ここは午前中はよいのだが、昼近くになると暑くなってくる。
アンプをいじってラックに入れる。後ろに回って配線をつなぐとき、もわっとあったかい空気が来る。
こりゃたまらん。フォノイコ・ラインアンプ・パワーアンプと三種六機の真空管アンプが来ると熱気も大きくなる。
暑くなって体が慣れるまで、トランジスタアンプを出して来よう。
最初はヤマハのAX‐1200を単体で使った。
輪郭の少し曖昧な、けれどもリンリンとヤマハらしい鳴り方。
これはこれで良いじゃん、って感じだ。
続いて本命のBTL。
半年ほど前一回鳴らそうとしたが、失敗した。パワーが気絶したような感じだ。
単体でAX‐1200を鳴らしそうとしたがだめだった。
「壊したかな?」っと思ったが、数日後鳴らしたら大丈夫だった。
ウエストリバーのプリを念のため確認する。
入力に1kHzを入れて出力を測ったが、一応出ていた。
今日は慎重に接続した。
一発で音が出た。
いきなり「キリッ」っとした音が出た。
輪郭のにじみがない、しっかりした音だ。
まだ慣らしの段階で聴き流しだが、結構安定した音が出てる。
真空管アンプが良くなったので嘸かし差が出てるかと思ったが、トランジスタアンプも結構頑張ってる。平面な音かと思ったが、奥行きが出てる。独特の空間感。なんか真空管アンプに引っ張られた感じ?
今までは2~3日で飽きてしまうが、今回もそうなのか。
インピーダンスについて考えてみた。
プリについては記載がなかったが、バランスアンプなので600Ωかと思う。
以前真空管のアンプで受けるときは600Ωだったので間違いないと思う。
パワーアンプの方はMAIN‐INは47kΩなので、バランスで使うと半分の23.5kΩとなるのか?
本来600で受けたいのだが仕方ない。4倍か。
バランスアンプはノーマルに対して左右でプッシュプルするから出力は2倍になり、インピーダンスは半分になるのでさらに倍の出力になる。
ということなのかもしれない。
以前は強力な低音と思ってたが、今日は大したことがない。こうやって見るとミスマッチなのかもしれないし、真空管システムがトランジスタを超えてしまったのかもしれない。
それから当時は真空管パワーアンプにIPTとして600Ω:600ΩのTF‐3を使ってたが、二次側に600Ωの抵抗をプッシュとプルに繋いでたのでいけなかったのかもしれない。
何か力のない感じだった。
今なら上手くいくような気がする。
20200804