analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリの動作点の変更 その3 OPTのIMP

2021-03-17 00:02:35 | LfD-1

ちょっと実験してみた。

プリの出力管5687とOPTの電圧・電流を測ったらOPTのインピーダンスが判らないか?

測定してみた。真空管とOPTの間に電流計、OPTのB-P間の電圧計。

結果は

rpが4.1kΩの時、7,310Ω

rpが3.8kΩの時、7,719Ω

(内部抵抗が低い方がインピーダンスが高い?逆(ミス)かも)

しかし、10kΩになるはずだが、だいぶ低いな。

内部抵抗rpの計算がおかしいのかな。電流上げるとrp下がるし電圧上げるとrp上がるしいいとおもうのだが。

 

20210218

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プリの動作点の変更 その2 チョークインプット(脱線)

2021-03-16 00:03:39 | LfD-1

昨日の続きでチョークインプットにしてみた。

上の画像、白い四角の所にあった電解コンデンサー10μFをを外した。そしてドロップ抵抗を調整してみた。

出力管5687のRkを600Ωにさげ、Epを220Vに少し上げ、結果rpは4.1kΩに少し下がった。

OPT・INPTの600Ω側の電流・電圧を測定し、伝送インピーダンスは610Ωとなった。

高抵抗で下げるのが大変(めんどくさい)、というのと、電源インピーダンスが下がれば、なんて思った。

音は良し悪し。多分チョークインプットの影響が大きいと思う。

 

 

更に5687Rkを500Ωにし、電源電圧を調整。rpは3.8kΩ程に下がった。

電流・電圧を測定し、伝送インピーダンスは733Ωとなった。

rpが下がると伝送インピーダンスも下がると思ったが、逆に上がってしまった。

何か間違いがあるのかもしれない。

 

20210215

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プリの動作点変更

2021-03-15 12:03:58 | LfD-1

プリの5687の動作点を変えたら伝送インピーダンスはどうなるか?

 

 

動作点の変更。これによりどういう風に音が変わるか。

一年ほど前にやったのだが、違いが全く分からなかった。

これをやるとドツボにはまりそうで怖かった。

今思うとあまり高くない負荷抵抗に対して真空管の内部抵抗を上げる方向に行ってたのだと思う。

ただ闇雲に変えただけで何をやってるか自分でも分からなかった。

今は、「動作点を変えるというのは電流値を変える」ことだと思う。

 

 

現在、 OPTのインピーダンスは5687の内部抵抗の4倍のはず。通常は2~5倍の範囲らしいのだが、下げた場合どうなるかが気になる。今までパワーアンプの12AU7のカソード抵抗Rgが4.7kΩだったときは、5687の負荷抵抗は2.3倍だから良いところだったのかもしれない。

今のプリは出力管5687のプレート電圧Epは150V程、内部抵抗rp2.6kΩ程で動作させている。

 

そこで、実際にカソード抵抗を800Ωにしたら内部抵抗が計算で4.6kΩ位になった。OPTの負荷の倍数は4から2.2に下がった。

 

これで鳴らしてみた。

”オーディオ的”に良くなった。解像度が上がって、一音一音がくっきりしてきた。

音量を上げてみたが、声の歪っぽさが無い。此方の方が良いような気もするが、少し窮屈な気もするので前の余裕がある感じの音も捨てがたい。

ただ、高域の「シャンシャン」いう繊細さは後退した。少し不自然だが、ラインアンプのオートバランス回路の特徴なのでは?と思ったりする。

 

結構微妙な違いだけど、音の性質を変えてしまう。

今のところどれが良いとはまだ言えないな。

もう少しやってみよう。

(以降ドツボにはまり暫くこのネタ17~18まで続く)

 

20210215

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伝送インピーダンスの検討 再計算。

2021-03-14 00:02:48 | LfD-1

先日真空管プリとパワーの接続をDMMで行い電流・電圧を計測しインピーダンスを算出した。

そして600Ωになるようにパワーの12AU7のグリッド抵抗を8.2kΩにした。

(そういや元設計の回路定数はRgが82kΩでターミネート抵抗20kΩが付くからこれに近い値になる?筆者も電力伝送だから600Ωでならないといけないとか書いてたかな)

