昨日の出力インピーダンスを630Ωにしたときの音は結構良かった。しかしこれは数字が良くなったことのプラシーボと思う。今思うとなんか物足りないような・・・・
今のシステムの気になってるところは、
①パワーアンプの入力インピーダンス。及びプッシュとプルの電圧差。
②プリアンプのラインアウトトランスに付いているインピーダンス補正用の抵抗とコンデンサー
③フォノイコの段間トランス。
まずは①。パワーアンプの入力インピーダンスをどうするか。
プリの出力に600Ω固定抵抗を繋ぎ、出力電圧を1V1kHzに合わせる。次に固定抵抗を外してパワーアンプを繋ぎ、この時のプリアンプの出力電圧を測定。変わればその電圧差によりインピーダンスを算出しようと考えた。
結果は1V。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/99/2f5f853a66aea8c3e6cccd9f15532713.jpg)
このアンプの設計した等々力という人は600Ωの伝送をしてると記事に書いてたので多分600Ωで設計してると予想はしてた。
パワーアンプの電源切りで1V、電源入れても1V。
600Ωで伝送出来てるとすると、この辺がトランスのインピーダンス表記の所以かもしれない。
プッシュとプルの電圧差は、出力管のプッシュプルに影響有ると思い測定したが、12AX7でコンマ数Vと思ってたより小さいのでこれで良しとした。
②プリアンプのラインアウトトランスに付いてるインピーダンス補正用の27kΩ抵抗と100pFのコンデンサーをハズし、出力インピーダンスを測定。結果は610Ω程と、さらに600Ωに近付いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/4f/37b280b2bd21b4f9f213ddd630be2296.jpg)
グラフの赤い線とほぼ重なってる青の線。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/38/839f755386a10a1b29a6e0a9ba90d1e5.jpg)
③フォノイコの段間トランスは、新しいものを購入するつもり。なので違うLCRフォノイコを繋いでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/39/c39277733e6ab7a9e5f39b9daf0e5db7.jpg)
参考にこのフォノイコのF特を測ってみたが、低域は充分に伸びていた。赤い線。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ad/3b92dee13cea78185182d1985f2aa9e6.jpg)
もっとクリアな音だったような気がするが、そうでも無い。CRタイプやNFタイプより癖が無い。
少し音量を上げてCD・LPを掛けてみたが、少しうるさい。聴き疲れする音の様だ。エネルギー感は凄い。プリから電流をぶっこんでると言う感じ。
ただ、滑らかとか、さらっとした感じは無い。個性が無くなってしまった。
そして薄々感づいていたが、高音のチャキチャキ音が聞こえる。
薬師丸ひろ子のLPでは聴こえなかった高音が聞こえる。もう私の耳は難聴で高音は無理かと諦めていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7d/7a/8ac871f26baeb9e4c4ec15e76075d4a9_s.jpg)
前のプリとパワーはどこかおかしかったのかもしれない。
もしかしたらこの音、飽きてしまわないか、ちと心配ではある。
そこでMfD‐4を繋いでみたが、大人しい感じで鳴った。
もうロー出しハイ受けには戻れないかもしれない。