先に入口とは別にひとつ扉があったようですが,これが閉められているのを僕は見たことがありません。扉の先は中央が最奥の窓まで続く通路で,左右にベッドが2台ずつ備えてありました。つまり4人部屋ということです。なお,備えてあるというのはこの部屋に備え付けてあるという意味ではありません。ベッド自体は移動可能なものです。
 向いのベッドは通路を隔てていますが,隣同士はそうでもありません。各々の部屋はカーテンでぐるりと囲むことができるようになっていました。つまり隣との仕切りは各々のカーテン,つまり2枚のカーテンであったということになります。HCUでも同様だったのですが,この仕切りに用いられるカーテンは,ここでは水色をしていました。
 当り前ですが僕が知っているのは僕が入院した病室だけです。ただ,常識的に考えれば,大部屋の構造というのはどこも一緒であったろうと思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする