analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ハムの対策10 U7グリッド配線

2020-08-06 00:04:52 | LfD-1

前回音量を上げて聴いたら中音のきつさが気になった。

以前ラインアンプを調整してた頃、5687の動作点を変えたころだったか、その頃も気になってた時があった。

配線を変えたばかりで馴染んでないからだろうと思ってたが、いっこうに良くならなかった。

何か問題があるはず。なんだろう?少し前は収まってたはずだから、最近12AU7のデカップコンを替えたときか下管のグリッド配線にシールドをした時か、だと思う。

まずはこのU7下管グリッド配線を戻そう。コンデンサーの容量を上げて歪むなんて考えられないんだけどな、シールド線がダメならデカップコンを戻す。

アクロテックの6N‐AWG22を使う。画像の水色の配線。今回は少し長めにして端子にはんだ付け後シャーシに這わせてみようと思う。

これが当たりのようだ。

今は朝方なのだが、ハムは気にならない。夜中にもう一度聴いて見よう。

そして音なのだが、今のところきつい音は大丈夫のようだ。

 

ところで電源だが、今まではコンセントから取ってたが、下の部屋で明かりをつけるとパチパチッと音が入るので、アイソレーショントランスを通してみた。ハムが大きくなるようなら止めるが、パワーの電源を切った時のパチッという音も小さくなったようだ。

 

久しぶりにLPを掛けてみた。

最初Rchの音が出なくて苦労したが、RCAケーブルが外れてたようだ。

 

全体にパリッとした感じだ。もっとふくよかな音だと思ったが、予想に反した音だ。

ただ、ナッツクラッカーを掛けるときつい音になった。

ありゃおかしい。

ジャズを掛けてみたが、乾いた感じになった。

スーパーアナログディスクのバルトークを掛けてみた。

こちらはきつくない。

ソフトのアラを出してしまうようになったのかな?

ナッツクラッカーはきつい一歩手前で鳴ってたような気もしないでないからシステムの解像度が上がったと考えよう。

 

これでやっとプリが良いところまで来たか。

 

 

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ここで測定をしておこう。

その前に前々回、U7グリッドの配線にシールドをした時のノイズを測っていたので載せておく。

※ただし、前回の測定はRchだったかもしれない。

10mVほどまで下がった。前回は13mV程あった。

そして今回の測定結果。

ちょっと増えてしまったが、11.2mV。

参考にパワーだけ電源ONの時。なぜか16.2mV。

 

 

そしてスペアナ。今回のもの。

前回のもの。コンデンサーを強化した時のもの。

50Hzでほんの少し(-1dBくらい)良くなっている。

聞いた感じは結構良かったが、測るとそうでもない。

 

一旦プリはここまでにして、あとは地味に思いついたら改良していこうと思う。

それからパワーのIPTの二次側抵抗を替えよう。

 

20200803

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