analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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プリの動作点の変更 その6 少し考える

2021-03-25 00:04:10 | LfD-1

現在の音は、中高域重視型。

今回手を加える前は中低音重視で高音が足りなかった。この時はプリのOPTを10kΩで使ってた。

私は中高域重視が好みなのでどちらが良いかと言えば今の方だが、前の時の低域バランスの音も惜しい。

この中間が良いのだが、なんかおかしくないか?それからインピーダンスの実測値による計算と机上計算値の違い。これを何とかしないと「設計」の面白さが半減する。

 

 

以前頂いたコメントを見直した。

※1 パワーのIPTはタムラのA‐8713をアイエスオーのNP‐126にし、10kΩで使うと低域が3dB上がる。

※2 プリの出力管5687を低内部抵抗rpで使う。

あの時は言葉では解ってたつもりだったが、理解して無かった。

 

※1 についてはもう一式NP‐126買うか?と迷ったが、以前一回やってA‐8713に戻したのだった(意地っ張り)。

※2 については内部抵抗を下げるメリットが分からなかった。電流を上げたことが良かったのだと思ってた。丁度12AU7の動作点について、なぜあんなに低いところで使うんだろう、歪が増えるだけだろうに、とやっていたからか、電圧は「高い方が良い」と思い込んでいた。

 

プリのOPTを20kΩで使うと中高域寄り。10kΩで使うと低域寄り。ならこの間に出来ないか?調整はパワーの初段

12AU7のグリッド抵抗で。

もしくはパワーのU7のグリッド抵抗を4.7kΩからもっと小さい値にするか?これには何となく良くない気がした。

 

 

なら5687のrpをもっと下げれないか?

 

 

プレート電圧を下げ、カソード抵抗Rkも小さく (270Ωに850Ωをパラって200Ω位にした) してrpを下げる。

プレート電圧は200V程に上げていた。これを140V程になるようにする。

これで測定した。

F特

歪率

インピーダンス

各部の電圧

を測定したが、前とあまり変わり映えしない。rpが2.6から2.4kΩに少し下がった位だ。

待てよ、コメントに”昇圧比からインピーダンス比を出す”とあった

ならばOPT・IPTのIN~OUTで電圧を測定したら実際のインピーダンス分かんじゃね?

つづく。

 

20210227

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