analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

SME312のリフター修理 その2

2021-03-10 00:02:43 | トーンアーム

リフターのシリンダーにはグリスを充填してあるが、下がる速度が少し早い。

先日買ってきたシリコンオイルの20万番を補充した。下の画像左の物。

ところどころ引っかかりながら下がるが、前よりゆっくりになった。少し遅いくらいだが、カートリッジの為に良いだろう。

グリスとの違いは、粘度。そりゃそうなのだが、グリスは掬うと千切れる・毟れる。シリコンオイルは粘っこく糸を引く。

シリコンオイルは粘度cSt(センチストークス)だが、グリスは”ちょう度”と言うので表すらしい。グリスに独楽のような形の物を上から落とし、どれだけ沈んだかを測る。

そして大きく違うのは流動性。シリコンオイルは有るが、グリスは無い。

水じゃ無けりゃいいか、と思ってたが甘かった。

ネットで調べたら一般には皆さん、100万番を使ってるようだ。シリンダーとピストンの当たり面をしっかりさせれば10万番でも大丈夫と思う。

 

 

ピストンの外周の溝にしっかりシリコンオイルを塗ってやる。それでも落下が早ければシリンダ内、ピストンに少し漬かるくらい充填してやる。

https://youtu.be/S5JEEaoYrHY

そうか、一般にはリフターベースを外して隙間から流し込んでいくやり方だ。それだとピストンの円周部分には行きわたらないのかもしれない。だからみんな硬いのを使ってるんか。

軽い論争もあったようだが、全バラの方を推奨したい。実際やってみて言いたいことが判ったわ。

ただ、言葉には気を付けたいね。

 

20210221


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