スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

棋聖戦&多尿

2009-07-17 19:10:23 | 将棋
 双方が2勝ずつをあげ,棋聖位をかけての決戦となった第80期棋聖戦五番勝負第五局。
 振駒で木村一基八段の先手。羽生善治棋聖は横歩取りに誘導し,先手の応対の仕方が関係して△8四飛型に。細かい応酬から桂馬の交換になって第1図。
           
 7七で桂馬が交換され,△4一金と引き締めたところ。先手は▲8三桂と打ち,△7二飛▲9一桂成で香得しましたが,これは効率が悪い感。以下,△4五桂▲7三歩成△同銀▲8三馬△7四角▲7二馬△5六角(第2図)。
           
 ここで▲同歩と取れば先手の角香得。しかしそれは△6五桂で後手が勝つそうです。
 横歩取りの将棋というのはときにこういう乱暴な手順で寄ります。終盤は駒の損得より速度といいますが,第1図の局面は中盤に見えますが,横歩取りではもう終盤と考えておかなければならないのでしょう。
 実戦は第2図で▲4八金と頑張りましたが,そもそも▲5六同歩と取れない段階で劣勢といえるでしょう。将棋はこの後も後手がほぼ一方的に攻めきって勝っています。
 羽生棋聖が3勝2敗で防衛となりました。しかし敗れた木村八段にとっても,収穫の多かったシリーズであったという気がします。

 口渇の悪化とともに,多飲の状態はさらにひどくなりました。身体を動かしたときだけでなく,何もしていなくても口の中が渇くのですから,これは当り前といえば当り前。何かを飲む量というのはこれを機に一気に増えました。この頃,僕がよく飲んでいたのはミルクティーやカフェオレ,コーラやサイダーのような炭酸飲料のほかには,フルーツジュースです。ちょうどこの時期に,家にアップルジュースがお歳暮として送られてきていましたので,それをかなり飲みました。普段から飲み物は甘いものが好みではありましたが,この時期はそれを大量に摂取していたわけです。常識的に考えても,これが糖尿病に対していいことか悪いことかは一目瞭然。この頃の僕の身体の状態が悪化していく一方であったのは,当然といえば当然であったといえるでしょう。
 普段からこのようにがぶがぶ飲むようになったのですから,身体から出ていく方の量も増えるのは当然です。糖尿病の自覚症状のうちのひとつである多尿は,この頃になるとさすがに自分でも分かるようになりました。
 多尿の何が辛いかといいますと,睡眠が断続的になってしまうことです。というか,これがあったから多尿に自覚的になれたという面もあります。これだけ飲みますとさすがに眠っている間にも尿意を感じて目覚め,トイレに行きます。で,排尿するわけですが,このときに口の方は渇いていますから,ついでにまた何かを飲むということになります。この時期,僕は枕下にもペットボトルを置いて,このように目覚めるたびに口を潤していました。そのために2時間か3時間もすればまた目が覚めてしまうということになりますから,体力の方もどんどん落ちていってしまうということになります。
コメント
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