 

2~3日鳴らしているが、声の歪が気になってきた。全体の音が薄い気もする。

測定による値が計算値と合わないのも気になるので、定数を少し変えて計算をやり直した。

下画像の左がプリの出力部、右がパワーの入力部となる

パワーの入力トランスが600Ω:20kΩではなく 660Ω : 18kΩ で比率が6.8なら計算値と合うのだが、ほんとか?ちょっと無理がありそう。

 

20210213

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ニードルトークとオイルダンプ

2021-03-13 00:03:18 | トーンアーム

トーレンスのシステムで鳴らしているのだが、ニードルトークが聴こえる。以前は当然のように聞こえてたものなので特に気にならない。

SME3012Rはリフターがいまだに健在なので上げ下げでニードルトークを聞いていた。

ふと、アームリフターのレバーから振動が伝わってきた。今まで気になったことは無かったのに。

フルイドダンパーが持ち上がっていたので油に沈めて機能させたら振動が無くなった。

へえ、効果あるんだな。

だからと言ってニードルトークは減らないかな。

 

って、レバーに振動が伝わるって、アームパイプがらナイフエッジ:これが踊ってるのかな? ナイフ受けから水平ベアリング、で振動が伝わってるのか? からアームベース。そしてリフターのレバー。結構なエネルギーだな。

 

20210306

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昇圧トランスA‐81のハムが気になる

2021-03-12 00:09:13 | トランス

DL‐103FLと合う昇圧トランスはザイカのA‐81なのだが、マンラツのMc千は太い感じで悪いわけではない。

このA‐81はすこしハムを引く。設計が古いからか、ケースに入れただけ、な気もしないでは無い。

小さな巻枠に巻かれたトランスがアルミプレートにハマっている(固定ではない)だけで、そのプレートは天板に接着されている。

前にも有ったが、このプレートが剥がれて脱落。

今回もだった。

このトランスをオヤイデの電磁波吸収シートで巻いて、プレートを天地ひっくり返して底板に載せた。

 

これでハムは減った気もするが、まだ残っている。

後は置場所を変更するか。

 

20210222

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タンテを組み上げる(SME312)

2021-03-11 00:09:25 | トーンアーム

アームをデンオン+大理石キャビに組むのには、全部ばらさないとアームベースがキャビにねじ止め出来ない。

ケーブルのコネクタの向きを間違え、再度組み直したりした。

タンテのゴムシートを外してサンシャインのセイシンシートのみとした。

最初、シュアのM97Bを付けてみたのだが、なんか全部の音楽が一様に聴こえてしまう。

中域が引き締まり、反応の良さが出てきた。

一般にはM97の良さが出てはいるのだが、こちらのシステムには個性が耳につく。

 

デンオンのDL‐103FLとした。昇圧トランスはマンラツのMc千。

少し力の無い感じだが、まあ、良く鳴っている。

正直、このタンテにはEMINENT・SYNERGY位しかバランスが取れない気がする。

それ以外はトーレンスで楽しもうと思う。

 

現状でも問題無いが、先日リフターのシリコンオイルと一緒に買ってきた450番のシリコンオイルをフルイドダンパーのオイルバスに注いでみた。

画像右側。

問題無いと思ってたが、音が滑らかになってきた。

後日、少し硬めかと思いオイルを混ぜた。

 

エレベーターも今のところ上手く行っている。ストロークが取れて、下がりきったところでピストンの制動が掛かるみたいだが、ストロークを取り過ぎると休止時点(最上部)でアームが上を向いてしまう。

リフトレバーを上げるとき、カリ、カリ、っと二か所くらい手応えが変わるところが有る。

もう少し様子を見よう。

 

