analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ハムの対策13 Rchも実施

2020-08-17 12:00:38 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

ラインアンプのRchも配線を変更した。

こちらは完成形(Lch)があるので順調に進む。

600Ω固定抵抗負荷で入力ショート時の出力電圧を測ったら0.19mVとなった。

こいつはLchより良い。

 

 

コメントで847様からもアドバイスを貰った。

電源と信号系

アースループ

マグネチックハム

のチェックをする様、と。

マグネチックハムってなんだ?少し調べた。

もう一度アンプを見てみよう・・・って、組み直しになったら大変だなぁ。

でも仕方ない。

 

あとはパワーのIPTの二次側の抵抗を換えることか。

 

20200813

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ハムの対策12 プリの配線変更

2020-08-14 12:00:30 | LfD-1

暑い。

といっても室内で31.5℃ほど。体感は30℃。

富山では36℃の中(屋外)での作業もあった。

千葉では昼間エアコンの外気温度39℃というのもあった。後で知ったがこいつは39℃以上は測れない。20年ほど前のエアコンだったが、こんな気温は予想だにしてなかったのだと思う。

それに比べればここは天国だ。

それでも去年よりは少し暑いと思う。

隣の市に南下すると1℃ほど上がるようだ。

福島に行くと3℃ほど上がる感じ。

ゲリラ豪雨というのもあまり無い。

山に囲われてるから、と思ったが、福島より涼しいというのもおかしい。

山に一時間ほど上がると少し涼しくなる。

山の渓流が暑さをやわらげ、その空気が下に降りてくるのかな?なんて今は考える。

もしかしたら発熱の多い工場が少ないのかもしれない。

クリーンセンターができたら気温上がるかな?

 

 

前置きが長くなった。

こう暑いとアンプいじりする気が起きない。

エアコン掛けてまですることか?なんて思う。

朝の涼しいいっときにでも、しかし2時間ほどしかない。

 

 

少しずつプリを弄った。

双三極管の真空管一本でプッシュとプルを賄ってるが、狭いと思いNFBは電源側に持っていってた。

これを反対に、対称に移動できないか?

 

穴をあけ、スタンドオフ端子を立てた。

配線をちょん切るのが勿体なくて中々進まないが、「ダメだったら引き直せ」と思い切った。

あとはスムーズにいった。

 

①入力の配線を少し短く出来て、プラスとマイナスをなるべく沿わせた。

②NFBの配線を短く出来た。

③ヒーター線は一旦5687に中継してたが、トランスからそれぞれの真空管に引いてみた。(見栄えは悪い)

④OPTの中点から初段に給電してたものを電源のドロップ抵抗から引いた。良いのか悪いのかは良くわからないが、高圧の給電ラインで増幅部を挟む格好になってしまった。でも12AU7のプレート抵抗が横向きから縦向きになったので良いのかな?見栄えの話だけど。

⑤ついでにOPTから出力端子の配線も少し詰めてみた。

 

プリの入力ショートでの出力電圧は0.7mVだったのが、なんと0.28mVほどに下がった。

こりゃ期待できる、と思ったが、パワーを繋いだら10mVほどだった。思ってたほど下がらない。

 

実際鳴らしてみると、ムーというのが聞こえる。(9:00AM)しかしスピーカーに耳を近づけると余り気にならない。指向性のせいで耳に付くのかな?とも思う。最初は暗騒音かと思ったが、そうではなかった。

 

ラインアンプで0.4mV下がったとしてパワーが13倍だから5mVほど下がるはず。

実際は1mV弱しか減ってない。まあ、測り方もあると思うが、なかなか大変な作業だ。

 

陽気をみてRchも行おう。

 

20200814

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R‐919X修理3

2020-08-10 00:02:23 | カセットデッキ

キャプスタン駆動用のベルトが少し短いようで、少し長めのベルトを取り寄せた。

20mmほど引っ張ってたようだったので90mmと98mmとした。

かけてみたら90mmでも長すぎた。

失敗。

80mmにもどして組みなおした。

 

録音はしてないが、再生系は鳴っている。

ただ、異音がある。

スタンバイではキャプスタンが止まらず、再生でピンチローラーが持ち上がる。この時に音が出る。

異音はうねっていてその周期はキャプスタンのフライホイールに合っている。

ちょっと判らない。様子見。

テープのリールを巻くときは回転速度の低下は見られないようだ。アイドラにラバープロテクタントが馴染んだかな?

