山本音響工芸のシールドリングが二つある。というか二つしかない。これは大分前にプリに使った事があったが効果が分からなかった。
フォノイコの初段にでも使うかと思ったが、フォノイコもハムは気にならない。
依ってここで使おう。
真鍮削り出しのニッケル金メッキ。シールドにこんなの必要か?なんて思うが、無垢とか削り出しとかいうものを見ると欲しくなってしまう。
ネジ穴が決まってるので合うかどうか見てみたら合いそうだ。
ラインアンプの初段12AU7に使おう。
Lchはソケットが逆向きなので180度反転して直した。
まあ、効果は期待できないが、使わないのもアレなんで。
これによる効果はよくわからない。
まあ、気休めかな。
ここでノイズを測定してみた。ラインアンプ入力をショートさせてパワーアンプの出力で電圧を測る。
結果は10mV。
前は14mV程有ったので、3割減程か。
実際聞いても減った感じだ。全く聞こえないわけではないが。
とりあえずこれで一旦良しとしようか。
まあ、今回いろいろハム対策を行った。
ヒーターの交流点火をするようになってからある程度のハムは仕方ないと思ってきた。
ハムと交流点火の音をどっち取るか、としたら交流点火を取る。
よってハムは仕方が無い。
と思ったが、今回
ハム対策を行ったからか、SNが上がり音質向上が見られる。
都度聴いて確認した訳ではないが、何となく余韻が綺麗になり、音場の奥行きが出てきたように思う。
これで完全に終わり、ではなく今後は何かあったら対策して行こうと思う。
少し音量を上げて聴いてみた。
ハムノイズは問題ないレベル。
ただ、音がちとおかしい。
中音にきつさというか、ひずみっぽさが有る。
落ち着いて聴いてられないやつだ。
そういえば12AU7下間のグリッド配線を変えたときにもこんな兆しがあったような。あの時は高音が伸びてないような、なんというか違和感があった。
これで決まったと思ったのだが、もう少し見直してみよう。
20200801