20210222

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SME312のリフター修理 その2

2021-03-10 00:02:43 | トーンアーム

リフターのシリンダーにはグリスを充填してあるが、下がる速度が少し早い。

先日買ってきたシリコンオイルの20万番を補充した。下の画像左の物。

ところどころ引っかかりながら下がるが、前よりゆっくりになった。少し遅いくらいだが、カートリッジの為に良いだろう。

グリスとの違いは、粘度。そりゃそうなのだが、グリスは掬うと千切れる・毟れる。シリコンオイルは粘っこく糸を引く。

シリコンオイルは粘度cSt(センチストークス)だが、グリスは”ちょう度”と言うので表すらしい。グリスに独楽のような形の物を上から落とし、どれだけ沈んだかを測る。

そして大きく違うのは流動性。シリコンオイルは有るが、グリスは無い。

水じゃ無けりゃいいか、と思ってたが甘かった。

ネットで調べたら一般には皆さん、100万番を使ってるようだ。シリンダーとピストンの当たり面をしっかりさせれば10万番でも大丈夫と思う。

 

 

ピストンの外周の溝にしっかりシリコンオイルを塗ってやる。それでも落下が早ければシリンダ内、ピストンに少し漬かるくらい充填してやる。

https://youtu.be/S5JEEaoYrHY

そうか、一般にはリフターベースを外して隙間から流し込んでいくやり方だ。それだとピストンの円周部分には行きわたらないのかもしれない。だからみんな硬いのを使ってるんか。

軽い論争もあったようだが、全バラの方を推奨したい。実際やってみて言いたいことが判ったわ。

ただ、言葉には気を付けたいね。

 

20210221

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SME312のリフター修理

2021-03-09 00:01:21 | トーンアーム

リフターを解体してみる。

注)作業が確実ではないので真似することをお勧めしません。

 

まずはアームパイプを持ち上げるリフターベースを引っこ抜く。

これはリフターベースの高さ微調整のイモネジが中に仕込んで有るが、このネジの働きはリフターベースを持ち上げるだけで下げることはできないと判断した。

リフター本体の黒いカバーを外すため、アームレストの先端の黒いパーツを外す。

カバーはカバー押さえできつく入ってるだけだった。マイナスドライバーでコジて持ち上げる。

画像はカバー押さえを外した後の穴。

カバーを外すとヘッドカバーが出てくる。これはバネが中に有るので、持ち上がらないよう押さえながらネジを外す。

そうするとスプリングとピストンが出てくる。

リフターの土台の下に、シリンダーとリフトレバーのリンク部分が見える。そこを押すとピストンが少し持ち上がったが抜けない。ピストンをラジヲペンチで引き抜いてしまったが、ピストンに傷をつけてしまったようだ。Oリングが入ってると思ってたが、メタルタッチだった。

普通のミシン油を入れたがシャバシャバ過ぎでストンと下がってしまう。

ハンマーオイルと入れてもダメ。

チェーンソーオイルでもまだ緩い。多分100番くらい。

シリコンオイルを探してこないと。

10,000番。これでも緩い。流動のある一番硬いものだが、一晩で土台の穴から漏れ出てしまった。

これでダメならグリースだと思ったら、これでもダメ。

硬めのグリースでもダメだった。

 

あるサイトを参考に、エレベーターをいったん解体して、カラで動かしてみた。動きは問題無さそうだが、少し緩い気もしないではない。

ピストンの傷が気になる。

そしてオイルだが、そのサイトではミシンオイルでも充分だという。

そうか、ピストンの溝に10,000番のシリコンオイルを塗ってみたら、動きが少し緩くなった。

ならば、全部拭き取り、溝にグリスを塗って、シリンダー内にグリスを充填してみたらやっと動きが緩やかになった。

https://youtu.be/P8uoopmBoR0

これで様子を見よう。

 

サイトを幾つか見たら、シリコンオイルの番手はどうも100,000らしい。

312とエレベーターの作りが似てるのは3009SⅢ。3009SⅡimpはプラスチックを使わずしっかりしてる。3009SⅡはピストンを使わず、ギヤを使いオイルのせん断を利用して制動を掛けてるとの事。