いちいちガチャンガッチャン音するのは愛嬌。

 

再生してみる。

アジマスはこれで良いんじゃね?って感じ。

まあ、テープによって音の出方が変わる。

最初は「以前はこんな音だったかな~」と思ってたが、一時間ほどでこなれてきた。

音はこんな感じだったかもしれない。

たしかソースはマンラツのCD‐94Ltdだったと思うが、もう一度聴きたくなった。

コクがある。

 

 

しかし音が古い。

一世代前の音の感じ。以前使ってたケンウッドのKX‐500もこんな感じだったようだ。

音の輪郭がはっきりしない。滲んでるとかぼやけてるとかいう感じではない。「朽ちている」

古い木がポロポロ砕けるというか、コルクがむしれたような、そんな粗い感じ。

音色やバランスは問題ない。

大体テープはこのデッキで録音したものではない。

 

 

R‐919Xについて。

’83発売。この後R‐888X、R‐999Xが発売される。価格的には888が後継になる。メカニズムも似てるらしい。

バイアス、レベル調整のできるリバースデッキはこの辺位。AKAIもリバースデッキに力を入れてたが、A&Dに成って以降、ワンウェイに絞られていく。

リバースデッキはどうしても性能が落ちる。

まあ、聴いたほどには劣化は感じられないが。

モーター部はワンウェイでシングルキャプスタン、ForwardかReverseで右と左のピンチローラーが切り替わる。ヘッド回転型。

駆動モーターは馬淵製で、キャプスタンの大きめのフライホイールを回す。

キャプスタンの反対側の軸受けはプラスチック。多分PP。

これで充分じゃないの?

ソニーやA&DのクオーツロックDD、必要なの?っと思ってしまう。

デザインの重点、レベルメーターはなんと+12dBまである。dbxの効果だろう。

筐体は軽く、奥行きも無い。

整備性は良い方だと思う。

ワウは0.03%

NRオフでのSNは60dBと良い方だが、測定基準が分からない。

ハードパーマロイヘッド、なんかの合金?

実は4ヘッドデッキなんだな。

 

頑張っているんだが、勿体ない。

という私の感想。

 

後日アイドラ用ゴムを見つけた。

ユニオンパッキン

SANEI PP40-10×6

 

 

 

 

 

 

20200807

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ハムの対策11 パワーのIPT (importance)

2020-08-09 00:01:19 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

ハムの対策でパワーの方に手を入れる。

IPTの二次側だが、12AU7のグリッド抵抗に82kΩ(プッシュとプルで2個)、終端抵抗で24kΩ を使っている。

こいつを変更、とEDさんから教わった。

勉強のため、計算してみる。

 

計算結果は、パワーの12AU7の片ユニットの真空管のグリッド抵抗がプリのOPT一次側インピーダンスになる・・・はず。

このインピーダンスはプリの出力管5687の負荷となる。

現在は10.5kΩ程になる。プッシュとプルなので半分で5.25kΩ

 

ここでプリのU7グリッド抵抗を下げ、終端抵抗の24kΩを撤去するという。

高抵抗を使わないでインピーダンスを下げ、終端抵抗が下がることによって増幅比を下げる。

これによりハムを下げる、ということかな。

 

 

真空管の素 という本で負荷(OPTの一次側だから片側3.5kΩ)は7kがよい、とあった。

よって目標を7kにしたかったが、手持ちの抵抗(6.8kΩ)がない。

10kと47kの合成で8,246Ωとなるのでこれで行ってみる。

 

 

 

ここでNFBはどうなる?

プリには3.7dBのNFBが掛かっており、-1.5倍になる。

(インピーダンス実測からはー1.8倍なんだが・・・?。)

これはU7~OPT間に掛かってるので、5687とOPTとの関係には問題ない。

プリの(オーバーオールの)インピーダンスが下がるというのは、イコール パワーのインピーダンスが上がる、とみなすのか、な?

