analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

なんかおかしい ~元に戻した

2021-03-22 00:03:15 | LfD-1

システムの調整が終わった、と思うのだが・・・

中高音寄りの音場が開ける。

高音の繊細感も出てきたかな。少しサチッてる感がしないでもない。

そういえば、プロコフィエフのCDが良くない。

去年はもっとHOTな、ウキウキするような感じで鳴っていた。

今は冷たい。

 

 

 

 

少し調べると、去年の6月21日に録画(録音)をしていたので、その時の仕様を調べると、プリが5687カソード抵抗Rkが250ΩでNFBが1dB程掛かっていた。

 

これか。

手持ちのパーツで変更する。

5687のRkは270Ωに戻す。

ドロップ抵抗を調整し、初段12AU7の電流を1.1mA、5687は13.6mAほどにし、合計を電源トランスの能力を少し超えたが30.6mAにした。

5687のプレート電圧Epは180V程。これで2.6kΩ程に下がった。

ネットに動作例がある。

Ep 180V

Ek -7V

Ip 23mA

rp 2kΩ

Gm 8.5

μ 17

電流が大きいが、もしかしたら固定バイアスなのかな。実際にはこの動作に近いと思う。

先日測定し計算したOPTのインピーダンスは7.7kΩ。実機のrp2.6kΩの約三倍。

良いとこに行ったのか?そういえばEL34のカソードパスコンを付けたときも今のような音になったと思う。

 

これでもう一度プロコフィエフを掛けた。

音が元に戻った。低域のふくよかな、キツさの無い感じ。

ただ、バランス的には中高音が低音に勝っている。高音を無視できれば前のプリのOPTを10kΩで使ってた時の方が良い

 

 

なるほど、動作点の違いが少し見えてきた気がする。

そういえば元設計の那須氏は5687の電流を7mAなんてのでやってた。なんでこんな動作点なんだろうと思って雑誌を見返したら、電源の容量 とあった。

私はMONOにしたので倍の容量がある。

 

後で思ったのだが、5687の内部抵抗が私の計算では4kΩ、那須氏は3.6kΩと記述があった。

いま私はOPTを10kΩで使っている。内部抵抗rpは2.4kΩ程。

ざっくり言って那須氏はこの倍で使っているのではないか。OPT20kΩでrp3.6kΩ。

もしかしてマッチング(最適負荷)も取っているんじゃないか?

考えすぎかな。

 

 

いま、わたしのプリは5687が13.6mAほど流し、Epが180V程だ。OPTのNP‐126は片側20mAまで流せるので、カソード抵抗をもう少し小さいのにしたら面白いかな。上記の例では23mAと有るので、17~18mA位流したらどうなんだろう。

また疑問が増えてしまったが、これは電源トランスを変えなければならない。

(このグダグダまだしばらく続きます)

 

20210223

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