 

20210216

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ウィンドウズ アップデート不能

2021-03-08 12:04:35 | その他

ウィンドウズのアップデート 20H2が実行できない。

メインのデスクトップPCでは三回くらいやり直してやっとできた。

期限は11月だったらしいがサブのノートPCでも最終的に出来た。

 

ダウンロードにえらい時間かかった。うちのプロバイダはデータ制限量が10Gなので、それ以降は遅くなる。多分ダウンロードに10G以上使うようだ。でもそれはこのアップデートに限り制限が外されるようだ。遅くならない。

ノートではインストールの為にSSDの空き容量が足りず、外付けの記憶領域を要求される。その量は10Gと表示されているので14Gのメモリーを繫いで充分なはずだが、PC本体の記憶領域を解放するよう要求される。

この手順を踏んでいくと、マイクロソフト以外のアプリを削除しろと来る。

画面のデザインが変わる・使わない機能が追加されるアップデートらしいので、マイクロソフトよ、安保なこと言うなと思ったので更新は諦めて放置、っと思ったら、SSDにダウンロードした情報が残っている。うざったいので削除しようとしても出来ない。空き領域が4Gほど使われ、残りが1G程しかなくなってしまう。

USBメモリーでなく外付けHDDの方が容量有るので良いかもしれないが、フォーマットされるらしくめんどくさい。大きくても「足りない」と言われるかもしれないので、要求通り使うのは避けた。

ネットで調べると、アプリとアンインストールする、と有ったのでエクセル、プレイメモリーホーム(カメラ用)、LINEをアンインストールした。空き容量が8Gとなった。

それから仮想メモリをオフにした。これは設定戻すのを忘れてた。YOUTUBEが「メモリ不足です」と出てくるのでおかしいなと思った。

ただ、ページファイル無しにしたものを、カスタムサイズ(容量指定しなければならないが数字が解らない)か、システム管理サイズかどっちか忘れてしまったのでシステム管理サイズにした。

 

これでやっとインストール出来た。

 

折角終わったのに痕跡がSSDに残ってる。が、すぐに消去するか聞いてきたので消去したら空きが12.7Gとかに増えた。

何とか終わった。

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SME3012Rの配線撚れ

2021-03-08 00:03:21 | トーンアーム

メインのSME312のリフターを修理してみようと思う。

ストンと落ちるようになったのは針圧が大きいからかと思ったが、まったく利かなくなった。よく見ると油がにじんでる。

その間サブのトーレンスのを使おうと思うので、オーバーハングを確認したら合ってそうだった。

 

これからはこれを使って、312のリフターをばらしてみよう。

っと思ったら、3012Rのベアリングのところ、アームパイプの下で線がうねってる。

外側にアームが流れるのはこの所為か?

アームボードを外してインサイドフォースキャンセラの棒が付いてるいわゆるおむすびの頭を外してたるみを直した。

 

20210213

 

P.S.おとといのコメントに対してのEI曲線図添付いたします。

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トランスについて備忘録(ウダウダ話)

2021-03-07 00:02:54 | トランス

今までトランスについてやってきたことについて纏める。

ここでは変圧器としてであって、チョークのようなものでは無い。

誤解が有るのかもしれません。「そうかぁ~?」と疑問に思いながら読んでください。

 

主にアウトプットトランス(出力トランス・OPT)について。

 

トランスの選定について。

仕様はOPTはインピーダンス表示。(PTは電圧表示となる。)

目的とするものが周波数特性(完全な特性とはならず、劣化する)なのでこの表示となる。電圧、電流は許容値が有るが、変化させてもf特はそんなに変わらない。(音は変わる)