 

10kΩと47kΩは抱かせて取り付けたくないので47kΩは真空管ソケット、10kΩはIPTに取り付けたが、余りよくないかもしれない。

 

ということでやっと、測定してみよう。

11.2mVが10.5mVと0.7mV下がった。

地味だが確実に下がっている。今回もLchで行ったので比較は有効と思う。

ハム対策は一旦終わりにして、あとは思いついたら都度実施していこうと思う。

 

20200808

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暑くなってきた。

2020-08-08 00:01:36 | アンプ

ここは午前中はよいのだが、昼近くになると暑くなってくる。

アンプをいじってラックに入れる。後ろに回って配線をつなぐとき、もわっとあったかい空気が来る。

こりゃたまらん。フォノイコ・ラインアンプ・パワーアンプと三種六機の真空管アンプが来ると熱気も大きくなる。

暑くなって体が慣れるまで、トランジスタアンプを出して来よう。

 

最初はヤマハのAX‐1200を単体で使った。

輪郭の少し曖昧な、けれどもリンリンとヤマハらしい鳴り方。

 

これはこれで良いじゃん、って感じだ。

 

 

続いて本命のBTL。

半年ほど前一回鳴らそうとしたが、失敗した。パワーが気絶したような感じだ。

単体でAX‐1200を鳴らしそうとしたがだめだった。

「壊したかな?」っと思ったが、数日後鳴らしたら大丈夫だった。

 

ウエストリバーのプリを念のため確認する。

入力に1kHzを入れて出力を測ったが、一応出ていた。

 

今日は慎重に接続した。

一発で音が出た。

いきなり「キリッ」っとした音が出た。

輪郭のにじみがない、しっかりした音だ。

まだ慣らしの段階で聴き流しだが、結構安定した音が出てる。

真空管アンプが良くなったので嘸かし差が出てるかと思ったが、トランジスタアンプも結構頑張ってる。平面な音かと思ったが、奥行きが出てる。独特の空間感。なんか真空管アンプに引っ張られた感じ?

 

今までは2~3日で飽きてしまうが、今回もそうなのか。

 

インピーダンスについて考えてみた。

プリについては記載がなかったが、バランスアンプなので600Ωかと思う。

以前真空管のアンプで受けるときは600Ωだったので間違いないと思う。

 

パワーアンプの方はMAIN‐INは47kΩなので、バランスで使うと半分の23.5kΩとなるのか?

本来600で受けたいのだが仕方ない。4倍か。

バランスアンプはノーマルに対して左右でプッシュプルするから出力は2倍になり、インピーダンスは半分になるのでさらに倍の出力になる。

ということなのかもしれない。

 

以前は強力な低音と思ってたが、今日は大したことがない。こうやって見るとミスマッチなのかもしれないし、真空管システムがトランジスタを超えてしまったのかもしれない。

 

それから当時は真空管パワーアンプにIPTとして600Ω:600ΩのTF‐3を使ってたが、二次側に600Ωの抵抗をプッシュとプルに繋いでたのでいけなかったのかもしれない。

何か力のない感じだった。

今なら上手くいくような気がする。

 

20200804

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LPを掛ける。(アナログメインシステム編)

2020-08-07 00:04:40 | システム

今度はメインのターンテブルシステムで鳴らす。

EMINENT

SME312

STAGE202

DP80

大理石キャビ

フォノはLCR型。

最初はトーレンスより大人しい、つまらない感じで「やべえ」と思ったが、数分でもち直したと思う。

こちらはCDほどではないが、くっきりはっきりという感じか。

 

横の制限が取れて自然に広がるというか、減衰していく感じ。

楽器の音色に個性は無く、CDを聴いてるようだ。

音がこちらに飛んでくる、というよりスピーカーの周りに漂う感じだ。これは前から変わらない。

つまらない?トーレンスシステムは個性が強すぎだ。

こちらの方が音楽に入っていける。

って、少し苦しい言い訳のようだが。

CDのような弾力感があるわけでは無く、反対に脱力するような鳴り方。

正直、プリを突き詰める前の鳴り方の方が楽しかったようだ。

などど考えてたらエネルギー感が出てきた。

物足りなさが無くなった。

音がコロコロ変わる。

これならイケる。

 

ほんとに個性が無くなった音だ。

詰まらない?

いやいや、本来の音楽が鳴っている。

 

 

タノンイのような弦をこの上なく響かせる鳴り方。

ジェームズさんのスピーカーの様な「パカッ」と覆いかぶさるような音。

ビクターのスピーカーの様に何も足さない、高純度な弦の音。水晶な弦。

これ等からすると、ダイヤトーンは弦に少し音色が乗る。古い朽ちたような木の質感。

最初は分からなかったが、YOUTUBE等で聴いてると、何となくそんなイメージがある。

ビクターのような音はちゃんと鳴らさないと詰まんない、物足りない感じになってしまう。

それを避けたかの様。

どうやって?ボロンのハードドーム。

アラミドハニカムのコーン。

考え過ぎか。

 

20200803

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LPを鳴らす。(アナログサブシステム編)

2020-08-07 00:01:17 | システム

何とか良いところまで来たと思うので、久しぶりにLPを掛けてみた。

うちのシステムはCDよりLPがメインと考えている。

 

一言で、あいまいな音。

良くも悪くも。

でもまだメインシステムではなくトーレンスTD‐521 に SPU Synergy なのだが。

クープランの墓 クリュイタンス指揮 を掛けている。

昔懐かしい、少し寂しい感じがする演奏だ。

広がりはいまいちなのだが、中央に寄って良く鳴っている。

今までは旋律のヴァイオリンしか聴いてなかったようだ。もっといろいろな楽器が聴こえる。

楽器が膨らんで聴こえるのか、響きが出てるのか、両方だと思うが霞の中にいるような聴こえ方だ。

バックの音弦バスなども聴こえる。よって奥行きが出てきた。

 

ビルエヴァンスは少し乾いた感じになる。まあ、アメリカの著名スピーカーの様な感じだ。

 

全体にくっきりはっきりではない。なにか思いを巡らすような、あいまいな鳴り方。

悪くはない。

EMINENTで鳴らすと一気に現実に引き戻される気がする。

 

 

最初タンテが調子悪かった。以前軸受けにチップを仕込んでからだと思う。

回転ムラが出る。今日は一回止まってしまった。ベルトが伸びていて外れたかと思ったがそうではなかった。はて。

軸受け内部を掃除して油を新しくした。

回転の安定が戻った。

このあいまいな鳴り方はトーレンスの物だと思う。

 

20200803

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ハムの対策10 U7グリッド配線

2020-08-06 00:04:52 | LfD-1

前回音量を上げて聴いたら中音のきつさが気になった。

以前ラインアンプを調整してた頃、5687の動作点を変えたころだったか、その頃も気になってた時があった。

配線を変えたばかりで馴染んでないからだろうと思ってたが、いっこうに良くならなかった。

何か問題があるはず。なんだろう?少し前は収まってたはずだから、最近12AU7のデカップコンを替えたときか下管のグリッド配線にシールドをした時か、だと思う。

まずはこのU7下管グリッド配線を戻そう。コンデンサーの容量を上げて歪むなんて考えられないんだけどな、シールド線がダメならデカップコンを戻す。

アクロテックの6N‐AWG22を使う。画像の水色の配線。今回は少し長めにして端子にはんだ付け後シャーシに這わせてみようと思う。

これが当たりのようだ。

今は朝方なのだが、ハムは気にならない。夜中にもう一度聴いて見よう。

そして音なのだが、今のところきつい音は大丈夫のようだ。

 

ところで電源だが、今まではコンセントから取ってたが、下の部屋で明かりをつけるとパチパチッと音が入るので、アイソレーショントランスを通してみた。ハムが大きくなるようなら止めるが、パワーの電源を切った時のパチッという音も小さくなったようだ。

 

久しぶりにLPを掛けてみた。

最初Rchの音が出なくて苦労したが、RCAケーブルが外れてたようだ。

 

全体にパリッとした感じだ。もっとふくよかな音だと思ったが、予想に反した音だ。

ただ、ナッツクラッカーを掛けるときつい音になった。

ありゃおかしい。

ジャズを掛けてみたが、乾いた感じになった。

スーパーアナログディスクのバルトークを掛けてみた。

こちらはきつくない。

ソフトのアラを出してしまうようになったのかな?