組み合わされるものによってF特が変わってしまう。

例えば最近よくいじってる20kΩ:600Ω。

この数字は、この負荷を掛けたときに最高の特性を示すらしい。

設計者はこの負荷を掛けたときを想定して設計してるのだろうから、一番良くなるようにしてるのだろう。

ただ、同じ20kΩ:600Ωでもインダクタンスが違ったりするので、「これ」と決まったものは無い。

ハシモトHL‐20‐k6

アイエスオーNP‐126

タムラ A-8713

が有る。それぞれアンプに組み込んで測定するとアンプの周波数特性が違ってくる。

増幅率も微妙に違うというのを何かで読んだ。巻線比は厳密には同じでは無いのだと思う。それにコアの大きさが加わって色々なトランスが出来る。

ハシモトは低域が伸びているが高域はそうでもない。タムラはその逆。アイエスオーは中庸。

皆同じと思って使ってたので、遠回りもしたが違いも分かってきた。

特にRIAAカーブが大切なフォノイコにはちゃんと使わないと思うような物にならない。

なのでOPTにはF特の測定が付いてくる。(最近までみな同じ、と思ってた)

 

 

 

それから二次側20kΩという負荷抵抗値。こいつはトランスそれだけで負荷にはならない。

二次側の600Ωに600Ωの負荷がかかった時に20kΩの負荷になる。

二次側に掛かるのが300Ωなら20kΩは10kΩになる。

一次側の電圧×電流の電力は二次側に行っても変わらないので、負荷側が上がったことの代償は何なのか?地球上にはエネルギー保存の法則があるので代わりに下がるものがあるはず。それが周波数特性なのか?なんて思っている。

 

 

 

直流を流すと低域が出なくなる。

タムラのA‐8713で苦労した。直流を流すとインダクタンスが減り低域周波数が悪くなる。その対策としてカットコアが有る。表示としては「許容電流値」が有るが、タムラには出来るだけ流さないことが良い。コンデンサーを繋いぐと直流がカットされ交流だけになるが、コンデンサーの音がもろに出る。

トランスドライブかコンデンサーか、の選択になるが、それぞれ長所短所がある。最終的に音なのだと思う。

最近はクラーフ結合、サークロトロンなどが目につくが、挑戦したい気もする。

 

 

 

終端抵抗について。

これについては測定器の使い方が良く分からない頃からやっているが、無ければよい、と言うのが結論。

でもなぜか専門家は付けてるんだよな。

理屈では戻ってきた信号を吸収するらしいが、今のところ恩恵に授かったことは無い。

多分コイルに流れた信号ではF特が良くないので抵抗でバイパスして改善を図る、その代わり増幅率は下がる、今はそんな理解だ。

何回かやっているが、「音に力が無くなる」。これはインピーダンスのミスマッチだと思う。

負荷抵抗に影響を与えない程度の高抵抗、なのだが、これで良くなった、という経験がない。

今なら使えるかも。機会があったら挑戦してみよう。

 

 

 

ハムを引きやすい。

一回タムラのTF‐3の端子を壊してしまって使えなくなったので解体しようと思ったが出来なかった。構造ががっちりで破壊不能だった。

そんな訳なのだがA‐8713(多分同じ構造・シールド)は置き場所によってハムを引く。

要注意。

 

 

 

20kΩ;600Ωのトランスを5k:600Ωの物に入替えたことが有った。

中音域がクリアで良く広がる。しかし低音が無い。

音は好みだったが、真空管には過負荷だったようだ。

音はコアの材質(アモルファス)、低域はインダクタンス、なのかな?と思う。

 

 

 

巻線のシリ・パラ

PRI・SECともに大体二巻き線有るのだが、できればパラで使いたい。

PPの時は不可能だが、シングルなら目的のインピーダンスの4倍の物で使いたい。

パラによって許容電流値が増え、F特も良いらしい。

そして巻線にはたっぷり電流を流して使う。

その方が音が良いみたい。

 

 

こんなバカな話をするのは私ぐらいと思う。

私の聴きたかったことはこういう事なのだが、トランスの本にはこういう事が載ってない。

適当に聞き流してほしい。

 

 

20210210

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伝送imp(ウダ話) (importance)

2021-03-06 00:04:00 | トランス

パワーのU7Rgは4.7kΩの時、プリの出力インピーダンスは374Ω。これはオンオフ法で測定。(まあ、ここはパワーのRgには依存しないはず)