ナッツクラッカーはきつい一歩手前で鳴ってたような気もしないでないからシステムの解像度が上がったと考えよう。

 

これでやっとプリが良いところまで来たか。

 

 

・ ・

・ ・ ・

 

ここで測定をしておこう。

その前に前々回、U7グリッドの配線にシールドをした時のノイズを測っていたので載せておく。

※ただし、前回の測定はRchだったかもしれない。

10mVほどまで下がった。前回は13mV程あった。

そして今回の測定結果。

ちょっと増えてしまったが、11.2mV。

参考にパワーだけ電源ONの時。なぜか16.2mV。

 

 

そしてスペアナ。今回のもの。

前回のもの。コンデンサーを強化した時のもの。

50Hzでほんの少し(-1dBくらい)良くなっている。

聞いた感じは結構良かったが、測るとそうでもない。

 

一旦プリはここまでにして、あとは地味に思いついたら改良していこうと思う。

それからパワーのIPTの二次側抵抗を替えよう。

 

20200803

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ハムの対策9 シールドリング

2020-08-05 00:05:50 | LfD-1

山本音響工芸のシールドリングが二つある。というか二つしかない。これは大分前にプリに使った事があったが効果が分からなかった。

フォノイコの初段にでも使うかと思ったが、フォノイコもハムは気にならない。

依ってここで使おう。

真鍮削り出しのニッケル金メッキ。シールドにこんなの必要か?なんて思うが、無垢とか削り出しとかいうものを見ると欲しくなってしまう。

 

ネジ穴が決まってるので合うかどうか見てみたら合いそうだ。

ラインアンプの初段12AU7に使おう。

Lchはソケットが逆向きなので180度反転して直した。

まあ、効果は期待できないが、使わないのもアレなんで。

 

これによる効果はよくわからない。

まあ、気休めかな。

 

ここでノイズを測定してみた。ラインアンプ入力をショートさせてパワーアンプの出力で電圧を測る。

結果は10mV。

前は14mV程有ったので、3割減程か。

実際聞いても減った感じだ。全く聞こえないわけではないが。

とりあえずこれで一旦良しとしようか。

 

まあ、今回いろいろハム対策を行った。

ヒーターの交流点火をするようになってからある程度のハムは仕方ないと思ってきた。

ハムと交流点火の音をどっち取るか、としたら交流点火を取る。

よってハムは仕方が無い。

と思ったが、今回

ハム対策を行ったからか、SNが上がり音質向上が見られる。

都度聴いて確認した訳ではないが、何となく余韻が綺麗になり、音場の奥行きが出てきたように思う。

これで完全に終わり、ではなく今後は何かあったら対策して行こうと思う。

 

 

少し音量を上げて聴いてみた。

ハムノイズは問題ないレベル。

ただ、音がちとおかしい。

中音にきつさというか、ひずみっぽさが有る。

落ち着いて聴いてられないやつだ。

そういえば12AU7下間のグリッド配線を変えたときにもこんな兆しがあったような。あの時は高音が伸びてないような、なんというか違和感があった。

これで決まったと思ったのだが、もう少し見直してみよう。

 

20200801

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R‐919X修理2

2020-08-04 00:03:31 | カセットデッキ

部品が到着した。

リール駆動のためのアイドラゴムは合わなかった。

純正はOD 10mm、ID 6mm、W 2mm。

購入したものはOD 8mm、ID 6mm、W 1.8mm。

このアイドラは Take up も Feed にも共用で、スイングして切り替える。よって多少小さくても良いかと思ったが、アイドラゴムを取り付けるプーリーはゴムリングがずっこけないように鍔が付いていて、これが結構大きい。ゴムリングが埋まってしまう。

なので不本意だが古いゴムをラバープロテクタントに付けてごまかした。

 

キャプスタン用のベルトは少し短いようだ

ヘッドブロックを動かすモード用の角ベルトはぴったりにようだ。

電源の少し大きいコンデンサーを5個ほど交換して、とりあえず作動させてみる。

 

取り敢えずForwardでは再生できた。

ヘッドホンで少し聴いて見たが、低音の量感が出てる。

左右のバランスも良さそうで、レベルメーターも揃ってそうだ。アジマスもくるって無さそう。

 

ただ、駆動系がおかしい。

最初、20秒ほどで再生が止まってしまった。

テープのハブがリールを抑えてしまって重いのかと思い、一旦最後まで巻いて見たが、最後の方は早送りでも止まりそう。何か負荷がかかっているようだ。

そして少しこすれてる音がする。止まることもあるので、も一度蓋を開けながら動きを見てみよう。

 