これで伝送インピーダンスが600Ωに近づくようにパワーのU7Rgを色々変えてみた。

バランス接続で5.6kΩの時、計算では84Ω・測定値はプリ出力で181Ωパワー入力で315Ω

 

パワーの入力IMPは363Ω。これはプリとパワーを繋ぎ、パワーを可変抵抗器に置き換え、プリの出力電圧が同じくなるよう可変抵抗器を調整してその時の抵抗値を測った。

これによると、プリ出力もパワー入力もそんなに変わらない。

マッチングトランスってこういうことなのか?

ただ、ここのインピーダンスはこれでも良いのかもしれないが、本来は600Ωになるように調整するのではないか?なんて思う。

ターミネート抵抗では調整は無理っぽいので、5687の内部インピーダンスを上げたら・・・。

ここで問題。5687の最適負荷抵抗は?色々見ているのだが、5687の内部インピーダンスと言うのは見当たらない。有るのは直流の内部抵抗で、こいつの2~5倍の負荷にする、と言うのが色々調べた今の私の解釈である。

各部の交流電圧を測れば内部インピーダンスも出るんじゃないかな?と思っているので後でやってみようと思う。

 

ならば出力管の動作点はどこにするか?

あいにく今の私にはわからない。出力と歪で最適点を探すらしいが、今回の測定では分からなかった。

3%歪の出力・F特・各インピーダンスを測っても見たのだが似たような結果だった。

まあ、トランスを使った真空管アンプと言うのはそれだけ懐の広い(あいまいな)実用的な動作点の範囲を持っているのではないか。

或る程度値の外れた部品・動作点でも問題無く音が出てしまう。

 

 

 

パワーアンプのU7グリッド抵抗は、抵抗値が大きいと少しのボリュームで音量が上がる。確認はしてないがインピーダンスが上がるためノイズに弱い、高域が減衰する、後段の負荷が重くなる、だと思う。

 

 

計算してみると、600Ω伝送部分はバランスでもアンバラでも20kΩ側は変わらない。ただ、150Ωか600Ωかのようだ。

 

今回はその辺も含めて基準をどこにして良いか困ってしまったので、プリのOPTを20kΩで動作させる、という事でプリアンプのOPT二次側とパワーアンプのIPT一次側が600Ωになるよう調整してみた。

あとでプリの出力管5687の内部抵抗を上げてみようかと思う。

真空管もトランスと同じでそれぞれの使い方がある。

今は2.5kΩ程の低いインピーダンスで使っているが、以前は電圧を上げて5kΩ程の時もあった。今ならどうなのかな?と言う興味がある。

後でやってみよう。

 

あと一つ問題が有った。

バランス伝送したときのプッシュとプルのインピーダンスの違い。

プリLchのOPTのプッシュは517Ω、プルは459Ωと違いが出た。数オームならまあいいかと思うが10%違うとなると気分的によろしくない。プリとパワーが遠くないのでここはアンバラ接続にしようと思う。

因みに今はRchがアンバラ、Lchバランスで聴いている。

 

それからプリのOPTは、入力信号を上げていくと出力の電圧が電流と一緒に上がっていく。だから電力伝送なのか?電圧増幅では電流値は一定なのな?まあ、測定する気はないが、何かのついでに見てみるのも良いかもしれない。

 

20210210

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鳴らしてみた。

2021-03-05 00:03:08 | アンプ

いま、パワーの12AU7のグリッド抵抗を8.2kΩにしたもので鳴らしている。

また、良くなったと思う。

響きが変わった。今まで聴いていた響きは録音された : ソフトに入ってた響きだった。

しかし今日聴いた感じは、出てきた音で実際に部屋内での響きが加味されたもの、そのように感じる。

非常に自然な響き。

今までは部屋の影響を感じたことはたまにだった。

今出てるこの音は、どの程度部屋の音なんだろうか。

 

声に少し歪っぽい感じもする。

Rgが10kΩの時には歪がアンプを壊しそうで怖かったが、今は心地よい歪だ。

 

音の実在感は余り無い。響き・余韻で鳴っている感じか。位相ずれなのかな?

そういえば左はバランス、右がアンバラだったな。

声の歪が気になる。

もう少し考えよう。

 

 

 

今回一緒にパワーの整流管のソケットのワッシャーを外した。

整流管のハカマがワッシャーに乗っかり少し不安定だった。

最近Rchを音出しするとき、最初の20秒くらいで「ボッ」と結構大きめの音が1~2回する。

このワッシャーの所為かは分からないが、無くなった。

整流管の接触が悪かったのか。

赤い矢印が外した後、青い矢印が外す前。

 

20210210

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引き続きパワーの調整(Rg4.7→10k)、実測

2021-03-04 12:02:38 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

600Ω伝送のインピーダンスの計算・検討をしたのだが、計算ではパワーの初段12AU7のグリッド抵抗Rgを4.7kΩから10kΩにすると伝送IMPが600Ωとなり、プリのOPTを大体20kΩで動作させることが出来る。

デールの無誘導巻き線抵抗が6本有るのでこれにしよう。

悪くはない。まともな音?ちゃんと鳴ってる。

(その前は低音寄りで雄大な感じが出てた。)

空間感もある。

声もちゃんと出てる。

翌日大きめの音量で鳴らしたら声が歪む。なんかパワーに無理が掛かってるようで怖くて聴けない。

 

同じくRgを5.6kΩ、6.8kΩなどやってみた。

 

これでやるとアンバランスの時はまあ、なんとか良い結果になるのだが、バランスの時の値が計算と合わない。

上のF特グラフは4.7kΩ、5.6kΩはほぼ同じだが、47kΩ(緑線)はハイ上がりになった。もしかしたら高域が伸びる良いところが有るのかもしれない。

下のF特グラフは4.7kΩ、5.6kΩ、6.9kΩのバランスとアンバランスの物だが、誤差程度で特に変化は無いと思う。

上の表より、そもそもプリの出力インピーダンスとパワーの入力インピーダンスが違うというのはどういう事?

並列接続として合成したり平均取ってみたが計算値とは程遠い。

これは何か根本的に間違っていると思う。

(ここまではまだグダグダで全く見当違いの事をしています)

 

 

 

 

どうしようもないので電流値を測ってみるか。

プリとパワーの間にDMM(デジタルマルチメーター)を接続し、プリの出力の電圧も測った。接続はアンバランス。

最初電流値が出無くて焦ったが、DCで測ってた。

ACにしたら1mAほど出た。この時の電圧は0.6Vほど。

よってインピーダンスは517Ω。

今のパワーの12AU7のグリッド抵抗(Rg)は6.9kΩ。これでOPT一次側は、計算上プリの出力管5687の内部抵抗2.5kΩの3倍になるはずだったが、全く違うようだ。

U7のRgを7.5kΩに交換してもまだ低い。いくつか調整して10kΩと47kΩのパラで8.2kΩ。この時の伝送インピーダンスが605Ωに出来た。

下グラフの赤い線。1kHz以上はDMMの周波数特性が良くないためと思う。

もう片方のチャンネルはバランスで測ってみよう。

LchパワーのU7Rgを交換し、プリのトランス出力の上側の電流と電圧を測定。続いて下側も測定。

上側(プッシュ)は450Ω、下側(プル)は500Ω程になった。

こいつがパラになるとインピーダンスが半分、そういう事か。

DMMの内部インピーダンスによって測定値が変わるようだが、今回は無視しよう。

参考にバランスとアンバラのF特も取ってみたがあまり変わらなかった。

凄い、段々トランスが見えてくる。

 

ちょっと気になったが、バランス接続はプッシュとプル側でインピーダンスが違う。真空管の特性、部品など違いが有るのだと思うが信号の送り出しという事を考えると気持ちが良くない。以降はアンバラで接続をして行こうと思う。

 

20210205

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