20200731

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ハムの対策8 配線のシールド

2020-08-03 01:03:57 | LfD-1

ふと思い出した。

そういえば以前12AU7下管のグリッドからの配線をシールド線に換えたらハムが減ったなぁ。

あの時はモガミのシールド線に換えてしまったが、今回は今使ってる7Nのスピーカーケーブルをほぐしたものに対策をしてみる。

銅テープを半分に割いて配線材に巻き付け、アース線をはんだ付けした。

熱収縮チューブは5mm径を使ったが、4mmでもよかった。

アース線はOPTのNP‐126シールドに抱き合わせてしまった。

これで音出し。

 

ハムは減ったようだ。

夜中なんで小さい音で鳴らしている。

この時はほぼ聞こえない。

無音時で少し聞こえるが、集中したときだ。気を逸らすと気が付かない。

ただ、なんか音が曇ったかもしれない。

高域が減ったかもしれない。

27kΩと配線のシールドで出来た容量でローパスフィルターか?

・・・この場合ハイパスフィルターらしい。

もう少し鳴らしてみよう。

ただ、Lchだが、ノイズが出るようになった。ハムも大きくなったようだ。

手持ちのU7に松下がもう一本あったから換えてみた。

 

20200731

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ハムの対策7 真空管の銘柄

2020-08-02 00:05:09 | LfD-1

真空管を替えてみた。

GE 5814。下画像左。どこで買ったのか、買った記憶が全くない。

真ん中は松下か?ぼそぼそノイズが出る。右は主に使用してるエレクトロハーモニクス。

 

12AX7はそこそこかったのだが、今は使わない。CRタイプのフォノイコとかにでも使うか。

 

交換はすぐなので、さっそく試聴した。

あ、ハムがデカくなったかも?でも10分ほどで落ち着いたようだ。

時々「プッ」っとノイズが入る。

この真空管、ノイズより音・音色だ。

しっとり鳴る。

エレクトロハーモニクスはパリッとしてたんだ。

GEは少しくぐもっているが、なんか「布」の感じがする。EHはビニールシートだ。

GEでなければならない。というほどではない。

 

U7の互換球、CV4003というのをヤフオクで少し調べた。一本5ケタ近くする。

30年前ECC83が¥3k‐だったが、この時も高いと思った。

コンデンサー、抵抗とかには出資するが、なぜか真空管は安物ばかりなんだな。

 

20200730

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ハムの対策6 プリの初段デカップコン

2020-08-01 01:06:11 | LfD-1

プリのOPTの二次側中点アースを戻した。

 

 

ちょっと勘違いがあったかもしれない。

電源コンデンサーを22μから100μって、前回は出力段の物を替えたが、12AU7のデカップコンもあった。これも交換してみる。

 

っと、配線がなんかおかしい。入力ジャックのマイナスをこのデカップコンのマイナスを中継してU7上管のカソードに接続してた。

そしてこのデカップコンはブリーダー抵抗がパラってある。

100μのコンデンサーはスタンドオフ端子を立て取り付けた。そしてマイナスはU7のカソードではなくアースプレートへ直で持って行った。

一緒にNFB抵抗とコンデンサーも少し移動した。

 

前の22μはブチルゴムで貼っただけだから気持ちがすっきりした。

U7上管と下管のカソード抵抗が離れてるので配線を引き回してしまったが、まあ、仕方ない。

電源のコンデンサーはこれで計410μF。ずいぶん増えたが設計の那須氏はこの倍は付けてる。

おかげで電源OFFにしても電圧が下がるのに10分くらいかかる。

あとでブリーダー抵抗をもう少し大きくするか?

 

 

早速鳴らしてみる。

なんか良さげ。音が軽く出る。軽くなった訳ではない。ストレスなく出る感じ。

これは期待できる。

夜中(AM3:00)に鳴らしているが、バランス的にも十分で、十分聴くに堪える。以前は、

と言っても去年ぐらいだが、低音が寂しいため音量を上げたくなっていた。

ヴァイオリンの「きゅっきゅっ」という感じが出る。前はつるんって感じだった。

また更に音が良くなった。地味なチューニングだが、この積み重ねが大事と思う。

パワーの配線変更がここに来て効いてきたようだ。

 

ハムについてだった。期待したのだが、若干減ったかな?位だった。

山水のSP-50なら気になるかもしれないが、DS-3000ならまあ、いけるかな?というレベル。

 

20200729

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